もしあなたが
「Holdって意味が多すぎて、もう覚えられない…」
と感じているなら、この記事はかなり役に立つはずです。
結論から言います。
**Holdはすべて「逃がさない」**の一言で片付きます。
物理的に「ペンを落とさない」のも、
抽象的に「人に責任を取らせる」のも、
根っこにある感覚は同じです。
この記事では、
ネイティブの感覚を紐解きながらたどり着いた
Holdを「持つ」から「固定する」へアップデートする思考法を、
現場英語の例も交えて分かりやすく解説します。
1. なぜ「持つ」という訳では行き詰まるのか?
私たちは英語学習の初期に、こう習います。
Hold = 手に持つ
もちろん、これは間違いではありません。
ですが、ビジネスやニュースで次の文に出会った瞬間、
多くの人の思考は止まります。
The manager held him accountable for the mistake.
(× 上司はミスの責任の中に彼を持った?)
──そう、この瞬間です。
「持つ」という日本語に縛られたままだと、
Holdが出てくるたびに文章が暗号に見えてしまいます。
ここで必要なのは、
訳語を増やすことではありません。
イメージそのものを更新することです。
2. Holdの正体は「ガシッと固定して逃がさない」
Holdの核心は、とてもシンプルです。
それは
対象をある状態にロック(固定)し、そこから逃がさない
という感覚。
このフィルターを一度かけてみてください。
-
物理的なHold
手に持ったスマホを、地面に「逃げない(落ちない)」ように固定する。 -
抽象的なHold
相手を「責任」や「立場」から「逃げない」ように固定する。
この視点を持つだけで、
Holdが「意味の多い単語」から
一貫した感覚を持つ単語に変わります。
3. ケーススタディ:なぜ上司は彼を “Hold” したのか?
もう一度、先ほどの例文を見てみましょう。
The manager held him accountable for the mistake.
ここでの accountable は
「説明責任がある立場」を意味します。
部下がミスをしたとき、
「それは自分の責任じゃありません」と
責任から逃げようとする。
そこを上司が、
**「これは君の責任だよ」**と
逃げられない場所にガシッと固定する。
だからこの Hold は
「責任を問う」「責任を取らせる」
という強い意味になるのです。
4. 現場英語で分かる「逃がさないHold」
ここからは、
清掃の現場を想定したリアルな例を見てみましょう。
シチュエーション①:清掃のクオリティを妥協させない
(作業が少し雑になっている新人スタッフに注意する場面)
A(新人)
I’ve finished cleaning the lobby.
It’s mostly okay, right?
(ロビーの清掃終わりました。だいたい、いい感じですよね?)
B(責任者)
Wait. Our company has very high standards.
I’m going to hold you to our cleaning standards.
(待て。うちの会社の基準は非常に高い。
君を**清掃基準に固定する(基準から逃がさない)**よ。)
解説
「これくらいでいいや」と基準からズレようとするのを、
責任者が会社の基準にガシッと固定しています。
シチュエーション②:担当区域の責任を明確にする
(シフト引き継ぎの場面)
A(責任者)
You are in charge of the 3rd floor today.
I’ll hold you responsible for its cleanliness.
(今日は3階の担当だ。
そこの清潔さは君の責任として固定する。)
B(スタッフ)
Understood. I’ll make sure it’s spotless.
(了解しました。完璧に仕上げます。)
解説
「3階の汚れは君の責任だよ。逃げられないよ」
──責任の所在を明確に**固定(Hold)**しています。
掃除の現場でも、Holdは大活躍します。
汚れを逃がさないように落とすのと同じで、
意識や責任も、基準に固定する。
それがHoldの本質です。
5. 今日から使える「固定のHold」3つの応用
この「逃がさない」感覚が身につけば、
もう辞書を引く必要はありません。
Hold the line
(電話を切らずに待つ/戦線を維持する)
今の状態を崩さず、
その場に固定して維持するイメージ。
Hold someone to a promise
(約束を守らせる)
相手が約束から逃げようとするのを、
その言葉に固定する。
Hold someone in custody
(人を拘留する)
容疑者を一定の場所に固定し、
外へ逃がさない。
おわりに:もう「持つ」に惑わされない
これから英語を読んでいて
Holdに出会ったら、
心の中でこうつぶやいてください。
「ガシッ!」
「何を」
「どこに」
固定して逃がさないのか?
それが見えた瞬間、
あなたの英語力は
丸暗記のステージを卒業し、
ネイティブと同じ“感覚”のステージへ進みます。
▼ついでにこちらもサクッと覚えましょう。
「保つ」は同じじゃない keep / maintain を「力のかけ方」で整理すると一瞬で分かる
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