「Fast(ファスト)」と聞けば、真っ先に「速い」を思い浮かべますよね。
でも、英語を勉強していると、突然 「断食」 という意味で登場して、頭が混乱したことはありませんか?
「スピード」と「食べないこと」。
一見、正反対に見えるこの2つをつなぐカギは、実は私たちが車や飛行機に乗るときに使う
「シートベルト」 に隠されていました。
実は、飛行機で必ず耳にするあの一言が、Fast の正体をそのまま教えてくれるのです。
この記事を読めば、
二度と Fast の意味で迷わなくなる「意外な共通点」が、スッと腑に落ちますよ。
1. すべての根っこは「ガッチリ固定」
実は fast という言葉のご先祖様をたどると、
もともとは 「しっかり固定されている」「動かない」 という意味に行き着きます。
ここで思い出してほしいのが、飛行機や車でおなじみのフレーズです。
Fasten your seatbelt
(シートベルトをお締めください)
この fasten(ファスン) は、文字通り
「fast(固定された状態)にする」という意味。
つまり、fast のコアにあるイメージは、
-
しっかり締まっている
-
ぐらつかない
-
びくともしない
という 「ガッチリ固定」 なんです。
2. なぜ「ガッチリ」が「断食」になるの?
では、この「ガッチリ固定」というイメージを、
今度は 「食べること」 に当てはめてみましょう。
昔の人にとって「断食」とは、
単に食いしん坊を我慢することではありませんでした。
宗教的な意味合いも含めて、
-
誘惑に負けない
-
自分の意志を貫く
-
心を揺らがせない
つまり、
「自分の意志をガッチリ(fast)保つ行為」 だったのです。
イメージしてみてください。
-
口をチャックでガッチリ閉じる
-
「食べない」という決意を固定する
この 「心をギュッと締める状態」 こそが fast。
だから、「断食」は Fast と呼ばれるようになりました。
動かない意志の状態――それが断食の本質だったのです。
3. 「動かない」のに、なぜ「速い」の?
ここで鋭い方は、こう思うかもしれません。
「動かない」が語源なのに、
どうしてスピードが『速い』になるの?
ポイントは、
もともとの「速い」が 単なるスピード ではなかった、という点です。
例えば、足元がグラグラの氷の上では、速く走れませんよね。
逆に、
-
地面をガッチリ踏みしめて
-
力強く蹴り出せる状態
だからこそ、人は速く動けます。
昔の fast は、
-
力強い
-
しつこく食らいつく
-
パワー全開で突き進む
といった 「安定した強さ」 を表す言葉でした。
そこから、
「あいつ、fast だな(=勢いがすごい)」
→ 「めちゃくちゃ速い!」
という意味へ進化していったのです。
速さの正体は、実は「固定力」だった。
そう考えると、一気に納得がいきますよね。
4. 最高の覚え方は「明日の朝ごはん」にあり
それでも
「なるほどとは思うけど、忘れそう……」
という方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。
この fast(断食)を一生忘れなくする、最強の単語があります。
それが、毎日使っている Breakfast(朝食)。
単語を分解してみましょう。
-
Break(破る)
-
Fast(断食)
私たちは寝ている間、何も食べない
プチ断食(fast)状態 にあります。
その断食を、
朝起きて最初の食事で 破る(break)。
だから Breakfast。
この仕組みに気づいた瞬間、
fast の意味はもう頭から離れません。
まとめ:Fast を見たら「ギュッ!」と思い出そう
次に fast という単語に出会ったら、
シートベルトを締めるイメージを思い出してください。
-
速い = 地面をガッチリ捉えて激しく動く
-
断食 = 意志をガッチリ固めて食べない
どちらも根っこは同じ、
「固定された強さ」 です。
明日の朝、トーストを一口かじるときに、
心の中でこうつぶやいてみてください。
「今、私の Fast(断食)を Break したぞ」
その瞬間、この単語は一生あなたのものになります。
(あとがき)
言葉の表面だけを見ると、
意味がバラバラに見えることはよくあります。
でも、語源という「根っこ」をたどると、
一つのイメージにきれいにつながる。
そんな 「英語のへぇ〜!」 を積み重ねていくと、
英語はどんどん楽しくなっていきますよ。
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