英語を勉強していると、『used to』と『be used to』、どっちを使えばいいか分からなくなることはありませんか?
これらは形が似ているだけで、意味はまったくの別物。
今回はこの2つの違いを徹底解説します!
というか、「昔は〜」 と「もう慣れた〜」イントネーションをつけて覚えてしまえ、という内容です。
このように、毎日英語学習しているわけですが、気づいたことをとにかくブログにまとめて投稿しています。自分のためであるのと、もし同じように英語学習している人に少しでも役立てばいいなあ、と思って。
ちなみにさっきはこんなことを書きました。
意外と知らない「in」と「into」の使い分け:日常会話で差をつける「into」の秘訣
では本題。
まずは「used to」を徹底解剖
このように言うとえらそうですが、知っている限りのことを書いていきます。
used to” は主に2つの意味で使われます。
1. 過去の習慣的な行動
過去にはよくやっていたけれど、今はもうやっていないことを表現する際に使います。
例文:
- I used to play soccer every weekend. (以前は毎週末サッカーをしていました。→今はもうやっていない)
- She used to live in Tokyo. (彼女は以前、東京に住んでいました。→今は住んでいない)
2. 過去の状態
過去にはそうだったけれど、今はそうではない状態を表現する際に使います。
例文:
- This building used to be a library. (この建物は以前、図書館でした。→今は違う)
- He used to be very shy. (彼は以前、とても恥ずかしがり屋でした。→今はそうではない)
では否定文と疑問文を作る際にという話に移りますが、“did” を使います。
この時、“used to” の “d” はなくなって “use to” となることに注意が必要です。
否定文の例文
- I didn’t use to like spicy food. (以前は辛い食べ物が好きではありませんでした。→今は好き)
- They didn’t use to have a car. (彼らは以前、車を持っていませんでした。→今は持っている)
疑問文の例文
- Did you use to work here? (あなたは以前、ここで働いていましたか?)
- What did you use to do in your free time? (以前、暇なときには何をしていましたか?)
では、ここが一番言いたいところですが、もうちょっとカジュアルに表現すれば、昔は〜だったんだよね〜 と記憶するということです。
used toのイメージ→昔は〜だんだよね〜
「昔はよく〜してたんだよね」
- I used to play soccer every day.
- 「昔は毎日サッカーしてたんだよね。」
- She used to live near here.
- 「彼女、前はこの近くに住んでたんだよ。」
- We used to go camping a lot.
- 「私たち、昔はよくキャンプに行ってたんだ。」
「昔は〜だったんだよ」
- This building used to be a movie theater.
- 「このビル、昔は映画館だったんだって。」
- He used to be really shy.
- 「彼、前はすっごく恥ずかしがり屋だったんだよ。」
否定形(「昔は〜しなかったんだ」)
- I didn’t use to like natto.
- 「俺、昔は納豆好きじゃなかったんだよね。」
- She didn’t use to talk much.
- 「彼女、前はあんまり喋らなかったよね。」
では今度は、be used to を徹底解剖。
続いて「be used to」を徹底解剖
“be used to” は「(ある状況や行動に)慣れている」という状態を表します。
形: be動詞 (am, is, are, was, were) + used to + 名詞 または 動名詞(-ing形)
ポイント: “used to” の後には動詞の原型ではなく、必ず名詞か**動名詞(-ing形)**が来ます。
例文
1. 行動に慣れている場合(動名詞)
- I’m used to waking up early. (私は早起きすることに慣れています。)
- 以前は辛かったかもしれませんが、今はもう普通のことだと感じています。
- She is used to working under pressure. (彼女はプレッシャーの中で働くことに慣れています。)
- プレッシャーを感じることが、彼女にとっては日常になっています。
- We’re used to driving in heavy traffic. (私たちは渋滞の中を運転することに慣れています。)
2. 物や状況に慣れている場合(名詞)
- He is used to the noise from the street. (彼は通りからの騒音に慣れています。)
- 以前はうるさく感じたかもしれませんが、今は気にならない状態です。
- Are you used to the cold weather here? (ここの寒い天気に慣れましたか?)
- I’m not used to this new computer. (この新しいコンピューターには慣れていません。)
では、こちらもカジュアルに覚えましょう。
be used toのイメージ→もう慣れちゃった
「もう〜に慣れちゃった」
- I’m used to waking up early.
- 「もう早起きに慣れちゃったよ。」
- (以前はつらかったけど、今は平気になったというニュアンス)
- He’s used to working long hours.
- 「彼、長時間働くのはもう慣れっこだよ。」
- (”be used to” は「慣れっこ」という言葉にもぴったりです)
「〜は平気だよ」
- She’s used to the noise from the street.
- 「彼女は通りからの騒音、もう平気だよ。」
- I’m used to spicy food.
- 「辛い食べ物、全然平気。」
一目でわかる比較表
ここまでお話ししたところで、シンプルに2つの違いをまとめた比較表を作りました。
| used to | be used to | |
| 意味 | 昔は〜だった(今は違う) | 〜に慣れている |
| 形 | used to + 動詞の原形 | be used to + 名詞 / 動名詞(-ing) |
| 例文 | I used to play soccer. | I’m used to playing soccer. |
- 昔はよくサッカーをしたもんだ
- サッカーは得意だよ(慣れている)
の違いですね。
終わりに
今回は、used to とbe used to の違いを「昔は〜だったんだよね〜」と「もう慣れちゃったよ」とイメージすることで、混同しないようにしようということを書きました。
似たような表記でも意味が全然違うから…
そして、この違いをきっちり理解して使いこなせるなら、英会話力ワンランクアップは間違いなしです。
自分でも時々思い返したいと思います。
今回の学習レポートは以上です。
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