ハウスクリーニングの作業の中で、キッチン周りは特に綺麗にしたいところですね。
食品を扱う場所なので、新しい入居者からしたら、そこが汚いと住む気になれないのは当然かな。
私がよく行く現場では、なぜかキッチンよりは浴室や洗面台の方がクレームになりやすいが… 多分、ワンルームに住む人はキッチンをほとんど使わない人が結構いるのかもしれませんね。
でも、バスルームやトイレはどんな人でも絶対に使うから… キッチンより気にするのかなと悟りました。
ということで、この記事の本題はこのようなタカラスタンダードのキッチンのガスコンロの天板。
この頃、ワンルームでよく見るタイプです。
この表面を綺麗にするのは難しくありません。ですが、このタイプは天板を外さないと赤い矢印で示した換気口の焦げや油汚れが掃除できません。
なので、天板を外します。
外し方は簡単。写真には見えませんが、奥にネジが付いていてそれで止まっています。プラスドライバーで外せばいいだけ。
ところが…
ここが、この記事で一番言いたいところですが、ネジを外してからいきなり天板を上に引っ張り上げるのはNGです!
なぜなら、本体との配線がこのようにコネクタで接続されているから。
強く引っ張り上げすぎると、ブチっと切れてしまいます。
私も最初はこのことを知らなかったのですが、強めに引っ張ってしまい、あれ?っと思って以来、天板をいきなり引っ張り上げるのはやめることにしました。
幸い、線が切れることはありませんでしたが、このことを知ることにより教訓になって良かったです。
ということは… ガスコンロの天板に配線なんてないと思い込み、配線を切ってしまった人もいるかもしれないと思って投稿しました。事前に知っていれば切れることはなかったでしょう。
ここで、一つ壁にぶつかります。
このコネクタは線が短く小さいので、慣れないと外しにくいです。詳細は以前にも下記の記事で書きました。
ガスコンロの天板のコネクタの接続→小さく短いので外しにくい〜
ところが、このコネクタを外すコツがわかりました!
それをお伝えします。多分同じことで苦戦している人は結構いると思うので。
まず、可能なら濡れた手でコネクタを触らないこと。
可能なら、と書きましたが、電気部品を触り時には水気はNGですね。
ところが、ハウスクリーニングの場合は必然的に手が濡れているので、できれば水を触る前にコネクタを抜く作業は終わらせておいた方がいいです。
手を洗ってタオルで拭いた手でもやりにくさがあります。
なので、手を濡らす前にやっておくことの一つです。
そして、線が短いために天板を傾けた状態でコネクタを外さなければならない… つまり左手で天板を押さえなから、同時にコネクタのメスを持つ、そして右手でコネクタのオスを引っ張る感じになります。
そんなことやりにくいのです、天板を傾ける時にスプレーか何かを置いて天板をもたれさせて、両手ハンズフリーにした方がやりやすいです。
さて、コネクタの爪は結構小さくて、正面から見れば裏側についている… これがやりにくさの原因。
自分がコネクタの爪が見える位置まで顔を近づけて、その爪を右手の指でクッと押すと簡単に抜けました!
赤い矢印で示したところがコネクタの爪です。これを右手親指の爪で押さえながら軽く抜く感じで、嘘みたいに簡単に抜けました。
でも、このコツがわかるまでは、結構苦戦したので、もしコネクタを抜くのが難しければ、天板を斜めに立てかけただけでも、排気口の油汚れは掃除できます。
配線を取り付けるのは抜く時ほど難しくありません。狭いところでつけるのでちょっと面倒に感じますが…
天板を開けると、こんなに汚れていました。
流石にこの状態は綺麗にしないと、新しい入居者からクレームがくるでしょうね。
ちなみに、強めの油汚れ用のアルカリ洗剤を噴霧して数分放置して、ブラシで擦ればおおよそ綺麗になります。汚れの除去は難しくありません。ですが、汚れがついた洗剤が下の棚に確実にこぼれているので、拭き取りを忘れずに!
このような経緯で、無事にガスコンロの天板を配線を切らずに外して、排気口も含めて中を綺麗に掃除できました。
五徳の焦げの最強な洗い方は熱湯に浸しながら擦ること(色々試してみた)
では、話をまとめます。
タカラスタンダードの天板は配線で繋がっている可能性があるので、ネジを外してからいきなり引っ張り上げないでください。
コネクタが見えたら、できれば手が濡れる前に、裏側に小さなコネクタの爪が見えるので、右手親指でクッと押さえながら軽く引っ張るとあっさり抜けます。
そうなったらこっちのもの。あとは綺麗に洗うだけです。
中を洗ってしまったら、中の電気系統がむき出しになっているので、さっさとコネクタのオスとメスをくっつけて、天板を復旧させた方がいいと思います。濡れたらいけない部分に水がかかるのも良くないので…
繰り返しますが、くれぐれもガスコンロの天板を外す時には配線を切ってしまうことがないようにご注意なさってくださいね。
ご覧いただきありがとうございました。
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