ガラス戸外側のコーキング黒ずみ汚れ、意外なアレでピカピカに!」

ベランダに出るガラス戸の外側の下にあるコーキングに溜まったこの黒い汚れ…気になりませんか?

場所は大阪市梅田付近のワンルームの賃貸マンション。

築2018年なので、比較的新しいです。

ところが、排ガスで嫌でも汚れが溜まってこのような状態になります。

スポンジで擦っても、カビではなく排ガス汚れなのに濡れた雑巾で拭いた程度では全然落ちない割と強敵汚れです。

ハウスクリーニングの作業者なら一手間取られているのではないでしょうか?

落ちない汚れではありませんが、もうちょっとスッと落としたいですよね。

こうしたらスッと取れました、という仕事日誌を短く書きたいと思います。

 

まずは、コーキングに溜まった排ガス汚れは、どうしてなかなか落ちないのか、まずはそれを知る必要がありますよね…

 

コーキングについた排ガス汚れはなぜしぶといのか

 

排気ガス汚れがコーキングに付着すると、単なるホコリや泥とは異なり、非常に落ちにくくなるにはいくつかの理由があります。

 

1. 排気ガスの「油分」と「スス」が混じり合っているため

 

排気ガスには、燃焼しきれなかったガソリンやオイルのスス(カーボン)や油分が微粒子となって含まれています。

この油分とススが混ざり合い、コーキング材の表面にこびりつくと、水だけではなかなか落ちません。

まるで、油と墨汁を混ぜたような、非常に粘着性の高い汚れになります。

あまり意識しませんでしたが、排気ガスは結局油分なんですね…

 

2. コーキング材の特性

 

多くのコーキング材は、ゴムのように柔らかく弾力があり、この表面の細かな凹凸や、わずかな粘着性が、空気中の排気ガスの微粒子をしっかりと吸着してしまう性質があります。

一度吸着すると、時間の経過とともに汚れが深く入り込み、定着してしまうため、簡単に拭き取るだけでは落ちなくなります。

表面に付着しているだけ…というより染み込んだ汚れだからです。

 

3. 「ブリード現象」

 

コーキング材には、柔軟性を保つために「可塑剤(かそざい)」という成分が含まれていることがあります。

この可塑剤が経年劣化により表面に染み出してくることがあります。

この可塑剤はベタベタしているので、空気中のホコリや排気ガスのススを吸着し、黒い汚れとして目立たせてしまう…この現象を「ブリード現象」と呼びます。

こういうこともあるかもしれませんが、この現場ではそこまで劣化していないので、この現象ではないですね…

 

4. 放置すると汚れが固着・劣化する

 

汚れを放置しておくと、太陽の紫外線や雨風にさらされ、汚れがさらに頑固に固着します。

また、排気ガスに含まれる酸性の成分が、コーキング材を徐々に劣化させることもあり、劣化が進むと、表面がひび割れたり、ザラザラになったりして、さらに汚れが付きやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。

このコーキングはまだ表面のざらざら劣化はありませんでした。

なので、油分と染み込んだ状態のため、ちょっとやそっとでは落ちない、という汚れになってしまってたんですね。

では、どうやって綺麗にするか…

準備したのはたったこれだけ

準備したのは、マジックリンと100均で売っている焦げ取りスポンジです。

この写真のようにマジックリンをたっぷり噴霧。1分も置きませんでした。

そこで焦げ取りスポンジで軽く撫でるように擦ります。

本当に軽く擦っただけでここまで落ちました。

写真は半分擦った状態です。差は歴然としています。

これだけなったら、もう十分。

こんな箇所で手こずってられないので、さっさと綺麗にしてしまいます。

最終的にはこうなりました。

コーキングがピカピカになりましたね。本当に内側ではなく外側です。

では、なぜこの方法が良かったのでしょうか?

マジックリンと焦げ取りスポンジがなぜ効果があったか

 

結果から言えば、マジックリンと焦げ取りスポンジの組み合わせは、これらの複合的な汚れに非常に効果的だったということになります。

  • マジックリン(アルカリ性洗剤):排気ガスに含まれる油分を分解する働きがあり、油分が分解されることで、ススやホコリが浮かび上がり、落ちやすくなります。
  • 焦げ取りスポンジ(研磨効果):焦げ付きを落とすための細かな研磨粒子が、コーキング材の表面にこびりついたススや固着した汚れを物理的に削り取る役割を果たします。

この組み合わせが、化学的な作用(マジックリン)と物理的な作用(スポンジ)の両方で頑固な汚れにアプローチしたため、綺麗に落とすことができたわけです。

コーキングについた汚れは、単なるホコリではなく、油分と固形物が混じり合った複合的な汚れであり、さらにコーキング材自体の特性も相まって非常に落ちにくい、ということがわかれば、キッチンのコーキングについた油を綺麗にするのと一緒です。

ということで、まとめに入ります。

まとめ

ここの部分は、どうせ外側だし今までは他の箇所よりそれほど気を使いませんでした。

濡れた雑巾で拭く程度。

それでは、パッとしないんですよね。

ちょっとの手間でスキっとしたい!

まさにそれが、マジックリンと焦げ取りスポンジの組み合わせです。

汚れの油分をマジックリンで分解し、焦げ取りスポンジでうまいこと研磨する、それが功を奏しました。

ちょっと一手間でこんなに簡単に落ちるなんて驚きです。

もし同じように困っている方がいたら、ぜひこの方法を試してみてくださいね!

ということで、今日の作業日誌は以上です。

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