英語の Tight。
意味を調べると、またしても混乱します。
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きつい
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しっかり締まった
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厳しい
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親密な
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(お金が)苦しい
「これ、同じ単語である必要ある?」
そう思ってしまうのも無理はありません。
でも安心してください。
Tight にも、Fast や Hold と同じように
ブレないコアイメージがあります。
それは一言で言うと──
「すき間がない」。
この記事では、この感覚だけで
Tight のすべての意味を一本にまとめます。
1. Tight の正体は「すき間ゼロ」
まず、いちばん分かりやすい例から。
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These shoes are tight.
(この靴、きつい)
これはもう説明不要ですよね。
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余裕がない
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ゆるみがない
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ピタッと密着している
つまり 「すき間がない状態」。
これが Tight の原点です。
2. なぜ「しっかり締まっている」になるのか
次によく見るのが、この使い方。
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Tighten the lid.
(フタをしっかり閉めて)
フタが tight な状態とは、
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ガタつかない
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空気も漏れない
-
中身が動かない
まさに 完全に密着している状態。
Fast(固定)や Hold(保持)と違って、
Tight は 「密度」 に注目しているのが特徴です。
3. 「厳しい」はどうして Tight?
ここで少し抽象的になります。
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Tight schedule
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Tight rules
なぜ Tight が「厳しい」になるのでしょう?
答えはシンプルです。
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余裕がない
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遊びがない
-
抜け道がない
つまり、
精神的・時間的にも「すき間ゼロ」
これが「厳しい」の正体。
スケジュールが Tight なとき、
息をつく余裕すらありませんよね。
4. なぜ「親密」になるのか?
Tight の中でも、
日本人が一番ピンと来にくいのがこの意味です。
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We’re tight.
(私たち、仲がいい)
でも、ここでもイメージは同じ。
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心の距離が近い
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壁がない
-
入り込むすき間がない
つまり、
関係性に「すき間がない」状態
だから Tight は
「親密」「固い絆」を表せるのです。
5. お金が「苦しい」も Tight?
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Money is tight.
(お金がきつい)
これも同じ発想です。
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余裕資金がない
-
使える幅が狭い
-
遊びがない
お金の世界でも、
すき間がない=Tight。
ここまで来ると、
もうバラバラには見えませんよね。
6. Fast・Hold・Tight が一本につながる瞬間
ここで、兄弟たちを並べてみましょう。
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Fast:ガッチリ固定されている
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Hold:離さず保ち続けている
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Tight:すき間なく密着している
どれも、
動かさない・逃がさない・ゆるめない
という同じ方向を向いています。
だからこの3語は、
意味も使い方も自然につながるのです。
7. 覚え方は「ギュッと圧縮」
Tight を覚えるときは、
意味を暗記しないでください。
代わりに、
これを思い浮かべてください。
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ぎゅうぎゅうに詰まっている
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余白が一切ない
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押しても動かない
その感覚があれば、
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きつい
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厳しい
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親密
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苦しい
すべて、一本の線で理解できます。
まとめ:Tight を見たら「すき間ある?」
次に Tight という単語を見たら、
自分にこう問いかけてみてください。
「ここに、すき間はある?」
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ない → Tight
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ある → Not tight
それだけで、
意味選びに迷わなくなります。
(あとがき)
Fast は「固定」。
Hold は「保持」。
Tight は「密着」。
英単語は、
難しいから意味が多いのではありません。
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