古いAndroidスマホ(Android 5.x世代)の現在地:【2025年版】活用できる機能とセキュリティの限界

6年前に購入した古いAndroidスマートフォン(今回はhonor 6 plus / Android 5.1.1)を今、再び起動させてみました。

「家に眠っている昔のスマホ、何か使い道はないかな?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、メイン機としての利用はセキュリティとアプリの制約からほぼ不可能です。しかし、使い道を限定すれば、まだまだ現役で活躍できる余地があります。

本記事では、この古いAndroid端末を実際に使ってみて判明した、「今使える機能」と「絶対にできないこと(セキュリティ上の限界)」を正直にお伝えします。

読み終えれば、ご自宅に眠っている古いスマホを「YouTube専用機」や「Webラジオ端末」といった安全かつ有益なサブデバイスとして復活させるための具体的なヒントが得られるはずです。


 

1. 動作環境の確認:なぜこの機種(Android 5.x)は古いのか

 

今回、サブ機として再起動させたのは「honor 6 plus」です。この端末を現在の視点から見て、最も致命的な点はOSのバージョンにあります。

最終OSアップデートは2017年の7月でAndroid 5.1.1。これが、現在この端末をメインで使えない最大の理由です。

2025年現在、Androidはバージョン15に迫ろうとしています。5.1.1というOSは、アプリの対応だけでなく、セキュリティ面でも大きな壁となって立ちはだかります。当然ながら、最新のOSに更新できないか調べましたが、該当する更新ファイルはダウンロードできませんでした。よって、Android 5.1.1のまま使っています。

 

2. 致命的な限界点1:OS更新ができないことによる「セキュリティの空白」

 

OSの更新ができないことが、この端末にSIMカードを入れてメイン利用するのをやめるべき最大の理由です。

Android 5.1.1のサポートは数年前に完全に終了しています。この古いバージョンのOSやブラウザでは、最新のセキュリティパッチが適用されていません。

これは、機密情報を扱うようなウェブサイト(銀行、ネットショッピングなど)を閲覧した場合、通信が暗号化されずに情報が盗み見られるリスクがあることを意味します。

 

【活用上の絶対条件】

 

SIMカードは絶対に入れないこと。 私はモバイルルーター経由のWi-Fi接続で利用していますが、自宅の固定Wi-Fiでのみ使用し、個人情報や決済情報を扱うアプリ・サイトは一切開かないようにしましょう。

 

3. 致命的な限界点2:QR決済や仕事アプリは「ほぼ全滅」

 

セキュリティだけでなく、使えるアプリが限られるという点も、この世代の端末の大きな壁です。

実際にアプリをダウンロードしようとして気づきましたが、多くの主要アプリがAndroid 5.1.1のサポートを終了しています。

  • QRコード決済アプリ(楽天Payなど): ✕ ダウンロード不可・動作不可
  • Microsoft Office系(Word、Excel): ✕ ダウンロード不可
  • コンビニ印刷アプリ(PrintSmashなど): ✕ ダウンロード不可
  • 多くのSNSアプリ: ✕ 最新バージョンはほぼ不可

現在、多くのアプリはAndroid 8.0(Oreo)以降を最低動作保証バージョンとして設定しています。逆にGoogle系のアプリはほぼダウンロードできましたが、これではメインスマホの代わりにはなりません。

また、メインスマホ(iPhone 7 Plus)と比べると、honor 6 plusは全体的に動作がカクカクする感じがあり、動きの差が気になってしまいます。

 

4. 古い端末だからこそ割り切れる!「限定専用機」としての活用

 

致命的なデメリットを理解し、用途を絞り込めば、この端末はまだまだ使えます。

古い端末のバッテリーや動きの「カクカク感」を許容できる限定的な役割を与えましょう。

 

1. 動画視聴の専用端末として

 

【結果】 YouTubeなどの動画視聴は、画質や音質に大きな問題はなく、視聴は可能です。

メイン機のバッテリーを節約したい時や、BGM代わりに音を流しておきたい時など、リビングやキッチンに置いておく「動画専用機」として優秀です。

音質はiPadやiPhoneと比べると劣りますが、「聞きたい音楽が聞けるだけでもよし」と割り切って時々鳴らしています。

 

2. メール受信・通知確認の専用端末として

 

【結果】 メール受信のレスポンスは、自分のメールアドレスへのテスト送信では、メイン機よりも早く感じるほど快適でした。

重要なメールアドレスとは別の、連絡用のメールアドレスや確認用のメールアドレスの受信専用にし、返信や文字入力はiPadやPCで行うという「受信・確認特化」の使い分けが効率的です。

 

3. シンプルなデジタルツールとして

 

【結果】 タイマー、アラーム、ストップウォッチなどの時計に関する機能は問題なく動作します。

料理や運動時など、メイン機を汚したくない・触りたくない場面でのタイマー専用機として活用できます。

また、手帳型ケースをせっかく買ったので、この用途で活かしていきたいと考えています。

 

5. まとめ:古いAndroid端末(5.x世代)の最も安全で有益な活用法

 

honor 6 plusを再起動した結果、現在の古いAndroid端末の活用方針は以下のようになります。

  1. セキュリティリスク大: 個人情報や金融情報を扱うアプリは絶対に利用しない
  2. 接続はWi-Fi限定: SIMは抜いて、インターネット接続は自宅Wi-Fiに限定する。
  3. 限定用途に特化: YouTube視聴やアラームなど、割り切った**「専用機」**として使う。

OSがAndroid 6.0などに更新できれば、もう少し使えるアプリが増えて使い勝手が良くなる可能性はありますが、現状のAndroid 5.1.1では「できること」は限られます。

それでも、捨てるには惜しい、限定的なサブ機として役立たせる道は残されています。

今から6年前に、楽天モバイルで3万円でhonor6 plusを購入しました。

 

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