はじめに:あなたはどちらの「平気だよ」を使いますか?
誰かに「大丈夫?」と聞かれたとき、あなたはどんな英語で答えますか?
“I’m fine.” や “It’s okay.” ももちろん正解。
でも、ちょっと物足りないと感じたことはありませんか?
今回は、もっと自分の気持ちや背景を伝えられる**”I’m used to it.”**という便利なフレーズをご紹介します。
と、このように書いている私も英語学習者です。気づいたことをガンガンブログ記事に書いています。多分この記事に辿り着いた方も私と同じようなレベルの英語学習者だと思います。なので少しでもお役に立てるのではないかと。
ちなみにさっきはこんなことを書きました。
意外と知らない「in」と「into」の使い分け:日常会話で差をつける「into」の秘訣
では本題。
なぜ “I’m used to it.” が便利なの?
“used to” を使って「平気だよ」と表現する場合、そのメリットは**「なぜ平気なのか」という理由を自然に伝えられる点**にあります。
単に “I’m fine.” と言うだけでは、「大丈夫」という現在の状態しか伝わりません。
しかし、”I’m used to it.” と言うことで、「この状況には慣れているから大丈夫」という、より深い背景やニュアンスを相手に伝えることができるわけです。
言い換えると、単に「平気だよ」と伝えるだけでなく、**「慣れているから平気なんだよ」**という理由まで含んでいる魔法のフレーズ。
なので、これを使えば、相手に「ただ強がっているわけじゃないんだな」「本当に問題ないんだな」という安心感を与えられるというわけ。
「単に強がっているわけではなく、本当に大丈夫なんだ」という安心感を相手に与えられる例を挙げると、
- 例: 寒い場所で薄着のあなたに、友人が「寒くない?」と尋ねてきたとします。
- I’m fine. (大丈夫だよ)
- I’m used to the cold weather. (寒い天気には慣れているから平気だよ)
- → 後者の方が、相手は「なるほど、慣れているなら大丈夫か」と納得しやすいでしょう。
そして、この表現には、過去に同じような経験を繰り返してきたというニュアンスが含まれているので、別に初めてではないから、と心配を軽減できます。
- 例: 新しい職場で長時間労働について聞かれたとき
- I can handle it. (平気だよ)
- I’m used to working long hours. (長時間働くことには慣れているから平気だよ)
- → 後者なら、以前から同じような働き方をしていた、という背景をさりげなく伝えられます。
実践編です。
シチュエーションに分けて書きます。
シチュエーション別! “used to” で伝える「平気だよ」
いくつかの具体的な例を挙げて、使い方を解説します。
シチュエーション1:寒い場所で
- 友人:「その格好、寒くないの?」
- あなた:「I’m used to the cold weather.」(寒い天気には慣れているから平気だよ。)
- ➡️ Point: “I’m fine.” と言うより、なぜ大丈夫なのかが伝わり、相手も納得しやすい。
シチュエーション2:仕事や勉強で忙しいとき
- 同僚:「最近ずっと忙しそうだね。疲れてない?」
- あなた:「I’m used to working late.」(夜遅くまで働くことにはもう慣れているからね。)
- ➡️ Point: 過去の経験をさりげなくアピールでき、プロフェッショナルな印象を与えられます。
シチュエーション3:騒がしい場所で
- 友人:「このカフェ、うるさくない?」
- あなた:「I’m used to the noise.」(このくらいの騒音は慣れているよ。)
- ➡️ Point: 新しい環境にもすぐに順応できる、というポジティブな側面を見せられます。
覚えておきたい! “used to” の正しい使い方と注意点
- 形: be動詞 + used to + 名詞 / 動名詞(-ing)
- 例:I’m used to waking up early.(早起きに慣れている)
- 注意点: 過去の習慣を表す “used to + 動詞の原形” とは全く違うので注意しましょう!
まとめ:今日から使える「平気だよ」
英語学習者であれば、ただ “I’m fine.” と答えるだけではもったいない!
ボキャブラリーを増やしていきたいですよね。自然なものにするために…
そのために、理由を添えた「平気だよ」を伝えたいときは、手始めに “I’m used to it.” を使ってみましょう。
ぐっと会話に説得力が増し、コミュニケーションがスムーズになるはずです。
ということで、学習レポートは以上です。


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