この記事は、2025年5月時点の情報を基に作成されています。
はじめに
「iPhone 7はもうセキュリティ的に危険で使えない」
「最新のiOS 18にアップデートできない時点で論外だ」
――巷ではそんな噂が飛び交っています。
しかし、わたしは1万5千円で購入した中古のiPhone 7 Plus(128GB)を、バッテリー交換を経て今なおメイン機として使い続けています。
結論から言います。
特定の用途に限れば、iPhone 7 Plusは2025年でも「まだ現役」で通用します。
その最大の理由は、Appleが旧機種向けOSであるiOS 15へのセキュリティアップデートを継続的に提供しているという異例の事実です。
最新の更新は2024年8月で一度途絶えましたが、その後も重要なパッチが配布され続けています。
この継続的なサポートが、セキュリティ上の最大の不安を和らげています。
一方で、最新OSを要求するアプリ(例:ChatGPT関連のExcelアプリなど)が使えないという「機能性の限界」も無視できません。
この記事では、iPhone 7 Plusを使い続ける同志のため、そして中古での購入を検討している方のために、以下の点を2025年最新の情報として徹底検証します。
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セキュリティ:iOS 15の継続更新は本当に信用できるのか?
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アプリ対応:どんなアプリが使えて、どんなアプリが使えないのか?
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延命術:非正規でのバッテリー交換はどの程度効果的か?
安価な中古iPhone 7 Plusの「コスパ最強」の真実と、「買ってはいけない人」の特徴を正直にお伝えします。
🛡️ 2025年5月時点:iOS 15の継続的なセキュリティサポートを検証
iPhone 7 Plusを使い続ける上で、最大の論点となるのが「セキュリティ」です。
最新OS(iOS 18)にアップデートできない機種が、本当に安全だと言えるのでしょうか?
Appleが継続的に提供しているiOS 15のアップデートを分析することで、その答えを探ります。
Appleの異例の対応:iOS 15アップデートの頻度と意図
通常、Appleのメジャーアップデート(iOS 16 iOS 17など)から2世代前後のOSは、サポートが完全に終了します。
しかし、iPhone 7/7 Plusを含む一部の旧機種向けに、iOS 15へのアップデートは断続的に提供され続けています。
意図は「広範なユーザーの保護」
2024年8月の更新から長い期間が空いた後も、地味にアップデートがあるという事実は非常に重要です。
このアップデートの目的は、新機能の追加ではなく、「重大なセキュリティ上の脆弱性の修正」にほぼ限定されています。
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対応の内容: 悪意のある攻撃者が利用できる可能性のある「ゼロデイ脆弱性」や、カーネル(OSの根幹)に関わる深刻なバグなど、放置すればユーザーの個人情報漏洩やデバイスの乗っ取りにつながるリスクをピンポイントで修正しています。
つまり、AppleはiOS 15で動作する何百万ものデバイスを見捨てておらず、「最低限、Webを安全に閲覧し、アプリを動かせるだけの環境」は維持する意図があるということです。
「まだ使える」と判断する最大の根拠
iOS 15にセキュリティアップデートが提供されている限り、基本的なセキュリティ対策は常に施されている状態にあります。
これは、「アップデートが提供されている期間=Appleが安全性を保証している期間」と見なすことができ、「即座に危険で使えない」という巷の噂を打ち消す最大の根拠となります。
ただし、最新機種より劣る点も理解しておく
ただし、当然ながら最新のiOS 18に比べるとセキュリティレベルは劣ります。
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最新のプライバシー機能が使えない: iOS 18や17で導入された新しいプライバシー保護機能(例:アプリのトラッキング防止機能の強化など)は利用できません。
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最新の脅威への即時対応: 頻繁に更新される最新OSに比べ、iOS 15への対応は「重要な脆弱性」に限られます。軽微なバグや、最新OSでのみ対応された新しい種類の脅威に対しては無防備になる可能性があります。
結論:iPhone 7 Plusは、iOS 15のセキュリティパッチが提供されている限り、セキュリティ上のリスクは許容範囲内です。
しかし、最新の防御機能を利用できないという限界も理解し、怪しいアプリやWebサイトを避けるなどのユーザー側の注意はこれまで以上に重要になります。
🛑 iPhone 7 Plusの「限界」はどこにある? 現役続行の二大課題
セキュリティサポートが継続しているとはいえ、iPhone 7 Plus(iOS 15)をメイン機として使う上で、避けて通れないのが「機能的な壁」です。
これこそが、私たちがバージョンアップを検討し始める最大の理由となります。
主な課題は「アプリの動作要件」と「ハードウェアの制約」の二点に集約されます。
課題1:使えないアプリとファイル形式の壁
アプリ開発者は、新しいOSで提供される最新の機能(API)を利用するために、アプリの動作要件を徐々に引き上げていきます。
1. 新規ダウンロード・アップデートができないアプリ
現在、多くのメジャーな新規アプリは、iOS 16以降(またはさらに新しいiOS 17以降)を必須要件とし始めています。
対策:Web版の活用で乗り切る
幸い、多くのサービス(特にChatGPTやSNS、メールなど)は、Webブラウザ版を提供しています。
アプリが使えなくても、Safari経由でアクセスし、ホーム画面にWebクリップを追加することで代替可能です(前述のChatGPTのように)。
課題2:ハードウェアと性能の制約
iOS 15へのセキュリティパッチは提供されても、ハードウェアのスペックは変わりません。特に最新のiPhoneと比べると、体感速度の差は歴然です。
1. 処理速度と体感パフォーマンス
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マルチタスクの遅延: 複数のアプリを切り替える際の読み込みや、重いWebサイトの表示に時間がかかることがあります。
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高負荷作業の限界: 最新の3Dゲームや、動画の書き出し、高度な写真編集などは、処理にかなりの時間を要するか、スムーズに動作しません。
2. 最新の通信技術に非対応
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5G非対応: 当然ながら、5G通信には対応していません。Web閲覧速度は4G LTEに依存します。
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Wi-Fi規格の限界: 最新のWi-Fi 6や6Eなどの規格に対応していないため、最新のルーター環境下でも最高速度は出ません。
まとめ:iPhone 7 Plusは、バッテリー交換とiOS 15の継続サポートにより「基本的なインフラ」としては生きています。
しかし、最新のサービスや利便性を享受するための「機能面」では明確な限界があります。
この限界を理解し、「最新のアプリは使えないもの」と割り切って、通話、メール、Webブラウザ、そして手持ちの旧アプリの利用に限定できる人だけが、中古のiPhone 7 Plusを「コスパ最強」として使い続けられるのです。
🔋 iPhone 7 Plusを「コスパ最強」で使い続けるための延命術
最新機種への買い替えが避けられないかと思いきや、iPhone 7 Plusには現役続行を可能にする決定的なアドバンテージがあります。
それは、中古端末価格の安さと、費用対効果の高いバッテリー交換です。
1. 中古価格の魅力と購入時のポイント
わたしが中古のiPhone 7 Plus(SIMフリー 128GB)を1万5千円で購入できたという事実は、この機種のコストパフォーマンスの高さを示しています。(※2025年現在も、同程度の価格帯で取引されていることが少なくありません。)
最新のフラッグシップモデルが十数万円〜二十万円台で推移する中、数年間のセキュリティサポートが期待できるiPhoneをこの価格帯で手に入れられるのは破格です。
2. 成功体験:非正規店でのバッテリー交換は問題ないか?
iPhone 7 Plusを中古で購入する際、最も劣化しているのがバッテリーです。
しかし、これを交換するだけで、デバイスの体感パフォーマンスは劇的に改善します。
【わたしの体験談】
以前のバッテリーでは、昼過ぎには残量が不安になり、モバイルバッテリーが手放せませんでした。そこで、正規店以外(非正規店)でバッテリー交換を実施しました。
非正規店を選ぶ際のポイントと注意点
「iPhone 7のバッテリーを非正規店で交換してみた」と記事にも書いた通り、費用が正規店よりも安価であるため、非正規店を選んだ方も多いでしょう。
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メリット: 費用が安い(約5千円~8千円)、修理時間が短い(多くの場合即日対応)。
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デメリット: 交換により「バッテリーの状態」が確認できなくなる場合がある(サービス・部品による)。また、今後の正規修理サービスを受けられなくなるリスクがある。
【結論】 交換によって動作は安定し、満足度は非常に高いです。価格と手軽さを優先し、「これで寿命まで使い切る」という割り切りができれば、非正規店での交換は非常に有効な延命術です。
3. iPhone 7 Plusを活かしきるための「割り切りリスト」
「まだまだ使える」という意志を固めるためには、最新機種との比較でできないことを明確に割り切ることが重要です。
✅ まとめ:〇〇な用途なら2025年でも現役続行OK!
「セキュリティ上の懸念がある」「最新アプリが使えない」という噂がある中でも、iPhone 7 Plusは、特定のユーザーにとっては依然として「コスパ最強の現役機」であり続けています。
私自身、中古で購入したiPhone 7 Plusにバッテリー交換を施し、今なお快適に使えているのは、まさにこの機種の耐久性とAppleのサポートのおかげです。
結論:iPhone 7 Plusを「買い替えるべき人」と「使い続けるべき人」
最終的な判断を下すために、あなたの利用目的と照らし合わせてみてください。
1. 【使い続けるべき人】(現役続行OK!)
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予算最優先で維持したい人
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用途が通話、メール、Web閲覧、SNSなど基本機能に限定される人
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「Web版」サービスでアプリの非対応を乗り切る工夫ができる人
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iOS 15へのセキュリティパッチ提供に安心感を得られる人
特に、中古価格1万円台+バッテリー交換費用で数年間のセキュリティサポート付きスマホが手に入るという事実は、サブ機としてもメイン機としても非常に魅力的です。
2. 【すぐに買い替えるべき人】(限界突破が必要)
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最新のセキュリティ機能(強化されたプライバシー設定など)が必須の人
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最新のAI機能(例:公式のChatGPTアプリ)や高負荷なゲームを楽しみたい人
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銀行・決済アプリなど、セキュリティ要件が厳しいアプリをメインで使いたい人
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頻繁にOSのバグ修正や新機能にアクセスしたい人
最終的な結論と同志へのメッセージ
iPhone 7 Plusの寿命を決定づけるのは、ハードウェアの故障よりも、「使いたいアプリが使えなくなること」という機能的な制約です。
しかし、AppleがiOS 15へのセキュリティアップデートを継続的に提供している間は、最低限の安全性が担保されています。
わたしたちiPhone 7/7 Plusユーザーは、この機種の耐久性を最大限に活かし、「コスパ最強」の称号を守り続けましょう。
もし、あなたがこの限界を理解し、割り切って使えるなら、iPhone 7 Plusは2025年でも、あなたの期待に応える「現役機」であり続けます。
📣 最後に、同志の皆さまへ
現在、あなたのiPhone 7 Plusで動かなくて困っているアプリはありますか?
もしよろしければ、**「iPhone 7 Plusで〇〇アプリが使えなくて困っている」**といった具体的な体験談をコメント欄で共有していただけると、他の同志たちの参考になるかと思います!
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