久々に新聞集金でやる気が出た体験→初対面の顧客から心遣いを受ける

はじめに

 

新聞の集金業に携わる方は、毎月月末に集金を始める前に店に領収証を取りに行くことでしょう。

受け取った領収証を確認すると、ふと初めて見る氏名の領収証つまり新規顧客があることに気付きます。

すると、この人どんな人だろう?と一瞬思いませんか?

 

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意外にも中には印象のいい客もいる

 

集金時に初めて対面することになるのですが、これまでの体験から嫌な印象を受ける顧客が結構いました。

なので、今回対面する人もそうだろうと思っていたら、意外に逆。

集金人の私としては地味に嬉しかったので、今回はその出来事をお伝えしたいと思います。

仕事の文句やネガティブなことばかり言っても仕方ないので。

因みに私は新聞の集金のスタッフとしておおよそ30年になりますが、今思えば給料は少ないのによく続いたもんだ…

まずは初めて対面する新規顧客に嫌な印象をもってしまったいくつかの出来事を思い出せる範囲で書いていきます。

 

新規顧客との嫌な思い出

 

今、この記事を執筆しているのは2022年9月の初頭で8月分の集金が終わった時です。

今回の集金は嫌な客はおらず、逆にいいお客に出会って驚いています。

ところが、先月は、ネチネチした雰囲気の客に遭遇。

なので、そのことからまずお伝えします。

訪問するとこんな感じ。

 

ネチネチと文句言う客

 

客:おいくらですか?

私:4400円です。(朝日新聞朝夕刊の正規の価格)

客:えっ、高いわね〜

私:これがひと月の標準価格ですが…

客:うそー。読売さんは3800円でしたよ。

私:他紙のことは存じませんがこの値段で集金しています。

客:なんか朝日の人強引な勧誘ですね。何のサービスもないし。

私:お客様には不愉快な思いをさせてすみませんでした。

客:これって今月で辞められないの?そんなんだったら。

私:お客様の契約のことは私は対応しかねます。よかったら責任者の者を伺わせます。

客:そんなんだったらもういいわ〜

このようなやりとりで8月分の4400円はくれたものの、なんかネチネチと文句言われていい気がしませんでした。まあいいけど…

お金くれただけまだいいやん、と考えることもできますが、来月もこの人を訪問しないといけないのかと思うと気が重くなる…

とはいえ、また文句言うようなら店に対応してもらいます。

半年前にはこんな客もいました。

 

うちはクレカ払いにしてるぞ、なんで来るねん!

訪問するとインターホンで

うちはクレカ払いにしたぞ。なんで取りに来るねん。

と言われました。

お客の勘違いか、店の方の間違いか、事実を確かめようがないので、

エムケン
エムケン

わかりました。失礼しました。

と言って引き下がりました。

店にそのことを報告することで私はそれですみましたが、なんとも後味悪い…

こういうことがよくあるので、新規顧客にはいいイメージを持てないのですが、そんな中にも今回の集金ではいい顧客に出会いました。

ここが一番この記事で言いたいことです。

 

集金人に心遣いができる新規顧客に出会う

 

あっ、今月も新規顧客の領収証があるわ〜 どんな人なんだろ。

こんな心境で集金を始めました。

この人を週末の夕方訪問すると留守。

因みにマンションの入り口の集合インターホンの訪問で、留守がちな人かなと勝手に思ってしまい、「お伺いしたけで留守でした」の用紙を郵便ポストに投函。

翌週の土曜日の晩に訪問すると愛想のいいご主人が出てきて、彼はこう言いました。

客: 前に来てくれた時にすぐ店に電話しました。店の人は担当者にすぐ電話します、と言ってましたが伝わらなかったんでしょうかね。

私: 連絡してくださってありがとうございます。行き違いをお詫びします。

客: あの後、下であなたを見かけました。多分うちに来てくれたんじゃないかなと思ったんですが、声かけれませんでした。

私: そうでしたか。気づきませんでした。すみません。

客: いえいえ、だいたいこの時間には家にいるのですが、インターホンが急になっても子どもがいるのですぐに取れないんです。

私: 分かりました。来月はこれくらいの時間にお伺いしてみます。事情を教えてくださりありがとうございます。

客: いえいえこちらこそ何度もすみませんでした。よかったらこれどうぞ。

こう言って下の写真の栄養ドリンクを差し出してくれました。

早速マンションの下で飲みましたが、この時はとっても嬉しかったです。

今時、田舎でもない地域で初対面の集金人にこんな心遣いができる人に久しぶりに会いました。

10年以上過去にさかのぼってもこんな嬉しい出来事は思い出せないですね。

もしあなたが新聞の集金のスタッフでしたら、親しいわけではない顧客からこんな感じの心遣いを受けたことがおありでしょうか?

このことから次のことを学びました。

 

ちょっとした心遣いは自他共にやる気を促進させる

 

お客の方から心遣いを受けるということは滅多にありません。

なのでちょっとした心遣いは自他共にやる気を高める大きな力があると痛烈に感じました。

他の顧客にも、金銭の受け渡しの時に言動でちょっとした気配りを実践してみようと思います。

「いつも小銭をきっちり準備してくださりありがとうございます」

「残暑が続きますが、熱中症など大丈夫ですか?」

「毎月お顔見るのが楽しみです」

などと言ってみて、またそれを繰り返してみて相手の反応が変わるかどうか見てみようと。

仕事って給料をもらうことばかり考えず、どうすれば楽しんで働けるかを工夫することで自分もやりがいを感じていきたいです。

今でも顧客の中には友人のように話ができる人が数人いるので、それが新聞の集金の良いところですね。

逆に給料の面だけ考えると安いのでやめたくなってくると思います。

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終わりに

 

新聞の集金の良さは、顧客にこちらから言動で心遣いを示せば相手が変わるのを見ることができ、今回は初めての顧客の方から自分に心遣いが示されてそれを感じました。

来月、この人を訪問するのは楽しみ。

長年の訪問で、ある程度友人のように話せるようになった顧客が何人かいるので、そうやって仕事を楽しんで続けていきたいと思います。

もしあなたが新聞業に携わっていて、ストレスが多い割には給料が少ないなどと感じているなら、微々たる体験ですが、モチベーション維持の助けになれば幸いです。

今回はこの辺で。では。

追伸:集金業はいちいち領収証を計算するのが面倒という面もあるかもしれません。よかったら下記の記事もご覧ください。

【集金業】領収証合計金額ミスをなくすためのExcelの使用方法

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