英語の Hold。
辞書を見ると、こんな意味が並びます。
-
持つ
-
保つ
-
開催する
-
抑える
-
我慢する
正直、こう思ったことはありませんか?
「意味、多すぎない?」
「結局どれを覚えればいいの?」
でも実は、Hold には
たった一つのコアイメージしかありません。
その感覚を一言で言うなら──
「手を離さない」。
この記事を読み終える頃には、
Hold の意味がバラバラに見えなくなります。
1. Hold の正体は「つかんで離さない」
Hold のいちばん古いイメージは、とてもシンプルです。
-
手でつかむ
-
そのまま離さない
-
状態をキープする
つまり、
「対象を自分の管理下に置き続ける」
これが Hold の根っこ。
だからまず基本は、やっぱりこの意味です。
-
I’m holding a cup.
(カップを持っている)
ここまでは直感的ですよね。
2. なぜ「保つ」になるのか?
次に出てくるのが、
-
Hold your position
-
Hold the temperature
この 「保つ」 という意味。
でも、これも不思議ではありません。
物理的に「持つ」
↓
状態を「そのまま持ち続ける」
つまり、
変えずに離さない
これが「保つ」。
温度も、立場も、状況も、
手放さないから Hold なんです。
3. 「開催する」も Hold?
さらに混乱しやすいのが、これ。
-
Hold a meeting
(会議を開く)
「え? 開催ってどういうこと?」
と思いますよね。
でもここでも、コアは同じです。
会議を Hold するとは、
-
会議という場を
-
自分たちの管理下で
-
ある時間、維持する
ということ。
場所も、時間も、流れも
全部こちらが“握っている”状態。
だから「開催する」も Hold になります。
4. なぜ「我慢する」まで行くのか
ここが一番おもしろいポイントです。
-
Hold back your anger
-
Hold on
-
Hold it in
これらはすべて
感情・衝動・行動を我慢する 表現。
でも、よく考えてみてください。
怒りや衝動って、
放っておくと 外に出たがる ものですよね。
それを、
-
押さえ込む
-
外に出さない
-
自分の中に留める
つまり、
感情を手放さず、内側でつかんでいる
これが「我慢する」の Hold です。
5. Fast と Hold は実は兄弟
ここで、前回の Fast を思い出してください。
-
Fast:意志をガッチリ固定する
-
Hold:対象を手放さず保ち続ける
どちらも共通しているのは、
「動かさない」「離さない」
という感覚。
だから、
-
Fast = 固定する
-
Hold = 保持する
この2つは
同じ方向を向いた言葉 なんです。
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6. 最高の覚え方は「手に力が入っている感覚」
Hold を覚えるときは、
意味を暗記しようとしなくて大丈夫です。
代わりに、これを思い出してください。
-
手にギュッと力が入っている
-
離したらダメだと思っている
-
状態をキープしている
その感覚さえあれば、
-
持つ
-
保つ
-
開く
-
我慢する
全部、自然につながります。
まとめ:Hold を見たら「まだ離すな」
Hold の意味が多い理由は、
一つの感覚をいろんな場面に使っているだけ だから。
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物を離さない → 持つ
-
状態を離さない → 保つ
-
場を管理する → 開催する
-
感情を外に出さない → 我慢する
次に Hold を見たら、
心の中でこうつぶやいてください。
「まだ離すな」
それだけで、
どの意味かは自然に決まります。
(あとがき)
英単語は、
意味を並べて覚えるほど分からなくなります。
でも、
一つの動作・一つの感覚に戻すと、
驚くほどスッと整理できる。
Fast と Hold。
この2語がつながった今、
英語の見え方が少し変わっていれば大成功です。
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