**「言及されている」**って、英語で何て言うんだろう?
「あ、mentioned でいいか。いや、ちょっとフォーマルに referred to かな?」—こうやって一瞬、手が止まっちゃうこと、ありますよね?
もしそうなら、メールやチャットで急いでいるとき、議論の中でパッと表現を出したいとき、このフレーズで脳内フリーズを起こしてしまうのは、決してあなただけじゃありません。
なぜなら、「言及する」という日本語が便利すぎて、英語に訳そうとすると「この状況に合うのはどれ!?」と迷子になりがちだからです。
結局、いつも安全な同じ単語に頼ってしまい、表現の幅が広がらない…。
でも、大丈夫です!
丸暗記から卒業して、どんな状況でも瞬時にぴったりのフレーズを組み立てるシンプルな方法を身につけましょう。
この記事でご紹介するのは、「以前お渡ししたリーフレットにも言及されていたように」のような、ちょっと長めのフレーズでもサクッと作れる「核+パーツ」の組み立て術。
このコツさえ掴めば、あなたの英語の瞬発力と表現力はグッとアップするのは間違いなし!
一緒に「言いたいことがすぐ出てくる」感覚を体験しましょう!
※このような学習記録を毎日投稿しています。ちなみに前回はこんなのです。余談ですが、もし興味がおありでしたら覗いてみてください。
「出発する」を毎回 “Start” にしてない?英語で意外に正しく言えていない動詞の真実
では本題。
ステップ1:まずは「核」を決めよう!コア動詞の使い分け
まず、文の土台となる「核」を決める。
これは、あなたの言いたい「言及」がどんなニュアンスを持っているかによって変わってきますね…
それで、「言及されている」に対応する動詞(受動態)はたくさんありますが、まずはこの3つを使いこなせば十分!
| ニュアンス | コア動詞(核) | 使いどころ |
| 一般的・軽い言及 | mentioned | 一度軽く触れた、話題に出た、など、最も汎用性が高い表現。 |
| 参照・指し示す | referred to | レポートや資料など、具体的な情報源を参照していると示したいとき。 |
| 公式・明記されている | stated | 規約や契約書など、文書で明確に・公式に述べられているとき。 |
【思考の練習】
- 「昨日、会議で軽く言及されてたよ」 軽い mentioned
- 「この問題は、マニュアルに明確に書いてある(言及されている)」 公式に明記 stated
これで、フレーズの最初の土台は完成!
ステップ2:「パーツ」をくっつける!場所と時間を加える
核となる動詞が決まったら、次に「As…」で文をスタートさせ、「どこで」「いつ」*言及されたのかという情報(パーツ)を後ろに付け加えていきましょう。
「〜のように」という意味で、私たちはこのAsを接着剤のように使います。
パターンA:一番シンプルな「As mentioned, …」
最もシンプルで使いやすい形です。
- As mentioned, … (前にも言ったように、…)
パターンB:場所や資料の「パーツ」を足す
「in どこ」の形を付け足すことで、情報の出どころを明確にします。
- As mentioned in the report, …(レポートに言及されているように、…)
- As referred to in the minutes, …(議事録に参照されているように、…)
学生時代に英語は前置詞がわかればわかったようなものだ、とよく言われたのを思い出した…
パターンC:具体的な「いつ・誰が」のパーツを足す
さて、ここが今日のメインテーマ!
「以前お渡ししたリーフレット」のように、情報を特定する説明を加えてみましょう。
「以前お渡ししたリーフレット」は、英語では「私たちがあなたに以前あげたリーフレット」という順で表現します。
- As mentioned in the leaflet we gave you earlier
パーツをつなげると…
As mentioned in the leaflet we gave you earlier, …
【さらに実践!】
| 日本語フレーズ | コア動詞(核) | 接続詞+パーツ | 組み立てた文 |
| 先週のメールで触れたように、 | mentioned | As in the email from last week | As mentioned in the email from last week, … |
| あなたが以前提示した資料に参照があるように、 | referred to | As in the material you presented previously | As referred to in the material you presented previously, … |
まとめ:この気づきがあなたの英語を変える!
いかがでしたか?
「言及されている」という、たった一つの日本語フレーズを前にして、「mentioned か、それとも referred toか…」と迷っていたあの時間。
もう、そんな悩みは手放して大丈夫です。
丸暗記の限界を感じていた方も、この「核(コア動詞)+パーツ」の組み立て術に気づいたことで、「あ、こういうことだったのか!」とスッキリしてもらえたかと思います。
英語は、単語やフレーズをパーツとして組み合わせていくゲームのようなもの。
「どの動詞(核)を選んで、どんな情報(パーツ)をどこに接着剤(As)でくっつけるか」という思考プロセスさえ身につけば、英語力は劇的にアップします。
特に、ビジネスやフォーマルな場面で「以前の資料を参照して…」といった表現が瞬時にスラスラ出てくるようになると、自信がつき、英会話のストレスも大きく減ります。
ぜひ今日から、何かを参照したり言及したりする際は、「核+パーツ」の組み立てを意識して使ってみてください。
その積み重ねが、あなたの瞬発力と表現の幅を大きく広げてくれるでしょう!
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