新型コロナの飲み薬の開発 いよいよインフルエンザのように使えるか

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新型コロナの飲み薬も治験は最終段階

新型コロナの飲み薬が実用化されれば、新型コロナを季節性インフルエンザのように扱うことに近づくという期待が政府内にあります。

朝日新聞9月30日の朝刊「コロナ飲み薬 開発急ピッチ 海外先行 塩野義も最終治験」の記事から情報が確認できたので、コロナの飲み薬の開発がどの程度進展しているのか、内容をまとめてみました。

「治験が最終段階」と表現されていることから、いいところまで進んでいることが伺えます。

第5波では自宅療養者が急増中に飲み薬がほしかった

第5波では自宅療養者が10万人を超えました。医療機関ではすべての患者に対応することは難しい状況です。

現在、国内で承認されている治験薬は、抗体カクテル療法と呼ばれる「ロナプリーブ」と「ソトロビマブ」です。

コロナ治療に使う抗体カクテル療法を分かりやすくまとめてみた 

軽症者に使えますが、どちらも点滴薬です。ロナプリーブは既に自宅療養者への往診でも使え、ソトロビマブも同じように使えるよう検討中ですが、点滴中と経過観察を含めてその時間は医療従事者が患者に対応する必要がある段階です。

2つの点滴薬はいずれも製造に費用がかかるため高価になりやすく、買い上げる国の負担も大きくなります。

現時点での使用されている治験薬は、まだ「一般的に実用的」とまでは進んでいないため、もっとシンプルな飲み薬の開発に対する期待は大きいのですが、付随して必要なことがあります。

抗原検査のキットを使って感染の有無をすぐに診断できる体制が必要

繰り返しますが、飲み薬が実用化されれば、患者に広く使えるようになり新型コロナを季節性インフルエンザのように扱うことができるようになります。ただ本当に実用化するためには、インフルエンザの診断で使われている簡易キットを使ってすぐに感染の有無を診断できる環境が必要になります。

感染症に詳しい新潟大学の公衆衛生学教授はこうコメントしました。

 

飲み薬とともに、感染の有無を安価に素早く判断できる検査の仕組みを整える必要があります。インフルエンザの場合、感染を疑われる患者が医療機関を受診すると抗原検査の簡易キット使ってすぐに診断し、飲み薬を処方できる体制ができたことで重傷者を減らせるようになりました。

 

飲み薬はウイルスがこれ以上増えないようにするための薬です。新型コロナに感染したと思ったらすぐに飲み薬を使える体制がなければ、効果を十分に発揮することができません。

 

わたしも過去10年以内に発熱して医者に受診したところ、簡易キットによる抗原検査の結果、インフルエンザだったことが2回あります。

 

5日分の薬を処方されました。数日で熱は下がりましたが、元に戻るまで3週間くらいかかりました。

ところで新型コロナの飲み薬はどのような薬なのでしょうか

新型コロナの開発中の飲み薬

開発中の主な新型コロナ飲み薬の企業名、薬名、開発状況をシンプルにまとめると下記のようになります。

  • メルク・モルヌピラビル・最終段階の治験、早ければ年内申請
  • ファイザー・PFー07321332・最終段階の治験、早ければ年内申請
  • ロシュ・ATー527・最終段階の治験、2022年に申請
  • 塩野義製薬・Sー217622・最終段階の治験、早ければ年内申請

それぞれを補足します。

  • 米メルクのモルヌピラビルは最終段階の治験に進んでいて、10月にも治験結果をまとめ、年内に米国で緊急使用許可を申請する見込み
  • 米ファイザーも治験は最終段階で、年内の緊急使用許可申請を目指します。いずれも米国への申請に伴い、日本の厚生労働省にも承認申請される可能性があり
  • 他にスイスのロシュも治験は最終段階に入っていて、2022年にも申請する
  • 国内企業では、塩野義製薬が9月29日に都内で会見し、最終段階の治験を開発したと発表。国内で無症状や軽症の患者約2000人の治験をし、早ければ年内に厚生労働省への承認申請を目指す

薬は1日1階、5日間の服用を想定して、これらの飲み薬の成分がウィルスが増えるために必要な酵素の働きを邪魔し、細胞に感染したウイルスの増殖を防ぎます。処方や服用が比較的簡単で、自宅でも使うことができるのが利点です。

現時点でコロナ飲み薬について分かっていることは以上です。

結論:コロナ飲み薬は早くて年内の申請

新型コロナウィルスの軽症者用の飲み薬の開発が進んでいます。国内で承認されている継承者用の薬は点滴薬しかなく、自宅でも使いやすい飲み薬があれば、新型コロナの脅威を抑えるカギになりえます。

飲み薬は世界中でまだ開発段階ですが、先行するのは海外の企業です。

ただ、効果的に使うには課題が残されていて、インフルエンザの抗原検査のように、医療機関で受診した時に、すぐに感染の有無を診断できる体制が必要です。

という事なので、コロナの飲み薬が実用化されるまではもう半年くらい様子を見る必要がありそうですね。コロナの飲み薬の進展は世界中の注目の的です。新たな情報が確認できれば、またお伝えしたいと思います。では。

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