コロナ変異株 今分かっている4つの型と3つの懸念 2021年5月18日

スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに

昨年のコロナウイルス拡大の始まりでは「3密」という表現が流行していました。
ところが今や、3密に注意すればいい、という警戒レベルでは不十分です。

 

新型コロナの変異株の危機が解明されつつあり、現実に世界中で、3月末から感染者が爆発的に増えているからです。

 

朝日新聞5月16日の朝刊「変異株 新たな危機」というタイトルの記事を見て、今分かっている変異株に関する基本的な事実を勉強しようと思ってまとめてみました。

 

残念ながら、今はまだ感染防止の警戒を緩める時ではないので、「うつさない、うつらない」を続けるモチベーションになれば嬉しく思います。

 

7月7日追記:変異株に関してもワクチンの効果がある理由に関して分かってきました。詳細は下記の記事で。

国内のワクチン接種はウイルス感染より感染防止の抗体を効率よく作れる?

全都道府県で変異株が確認された事実

 

まず5月の大型連休という、本来であればさわやかな気候の直後に感染者が相変わらず飛躍的に増加しています。

以下の全都道府県の感染者合計の推移から1万人以上増えています。

  • 4月30日〜5月6日まで33559人
  • 5月7日〜5月13日まで44823人

変異株に関しては5月2日までの1週間で10780人で、4週間前は合計約2000人でした。変異株のことは以前から話題にはありましたが、4月末から急激に拡大しています。

 

そもそもウイルスがなぜ変異するのでしょうか?

コロナ変異株とは?

ウイルスが変異することは珍しいことではない

新型コロナの場合、平均2週間で約3万文字ある遺伝子情報のうち、1カ所が変わったウイルスが出現します。

ほとんどは大きく影響しませんが、時に大きく影響することがあります。

その一つが有名な英国製のN501Yです。

N501Yとは?

Nはアスパラギン、Yはチロシンというアミノ酸の表記です。

新型コロナのスパイクタンパク質は、1273個のアミノ酸で構成されています。

その501番目のアミノ酸が従来のNからYに変異したものです。

変異はどのようにして起きるのか

新型コロナは人の細胞に感染すると、遺伝子情報をコピーして増やし、ウイルス自体が増えていきます。

その過程で遺伝子情報のコピーミスが起きてN→Yのような変異が起きます。
変異は一つだけではありません。

英国の変異株は短期間の間でいくつもの変異を獲得した

免疫が十分に働かない人の体内で、長く感染が続いた

と考えられています。

現時点で世界保険機関が指定した4つの変異株についてお伝えします。

世界保険機関が指定した4つの変異株 2021年5月18日

変異株といっても厳密に言えば、たくさんの種類があります。

その中で懸念される変異株は以下の4つです。

  • 英国型  N501Y
  • 南アフリカ型 N501Y E484K
  • ブラジル型 N501Y E484K
  • インド型 L452R

それぞれの型で見つかった変異の特徴を記号で記しています。

インド型は変異にN501Yがないのが特徴で連日30万人〜40万人の感染者が出ています。

なぜこうした違いの知識が役立つのでしょうか?

それは今からお話する3つの懸念がいっそうクリアになります。

変異株拡大の3つの懸念

3つの懸念とは感染力と重症化リスクとワクチンが効きにくくなることです。

感染力 従来株の1,3倍

感染者一人が何人に感染させるかを示す実効再生産数の平均値は従来型が0,94で英国型は1,23でした。

大阪や東京では緊急事態宣言が出された時なので、英国型は抑えきれませんでした。

重症化 死亡リスク1,6倍

英国型は従来型より死亡リスクが1,6倍と推計しています。

入院に関して、20〜30代は3倍、40〜50代は2倍です。

南アフリカ型、ブラジル型は20%が入院、2%がICU治療です。

従来型では7,5%が入院、0,6%がICU治療でした。

免疫 ワクチン効きにくい変異が出現

今のところ英国型に対してはどのワクチンも大きな問題は確認されていません。

ところが、南アフリカ型やブラジル型に対してはファイザー社製ワクチンでもやや効果が落ちています。

2回目の接種から2週間以上経った場合、英国型で約90%の予防効果がありましたが、南アフリカ型では75%でした。

ただ現時点では、南アフリカ型などデータ分析が少ない状況にあります。

終わりに

今回はコロナ変異株に関する以下のことをまとめました。

  • 変異株の4つ型は英国、ブラジル、南アフリカ、インド
  • 懸念点は、感染力、重症化、ワクチン効果の減少

日本国内でのも変異株が検出される割合が増えていて、新たな脅威となっています。

大都市で緊急事態宣言が継続中ですが、まだまだ抑え込めるに至っていません。

変異株の感染力が従来より大きいと考えられています。

5月中旬からワクチン接種が始まり、感染者数も少なくなることを期待したいところです。

今回は変異株が従来型よりどれほど強力かを新聞記事の情報をもとにまとめました。

ワクチン接種の効果に関しても新たな情報が確認でき次第お伝えしたいと思います。では。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました