賃貸マンションのレンジフードにはほとんどこのようなタイプのフィルターがついてますよね?
今日のハウスクリーニングのお部屋のこのアルミフィルターは結構油で目詰まりしていました。
作業者にとって、この油汚れはなかなか強敵ではないでしょうか?
なぜなら、洗剤をつけてブラシで擦っても、逆にブラシの方にベトベトな油が絡んでしまってなかなか綺麗にならない…
かと言って、苛性ソーダのような強アルカリ洗剤につけると、真っ黒に焼けたような変色することがあります。レンジフードのシロッコファンや五徳、このような油まみれのフィルターを熱湯で強アルカリの洗剤につけると、理論上よく落ちるのですが、つけ置きすぎると素材に良くないので、個人的にはあまりおすすめできないですね…
コンロの五徳を苛性ソーダのつけ置き洗いは白く変色するリスクあり!実例つき
それで、今回はこのフィルターにたっぷりと業務用のアルカリ洗剤をまぶして、ビニール詰にして1時間放置してみました。
その結果は?
結論から言えば正解でした。
と言っても、もうちょっといい方法があるのかもしれませんが、素材を変色させることなく油が取れたからです。
もうちょっといい方法と表現したのは、一発では落ちなかったから… 一発でスッキリ落ちればいいのですけどね〜
では、本題です。
今日私が作業したアルミフィルターはこれです。
このようなフィルターが3つ、ついていました。
写真で見ると、大したことないやん、と思えるかも知れませんが、結構目詰まりしているんですよね〜
まだ、築7年の建物ですが、当初から住んでいて結構料理をしていたものと思われます。ビルドインの魚焼き機も結構汚れていたから… 掃除屋の観点から言いますが、魚焼き機なんて、ビルドインにするのではなく自分で持ってきてほしいですね。
それはともかく、いきなり洗剤をかけて、このようにビニールで閉じ込めたわけですが…
このビニールの中にアルミフィルターが入っています。透明ではないので中が見えなくてすみません。
あまり長くつけおいても素材が化学変化して良くないので、約1時間で引き上げて、あらためて洗剤を噴霧して水で流しました。
すると、思ったより結構油が取れてくれたんですよね。素材が変色することなく。
しかし、完全に油が取れたわけではないので、もう一度、洗剤をたっぷり噴霧して、ビニール詰にして、5分経ってから擦ってみると、ほぼばっちり取れました。
これが仕上がりの写真です。
目地の中がちょっと黄色く変色していますかね…
でも、構造上隠れて見えなくなるので、これくらいになれば合格ラインです。ベタベタした油は取れているからです。
これが、もし黒い塗装のフィルターの場合、塗装が剥げてしまうので厄介ですね。塗装を剥がさずに油だけ浮かすなんて物理的に無理。
この色で良かった。多少傷はいくけど変色さえしなければ汚くは見えないからです。キッチンのシンクも含めて、人が使う以上無傷で保つなんてこれも無理なこと。
今回の施工で思ったのは、もう一手間かけれるのであれば、投げ込みヒーターなどで熱湯を作り、それにフィルターを数分つけてからビニール詰すると、もうちょっと油が取れたかもしれません、というか取れるでしょう。 熱湯の効果は高い。
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それだったら、左官屋さんが使うトロ舟に、熱湯アルカリ洗剤に20分ほどつける方が、ベトベトな油汚れには効果があるかな。
油汚れは力業というより、いかに洗剤でうまく溶かすかが勝負なので、その辺を上手にしていきたいですね。その辺りもまた、試してみて投稿したいと思います。
とりあえず、今日の方法でも、ベストとは言えないまでも、うまくいったことには間違いないので参考になれば幸いです。では。
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