英語を学んでいると、「〜の中」を意味する前置詞で「in」と「into」のどちらを使えば良いか迷うことがありますよね。
どちらも似ているようで、実は大きな違いがあります。
このブログでは、「in」と「into」の根本的な違いを解説し、日常会話で役立つ「into」の使いこなし術をご紹介します。
これが分ければ、英語表現はぐっと豊かになるはず。
ということを、ひたすら毎日書いている英語学習者です。
ちなみに、前回はこんなことを書きました。
「慣れる」は「be used to」だけじゃない!ネイティブが使う自然な表現3選
では、本題。
「in」と「into」の決定的な違いとは?
まず、この2つの前置詞の最も重要な違いは、「動き」があるかないかです。
- in:ある場所や状態にすでに存在することを表します。静的なイメージ。
- I am in the room.(私は部屋の中にいます。)
- into:ある場所や状態へ向かっていく動きや、変化を表します。動的なイメージ。
- I went into the room.(私は部屋の中に入っていきました。)
この違いを理解することが、「into」を使いこなすための第一歩ですね。
「into」をマスターする3つの秘訣
「into」は単に場所を指すだけでなく、さまざまなニュアンスを表現できます。
ここでは、特に日常会話で頻出する3つの使い方をご紹介。
1. 「〜にハマっている」という趣味や熱中を表現する
何かに夢中になっていることを話すとき、「into」はとても便利です。日本語の「〜にハマる」という感覚に非常に近いです。
- I’m really into cooking lately.(最近、料理にすごくハマっているんだ。)
- She’s into K-pop.(彼女はK-popに夢中だよ。)
これは、「cooking」や「K-pop」という世界に自分が「入っていく」というイメージですね。
2. 「〜に変わる」「〜になる」という変化を表現する
ある状態から別の状態へと変化する際にも「into」を使います。
これは、あるものが別のものに「変身する」ようなイメージ。
- The caterpillar turned into a butterfly.(毛虫が蝶に変わった。)
- The small project grew into a big business.(小さなプロジェクトが大きなビジネスへと成長した。)
「変わる」を意味するturnやtransformなどと一緒に使われることが多いです。
3. 「〜にぶつかる」「〜と衝突する」という衝突を表現する
偶然誰かにぶつかったり、車が何かに衝突したりする際にも「into」が使えます。
- I bumped into my old friend at the station.(駅で昔の友人に偶然会ったんだ。)
- The car crashed into a tree.(車が木に衝突した。)
この場合の「into」は、何かの対象に向かって、その「中」まで衝撃が及ぶニュアンスを含みます。
まとめ
「in」が静止を表すのに対し、「into」は動きや変化を表します。この違いを意識するだけで、英語表現はより正確に、そして生き生きとしたものになるでしょう。
今回紹介した3つの使い方を意識して、日々の会話で「into」を積極的に使ってみるなら、英会話ワンランクアップは間違いなしです。
最初は少し意識が必要かもしれませんが、慣れてくると自然と口から出てくるようになればこっちのもの。
さあ、今日から「into」マスターへの第一歩を踏み出しましょう!
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