either / neither を前にすると、
多くの人はこうなります。
-
語順が逆?
-
not がどこに行った?
-
結局どっちが肯定で否定?
ルールを覚えても、
会話や読解になると毎回止まる。
理由ははっきりしています。
この2語を
「文法」から理解しようとしているからです。
この記事では、
これまでのシリーズで掴んだ
Hold = 固定する
という感覚を使って、
either / neither = 選択肢を固定する英語
として整理します。
結論:either / neither は「選択の状態」を固定している
まず結論です。
| 語 | 固定しているもの |
|---|---|
| either | どちらか一方に固定される可能性 |
| neither | どちらにも固定されない状態 |
ポイントは
👉 人の意見や選択が、どこに“落ち着くか”
を示していること。
1. either は「どちらかに固定される余地がある」
例
You can choose either option.
(どちらか一方を選べる)
これは
「両方OK」ではありません。
-
A か B
-
最終的には一つに固定される
👉 まだ決まっていないが、
👉 固定先は2つに絞られている
これが either の正体です。
会話での either
I don’t mind. Either is fine.
意味は
「どっちでもいい」ですが、
感覚としてはこうです。
-
自分は選ばない
-
でも、最終的にどちらかに固定されるのはOK
2. neither は「どちらにも固定されない」
例
Neither answer is correct.
(どちらの答えも正しくない)
ここで起きているのは、
-
A にも固定しない
-
B にも固定しない
👉 選択そのものを拒否している
だから neither は
否定の力が強い。
会話での neither
I like neither coffee nor tea.
-
コーヒーに固定しない
-
紅茶にも固定しない
👉 選択肢の外に立っている感覚。
3. なぜ語順がひっくり返るのか?
ここが一番の疑問ポイントです。
例
I don’t like coffee.
Neither do I.
なぜ
❌ I neither like coffee.
ではないのか?
答え:先に「固定しない」を宣言しているから
Neither は
文全体を支配する否定です。
つまり、
-
「私はその選択に固定されない」
-
だから
-
neither を前に出す
-
文全体を反転させる
-
👉 語順は結果であって、原因ではない
4. either / neither を Hold の感覚で見る
ここで、シリーズの核心に戻ります。
Hold = 逃がさない・固定する
この視点で見ると、
-
either
→ どちらかに固定される可能性を残す -
neither
→ どちらにも固定されないようにする
英語は
**「思考の置き場所」**を
先に示す言語です。
だから
-
neither / either が前に出る
-
語順が変わる
これは論理的必然。
5. よくある混乱が一気に消える例
❌
I like either coffee or tea.
(言いたいことが曖昧)
⭕
I like either coffee or tea.
(どちらか一方に固定されればOK)
❌
I don’t like coffee or tea.
(口語では通じるが曖昧)
⭕
I like neither coffee nor tea.
(どちらにも固定しないと明確)
6. keep / hold / either / neither が一本でつながる
ここまで来ると、
シリーズ全体がこう見えてきます。
-
Hold:人や責任を固定する
-
Keep:状態を放さず保つ
-
Maintain:管理して維持する
-
Either / Neither:思考や選択を固定する(or しない)
👉 全部、「固定の話」
英語は
単語ごとにバラバラではなく、
同じ感覚が抽象化されているだけです。
おわりに:語順は「考えた順番」
either / neither を見て、
もう怖がる必要はありません。
見るべきは、ただ一つ。
この人は、どこに思考を固定しているのか?
それが分かった瞬間、
語順も、意味も、
自然に見えるようになります。
これで
Hold → keep / maintain → either / neither
シリーズは完成です。
あとは、
この「固定の感覚」を
読むたび・話すたびに使うだけ。
▼この記事の土台はこちらです。
「持つ」だけじゃない! Holdの意味を「逃がさない」でイメージすれば全て解決
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