はじめに
こんにちは。
PCのOfficeソフトに関して、無料でダウンロードできるLibreOfficeのことを知りましたので、その実用性を試してみました。
もし、それが十分実用的なら、Officeソフトに費用をかける必要がなくなるので、この記事では実際に使ってみた感想をお話ししたいと思います。
まずは、LibreOfficeを試してみたいと思ったきっかけからです。
LibreOfficeを試してみたいと思ったきっかけ
PCはMacBook Airを使っています。
OfficeソフトはWindowsPCの方が使いやすいのは重々承知の上で…
因みにWindowsPCは電源ON OFFの時に更新プログラムに時間がかかるのがストレスでやめました。
MacBookでは起動に時間がかからず、動作が重くなることがないのが強みです。
いまだにMacBook Air2014を使用しています。
それはそうと、本題ですが、気がついたらOffice for Mac 2016のサポートが2020年10月13日で終了していました。
すでにサポートは切れており、これ以上使い続けるのはまずい、と思って、
Office for Macの2019年版を購入しようと思ったのですが、無料で使えるLibreOfficeのことを知り、
無料で使えるのだったらその方がいいや、と思ってLibreOfficeの実用性を試すに至ったわけです。
では試します。
LibreOfficeを試してみる
しかしながら、しばらく使ってみた結果、結論から言えばおすすめできないと思ってしまいました。
その理由は下記の通りです。
- OneDriveのファイルにアクセスしようとすると拒否される
- Excelファイルとの互換性で若干問題
- 数値入力がExcelとは仕様が異なり戸惑う
- ツールバーのデザインがごちゃごちゃしている
それぞれ補足します。
OneDriveのファイルにアクセスしようとすると拒否される
LibreOfficeからOneDriveのファイルにアクセス使用とすると、下のような警告が表示されました。
LibreOfficeはOneDriveは使えないのですね。
セキュリティーの観点で当然でしょう。
どうしてもOneDriveで全てのファイルを同期管理したいのであれば、MicrosoftOfficeソフトがいいのかも…
でも有料だし…
OneDriveで同期しにくいことで使いにくさを感じました。
続いて、LibreOfficeでExcelファイルの編集の実用性はどんな感じでしょう?
ExcelファイルとLibreOfficeでは互換性にやや問題
ExcelファイルをLibreOfficeで編集してみた
ExcelファイルをLibreOfficeで表示させて編集しました。
普通、編集したファイルは保存しますね。
保存は編集用ファイルをExcelファイルか、ODFファイル形式かを選択できます。
でも、それぞれの保存はどんな感じになるのでしょうか?
ODFファイル形式で保存した場合
ODFファイル形式で保存したものをExcelで読み込むと、日付の関数が読み込めていない部分がありました。
さらに月火水などの表記がMon Tus Wedなどに変わって表記されていました。
Excelの読み込みに30秒ほど時間がかかってしまいます。
Excel形式で保存した場合
Excel形式で保存してExcelで読み込むと漢字表記の字体違っており、
数値が白色の字になっていて、値はあるけど見えない箇所が結構出てきて、なにこれ?という印象でした。
読み込みはすぐにできましたが…
総合的な実用性は?
上記をよしとするか、そうでないかの判断は人それぞれですが、個人的にはちょっと使いにくいなあと思いました。
自分だけの使用なら何とかなりますが、相手とのやり取りでOfficeを使用することが多いのもリアルなところです。
ということは、相手がExcelファイルで送信してきたものに、自分がLibreOfficeで編集して相手に送信すると、相手に不便をかけてしまいます。
そういうわけで、使用する気にはなれませんでした。
数値入力の仕様がExcelと違う部分がある
例を一つ挙げますとExcelではセルの値を空白にしたい場合、deleteキーで一つ戻すと綺麗に空白になるのですが、
LibreOfficeで値を空白にしたいセルでdeleteキーを押すとこのような画面が出てきます。
いちいちこういう画面が出るのは非常に面倒ですね。
deleteキーを押す度にこのような画面になりますと、編集作業に支障を感じてしまいます。
LibreOfficeの場合、空白にしたいセルがあれば、空白を入力し、セルの値を変えたい場合には、上から変えたい値を入力すればいいのですが、この入力の仕様には違和感がありました。
慣れてくるにつれて値入力の仕様が変わることも解決すると思いますが、数値の入力は入力の方法など考えずに反射的にするので、効率は悪くなるのではないかと。
LibreOfficeはツールバーの見た目に煩雑感がある
LibreOfficeのツールバーの上部はこんな感じです。
初めて見るなら違和感はないかもしれません。
Excelのツールバーを見てみましょう。
上の写真とは似ているものの違うコンテンツのものになりますが、ツールバーの見た目の印象は比較できます。
確かにツールバーにはあまり使わない機能もたくさん表示されています。
それでも綺麗に並んでいる印象で、高級感もあります。
有料と無料の差があるので、有料というデメリットはあるものの、デザインがいい方が使用感として快適です。
Excelの場合、更新されてツールの配置が変わると使いづらくなりましたが、たいていの場合、慣れで解決してきました。
終わりに
このようにMicrosoftに変わるOfficeソフトとしてLibreOfficeを試してみました。
無料で使用できるのは魅力ですが、下記の4つの理由で選択肢から外させていただきました。
- OneDriveのファイルにアクセスしようとすると拒否される
- Excelファイルとの互換性で若干問題
- 数値入力がExcelとは仕様が異なり戸惑う
- ツールバーのデザインがごちゃごちゃしている
どうしてもPCでMicrosoftを使う必要があるのであれば、プレミアム契約するか、有料版のOffice for Mac2019を購入した方が編集は快適でストレスなくはかどると思います。
色々と考えた結果、PCでMicrosoftを使う必要があるのはたまになので、iPadのExcelで編集して相手に添付するようにし、相手とやりとりの必要がないファイルは、無料で使えるNumbersを使用することにしました。
Numbersはデザインがシンプルで見た目が綺麗です。
Excelとの互換がなさすぎるのがデメリットですが、自分が使用するだけなら特に問題ありません。
参考になれば幸いです。
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