はじめに
ベランダの手すりが汚い
ハウスクリーニングの仕事後、新しい入居者からそのような連絡がきました。
ベランダの格子は材質はステンレスで、2階の湿気が多い場所な上に長年放置されていたので腐食していたのでしょう。
雑巾で表面についた雨汚れは拭いたのですが…確かにきれいには見えないです。
こんな感じ。
奥の方は強く擦って磨いた状態で、手前は雑巾で拭いただけの状態です。
見た目の違いがお分かりでしょうか。
1本1本丁寧に擦っていると、採算が合わないのですが、雇用者の意向もあってクレームに対して2人の作業員で対応しました。
そんなお話ですが、ハウスクリーニング関係の仕事に携わっている方には興味をもっていただけるかと思います。
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格子を磨くのはどれほど時間がかかるか
賃貸マンションの間取りは2DKの角部屋で、格子の数がすごくたくさんでした。
こんなふうに脚立に乗って作業しないと届かないところもあります。
この写真では、下の方は磨いた状態で、上の方はまだ手をつけていない状態です。
このように結構な数の格子です。
1本1本磨くとすれば、それだけで大仕事!
元々の見積金額に入っていませんが、サービスで結局のところ2人で半日かかりました。
しかも、夏で日差しが直接当たる時間帯の作業です。
作業自体には慣れている方だと思いますが、この仕事はまいりました〜
どのように作業したか
採算が合わないので、なんとか楽に作業する方法はないかなあ、と二人で模索しましたが…
擦れば擦るほどきれいになってくるので、諦めて1本1本擦ることにしました。
固めのスポンジで水をつけながら擦りましたが、スポンジの方がやられるハメに…
それで、フライパンなどの焦げをとるために擦るステンレスたわしを使いました。
最初に研磨剤の「ジフ」を格子全面にまぶして、ステンレスたわしで擦り、雑巾で拭き取るという流れの作業です。
時間帯を選べなかったので、夏の日差しで汗だく💦
半日作業した結果はこんな感じです。
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作業後、どれほど見た目は変わるか?
1ヶ所しか撮影していませんが、こんな感じになりました。
最初は結構黒かったのですが、1本1本擦るとそれなりに気にならなくなるくらいにはなりました。
この格子は、新品に取り替えると物凄い金額になるので、取り替えられなかったそうです。
ただし、湿気の多い場所で、雨ざらしになるので、見た目を気にするのであれば、数年に一度は今回のような作業が必要になるかと。
今から入る入居者が転居する時になるでしょうね。
もしそこまで見た目を気にするのであれば、会社が採算が合うように、ちゃんと見積もってほしいところ…
最後にこの出来事から学んだ教訓を加えたいと思います。
客の要望にこちらが尽くすと態度が変わる
2人で作業中に、仲介業者の担当者が部屋のコンセントなどの設備修理の作業のために来ました。
わたしたちの作業中の様子を見て、「ご苦労様です。もうちょっとで終わりそうですね」と言ってくれました。
最初にこの担当者は、「客から手すりが汚い、掃除が甘いと言われたから手直ししてほしい」という作業クレームのような連絡をしてきました。
なので、「あれ、最初と態度が全然違う」と思いました。
担当者は口には出しませんでしたが、多分、暑い中で無理させて悪いな、という心理が働いたのでしょう。
その後、入居者からもクレームは再度の来なかったので、一生懸命作業してくれたんだな、と思ってもらえたのだと思います。
まさに、「便りのないのは良い便り」ですね。
今回のことだけで見ると割損ですが、無心で相手に尽くしているうちにどこかで報われるでしょう。
競合業者に対応で勝ち、淘汰される時に生き残ることができるとか…
今回はそんなお話でした。
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終わりに
ベランダにあるステンレス製の手すりの格子の腐食。
ホースの水で流しても雑巾で拭いてもきれいにならない状態は、おそらく材質の錆か腐食です。
きれいにする方法はあります。
一つ一つ、磨き上げることです。
おすすめは、「ジフ」をまぶして、ステンレスたわしで擦り、そして雑巾で拭き取る、という方法。
この作業は時短は無理なので根気が必要ですね。
【ハウスクリーニング】作業効率アップ・時短のポイント2つを仕事経験から紹介
先方がきれいにすることを望むのであれば、作業前に見積に含めるべきだと思いました。
手直しなどのクレーム?の連絡を受けても、相手の要望に尽くせば、態度が変わることを今回も実感しました!
【ハウスクリーニング】クレーム対応への心配・不安をなくす考え方
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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