ハウスクリーニング作業で苦戦する一つに浴室鏡の汚れがあると思います。
積層になった石鹸カスやカリカリに固まった鱗上のカルキ汚れなどなど…
実は作業者にとっては、石鹸カスの汚れはどんなにひどくても、それほど苦労しません。洗剤をつけおきして、水で流しながらメラミンスポンジで回転させるように擦ればほぼ完璧に落ちるので。
それよりも、一見それほど汚く見えませんが、カリカリについたウロコ状の水垢の方が苦戦します。不思議ですね。
でも、それほど苦労することなく、完璧とは言えないもののそこそこ綺麗になる方法がわかってきました。今回はその作業体験を投稿します。
以前にも似たようなことを書きましたが、今回はもうちょっとシンプルな方法が分かりましたので、いわば改訂版。
【風呂の鏡のウロコ】酸性洗剤&流水しながらカッター刃でOK!
タイトルに書きましたが、少し使い古したカッター刃が活躍します。新品だと下手すると傷をつけてしまうのでやめた方がいいかも。
では、早速。
これは、築数年のワンルームマンションのお風呂の鏡です。
まだ比較的新しいですが、お風呂場の鏡はどうしても水垢が固着します。
綺麗な方が珍しいですね。
一見それほど汚れていませんが、下から見るとこのように気になる程汚い…
しかも、素人の方では綺麗にするのは難しいと思います。下手にスポンジで擦って傷つけてしまっているものも時々あるからです。この傷はプロの作業者でも、もうどうしようもない…
さて、どうするか?
ズバリ、まずは酸性の洗剤を鏡全面にたっぷり塗布します。
塗布するのは柔らかいスポンジで。
わたしは業務用の酸性洗剤を使いますが、なければサンポールなどのトイレ用洗剤でもいいでしょう。匂いが気になる人もいるかもしれませんが。
酸性の洗剤は長時間置く必要はありません。酸性の洗剤はアルカリ性よりも汚れにすぐに反応するからです。
逆に垂れた洗剤が壁に跡になってしまうことがあるので、すぐに拭いた方がいいですね。
そして、マジックリンなどの空容器に台所用の中性洗剤を少し垂らした水溶液を作り、それを左手で噴霧しながら、使い古したカッター刃で滑らすように縦に擦っていきます。
縦と書いたのは万一傷がついたとしても横よりも目立ちにくいからです。
でも、中性洗剤で滑らすように擦れば傷がつくことはありません。うん、作業体験から実証済み。
特に上の方が水垢が硬いので、シャカシャカと突起状のカルキを削る音がなくなるまでこのように力を入れずに丹念に繰り返していきます。そのようにしてカッター刃を滑らしていくと鏡全面が突起状のプツプツとついたものが全くなくなるように滑る感覚になっていくことに気づきます。そこで試合終了。
一旦、鏡を拭き上げるとこのようになりました。
よく見ると、うっすら汚れが見えますが、立体的な汚れは全てなくなりました。
このくらいになれば、十分満足していただけると思います。
ここから、もう少し頑張ることもできます。
100均で売っている、多目的クレンザーという研磨剤を乾いたタオルにつけて鏡全面を撫でて、それを一旦水で流し、綺麗なタオルで拭き上げるとさらに綺麗になりました。(写真がなくて申し訳ありません)
このことがわかってから鏡の水垢カルキ汚れも怖くなくなりましたね。綺麗になっていくのが楽しいです。注意点として、元々ついていた傷や点々状の化学変化による変色はもう取れないので、ムキになる必要はありません。そこで止めましょう。間違っても硬いもので擦らないように… 逆に傷がついて改悪になります。
YouTube見ていると研磨するための機械を使っていたり、ウロコ落としのような商品が売っていますが、このシンプルな方法の発見により、それらはほとんど使わなくなりました… シンプルな作業方法が発見できて嬉しいです。
ということで、今回は以上です。
凸凹床と扉のアクリル板が汚い風呂場の掃除のコツが分かった(作業日記)
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