インドのコロナ感染の異常な拡大から学べる教訓

スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに

ふと朝日新聞の9月19日の朝刊にインドでコロナ感染者が増加している内容が書いてある記事を目にしました。『大国インド 感染急拡大 新型コロナ世界3000万人超』というタイトルの記事です。

これをきっかけに、なぜいまだに感染者数が増加しているのか考察し、そこから学べる教訓を考えてみましたのでお伝えします。

なぜインドでは感染者が増加しているのか

結論から言いますと新聞記事には以下の理由が書かれていました。

  • 手洗い設備が未整備
  • 過密な住宅環境で飛沫感染が避けられない
  • 医療体制が足りていない
  • 都市部から大勢の人が農村部に移動した
  • 6月から厳しい制限を解放して経済活動を再開させた

察するにそもそもの人口が日本の10倍以上で、何年か先には中国も抜くほどの勢いで増加していることから、人口過密な環境が要因と考えられています。日本と比して、衛生面でも問題があるように思います。

これを考えると日本に住んでいる私たちは手洗いを徹底したり、3密を避けることで随分リスクを減らせていますね。このことを考えるだけでも感謝できます。

その感謝をさらに深めるために世界の感染状況を大まかにお伝えします。

世界のコロナ感染者の状況 9月18日

米ジョンズホプキンス大学の集計で世界の新型コロナウィルスの累計感染者数が9月18日、3千万人を超えました。死者数も94万人を超えています。

最も感染者が多いのは米国で約667万人です。インドとブラジルが続き、この3カ国で感染者全体の半数以上占めます。中国での初の発症者が出たとされる昨年12月以降、約9ヶ月で世界のおよそ260人に1人が感染した計算になります。

同大学によると感染拡大は188の国・地域に及んでいます。累計感染者数は9月18日午後5時時点で3018万3223人で、死者は946,158人です。

累計感染者数は6月末に一千万人を超え、その後は43日間で2千万人、38日間で3千万人に達しました。7月、8月で大幅に増えています。世界全体ではここ数週間、1日あたり27万人前後が新たな感染者として報告されています。

米国とブラジルは減少に転じていますが、インドでは感染拡大が続いていて、世界全体の3割近くにあたる8万人弱が1日で感染しています。

一旦は収束に向かっていた欧州でも、スペインやフランスで再び感染者が増え始めていて、全体の感染者数を押し上げています。

インドで感染者数が補足している状況の補足情報

世界で2番目に多い13億人超の人口を抱えるインドで、新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。感染者数は累計で521万人に達しています。

インドの医療体制が十分ではない

先月末には、感染して入院していた前大統領が死亡し、国内に衝撃が広がりました。今月14日に開会した国会では、直前のPCR検査により、上下両院で32の議員と約50人の職員が感染していることが判明しました、農村部で検査を受けた人の約7割が既に感染していたとする政府系研究機関の調査結果があります。

下の写真はPCR検査を受けている様子です。新聞の写真を拝借させていただきました。

インドの公衆衛生の専門家はこう指摘しています。

「手洗い設備の未整備が感染拡大の大きな理由だろう。病院でさえも基本的な手洗い設備がない場合があり、院内での感染が多く報告されている

懸念されているのは、もともと脆弱な医療体制がさらに厳しい状況になっていることです。世界銀行によると、インドの病院の病床数は1千人あたり0.7床で、世界平均の2.7床を大きく下回っています。重症患者に必要な集中治療室が大都市を中心に特に不足しており、医師の数も足りていない状況です。

病院を訪れた患者がたらい回しになる事例も多数報道されています。地元メディアによると、東部コルカタでは7月、感染した18歳の少年が3つの病院から受け入れを拒まれました。母親が治療しなければ自殺す、と主張してようやく受け入れましたが、少年はまもなく死亡したということです。

人口が過密すぎる環境での人々の往来が原因

貧困層が暮らすスラム街など過密の住居環境では、飛沫感染のリスクも大きいとされています。インドでは3月下旬〜5月末に感染拡大防止のために厳しい外出制限等が行われ、職を失った1千万人以上の出稼ぎ労働者が大都市から故郷などに移動しました。

農村部に感染が拡大する原因にもなったとされます。6月以降に経済活動を徐々に再開させたことも感染者増加の背景にあるとみられています。これを考えますと日本の状況はまだまだマシです。

米国、ブラジル、インドなど多い国では桁違いの感染者が出ていて加えてインドではなお増え続けていることが分かりました。インド程ではないものの増え続けている国は他にもあります。

インドで感染者が増え続けていることから感じた教訓

インドでは下記の理由でコロナ感染者が増え続けていることが分析で分かりました。

  • 手洗い設備が未整備
  • 過密な住宅環境で飛沫感染が避けられない
  • 医療体制が足りていない
  • 都市部から大勢の人が農村部に移動した
  • 6月から厳しい制限を解放して経済活動を再開させた

なんだかんだで言って日本は医療体制は世界的見地でまだいい方だ、と言えるでしょう。手洗いなど衛生面でもいい方です。人によっては難しいかもしれませんが、3密を避けるだけで感染リスクはだいぶ下げることが出来ます。

つい狭い見地で文句を言いたくなる場合、グローバル的見地で自分がいかに恵まれているかを思い起こすことがメンタル面で助けになります。あくまでも私見ですが参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました