はじめに
炎天下の日曜日午後4時ごろ、散歩がてら少年サッカーチームの練習の光景を目にしました。
こんなに暑いのによくやるわ〜
一瞬、そう思ったのは、山形県で中学生の女子生徒が部活の帰り道で倒れて亡くなり、熱中症が疑われるという報道があったからです。
しかしちょっと見ていると、1人1人の少年たちがチームプレーに協力しているような爽やかな雰囲気でした。
傍観者として、この光景から学べたことがあったので記事にしました。
2023年7月の夏休みに入ってからの日曜日の午後4時過ぎごろの出来事で、場所は大阪府豊中市服部緑地公園です。
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大人が出歩くのも嫌なくらいの炎天下
時は2023年7月23日(日)の夕方。
本当に炎天下だったのでお昼に外出するのは避けて、夕方ごろ日傘をさして散策がてら、服部緑地公園の散歩道を歩いていた時に、グランドで少年がコーチの指導の元でサッカーをプレーしていた光景を目にしました。
遠くからなので断言できませんが、小学生の高学年くらいの少年チームでしょう。
緑の芝生なので、舗装された道路よりは日差しのリバウンドは柔らかいのかもしれません。
それでも、夕方とはいえほとんど雲がなかったので、自分ならひなたには居れないわ、という状況でした。
ちょっと無理すると熱中症になるのが心配…
少年とはいえ炎天下でのスポーツは熱中症のリスクはある?
先程お伝えしたように、山形県のような東北地方でも、中学生が熱中症で倒れています。
とすると、大阪府ではなおさら熱中症のリスクがあることは否定できません。
この痛ましい出来事の背景を県の教育委員会はこう言っています。
厳しい暑さの中で部活動を実施するときは、事前に気温や湿度などから熱中症予防の指標とする「暑さ指数」を学校にある専用の機器で測定し、中止や制限を決めることが市のガイドラインで定められていましたが、この日は測定をしていなかった。
この暑さ指数とは、Yahooの天気予報のサイトにある「熱中アラート」を見るとわかります。
これが暑さ指数の表です。
この表は8月2日の指数なので、7月23日とは異なりますが、確かもうちょっと暑かったと記憶しています。
ここでは、暑さ指数の説明の詳細は割愛しますが、(万一ご存じない方はYahooの天気予報サイトをご覧ください)夕方の時間になると、もう1ランク下がりますので、スポーツ禁止というレベルではなさそうです。
それでも、本当に暑かった…
そんな中で爽やかなチームプレーでした。
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炎天下での爽やかなプレー
写真はプレーの中の一コマに過ぎないので分かりにくいかもしれませんが、さわやかなチームプレーでした。
ゴールに向けて向かっていくわけですが、独りよがりに突進していくのではなく、パスを回しながら進んでいってました。
敵チームもボールを奪うために、ファールをしたり反則に当てるプレーはしていません。
パスを回すことも、ドリブルすることも上手でしたね。
わたしは、スポーツのチームプレーは苦手で小学校の時は本当にダメでした…
それを思うと彼らは本当に上手です。
きっとコーチの指導のもとにチームプレーの精神が染み付いていたのでしょう。
一人よがりのことをすると、怒られていたのではないかと察します。
暑い中、長時間の見学者もあり
暑い中、幾人かの大人が練習を見学していました。
スマホをかざしてビデオか写真を撮影しています。
多分、少年たちのチームプレーに心を打たれていたのでしょう。
長時間そこに居ました。
そんな様子でしたが、この出来事から3つのことを学びました。
- 選手には配慮が必要
- 選手はチームプレーを乱さない
- 失敗を過度に責めない
それぞれ補足します。
初年たちのプレーから学んだ二つのこと
一つ目は、指導する際、選手に配慮が必要ということです。
指導には選手に対する配慮が欠かせない
指導の中には、テクニック的なところもたくさんあることだと思いますが、わたしは、サッカーに詳しいわけではないのでそこは横に置いておくとします。
暑い中では、熱中症の危険があるので、運動する時には「暑さ指数」やガイドラインがあることでしょう。
○分に一度は水分補給とか、○分に一度は休憩をとるとかなど…
もし、そのような指針を無視して勝つことだけに夢中になりすぎると、怪我や熱中症などことが生じた時に誰が責任を取るのか、という話になります。
今の指導者は、上手になる、とか、優勝するなどの目標のために、若いから大丈夫ということでとにかく無理させたり、無理しないというコントロール面での配慮が欠かせない時代になりました。
わたしが、中学生の時には、みんな部活で結構無理していたと思います。顧問の先生も、熱中症の配慮にウエイトをおくというより、上手になることを目指していました。それで、よく怒られていた…
もう一つの教訓は、選手の方もチームプレーの大切さを学ぶ必要があるということです。
選手は一人よがりにならずチームプレーを乱さない
これは選手の性格的なところも大きく関係するかもしれませんが、サッカーはチームプレーなので一人よがりはNGということです。
ある選手が全て一人でドリブルしてゴールに向けてシュートを放つ、そして決まった!となるとその人は自分だけが活躍したと勘違いする可能性があります。
ゴールに近づくまでは、相手にボールを奪われないようにしながらうまくパスを回す、そしてタイミングよくシュートを放つ、それがチームプレーです。
シュートを決めた人だけが栄光に輝くのではなくて、味方がシュートしやすいようにパスしてくれたり、その場所へまでのパスワークがあったからこそシュートを放つことが可能になりました。
なので、みんなのそれぞれの役割があったからこそ成功したという意識があると全員が爽やかになりますね。
たとえ、一人よがりでシュートを決めたとしても、チーム全体は本当には爽やかにならないでしょう。
ところで、誰でも失敗することがありますね。
ボールを取られたり、シュートが決まらなかったりなかったり、キーパーであればゴールをガラ空きにしてしまったり…
爽やかなチームプレーのためにはそんな時にどうする?
選手の失敗を過度に責めない
相手にボールを取られて、シュートを決められてしまった、とか肝心なところでシュートが決まらなかった、という事があると、
自分だけのことならまだいいけど、チーム全体に悪いことをしてしまった…
などと、自分を責めることになったり、それに加えて「何をしてんねん!」と強烈に怒られると、決して爽やかになりませんね。
わたしが好きな言葉に、「良い言葉によって心が晴れる。」というのがあります。
誰かが失敗した、たとえそれが重大な局面であっても「どんまい!」と声をかけることでお互いに爽やかになるのではないでしょうか。
わたしも、高校時代の陸上競技のリレーで一生懸命走りましたが抜かれてしまって、みんなに謝らないといけないと思いましたが、「よくやった!相手が相手だ!謝るほうがおかしい」と言われた時には心が晴れました!
自分もそうありたいと思います。
話を戻して、この少年サッカーのチームプレーにもそんな雰囲気がみなぎっていました。なので、見学者の自分も清々しいものを感じたのだと思います。
終わりに
炎天下の中での少年サッカーを見物して、清々しいものを感じました。
普通なら「炎天下でよくサッカーなんかできるわ〜」と思うところなので、あらためて分析すると下記の要素が爽やかにしてくれたのだと思います。
- 指導者の選手に対する配慮
- 選手は一人よがりにプレーせず、味方の働きの価値を認める
- 自他共に失敗を過度に責めない
わたしは、清掃の仕事を一人ですることが多いのですが、会社に所属している以上チームプレーを意識して、自分が困った時は助けてもらい、人が困ったなら助けてあげる精神で仕事をすると爽やかになるんだなあ、とあらためて思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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