【原因判明】ウエットバキュームの吸水不良、実は『本体の歪み』が犯人だった?
見た目がボロくても、底が見えなくても、プロの現場で求められるのはただ一つ。
**「完璧に吸い取れるかどうか」**です。
10年以上使い込んだアマノ製ウエットバキューム。車載時の負荷で悲鳴を上げた本体を、メーカーの宣告を背にハンマー一本で現役復帰させた体験をまとめました。
新品を買うのは簡単。でもその前に、ぜひチェックしてほしい**意外な盲点――本体の“歪み”**があります。
――吸水不良の原因が、消耗品ではなく本体そのものだった話です。
「ゴチゴチ」という異音。それは限界のサインだった
今日の現場はマンションのエントランス。いつも通りウエットバキュームを走らせると、どうにも旋回がスムーズにいかない。
前輪のキャスターが何かに当たって、**「ゴチゴチ」**と嫌な感触が手に伝わってきます。

確認すると、キャスターとスクイジーの補助タイヤが完全に干渉していました。
10年以上連れ添ったアマノ製の相棒。いよいよガタが来たか……そう思い、メーカーを呼ぶことにしました。
判明した「歪みのツボ」:原因はまさかの車載負荷
メーカー担当者が指し示したのは、本体側面のパネル部分でした(※画像の赤矢印箇所)。

本来はピタッと収まっているはずの金属パーツが、外側に向かって**無惨に“めくれ”**ています。
原因は、日々の移動にありました。
- 坂道での車載固定
- 他の荷物による圧迫
- それが10年分、少しずつ蓄積
金属が耐えきれず歪み、このわずかな「めくれ」がスクイジーの台座を押し出す。
結果、タイヤ同士が喧嘩し、旋回不良と吸水不良を引き起こしていたわけです。
メーカーの宣告と、現場の意地
メーカーの判断は明快でした。
「この部品は単体供給がありません。直すなら本体ごと買い替えになります」
正論です。安全面も含め、メーカーとしては当然の回答でしょう。
でも、現場を預かる身としては、今この瞬間に必要なのは新品ではない。
今日の作業で、しっかり水を吸ってくれる相棒です。
見た目がボロいのは百も承知。底が見えない部分の歪みなんて、作業結果には関係ありません。
そこで私は、ハンマーを手に取りました。
叩いて戻した「職人メンテ」の結果
めくれた金属部分を叩き、本来あるべき位置まで強引に戻します。
※もちろんメーカー推奨ではありません。自己責任の応急処置です。

これがハンマーで直した状態。
すると――
- 旋回性能の復活:タイヤの干渉が消え、動きが驚くほど滑らかに。
- 吸水力の劇的向上:スクイジー角度が適正に戻り、水の切れが別物に。
金属が伸びている以上、いずれまた垂れてくるでしょう。
その時はまた叩けばいい。
新品を買った方が早いのは分かっています。
それでも、自分の手で**「現役」に戻した道具**には、新品にはない凄みがあります。
まとめ:買い替える前に「裏側」を見よ
もし現場で、
- 吸水が悪くなった
- 取り回しが急に重くなった
そんな違和感を覚えたら、キャスターやゴムだけでなく、本体そのものの歪みを疑ってみてください。
見えない場所の変形が、性能を大きく左右していることがあります。
道具を使い倒し、現場で最高の結果を出す。
それこそがプロの仕事だと、私は信じています。
▼ウエットバキュームの調子が悪い時はこちらで確認
【保存版】ウエットバキュームの吸水不良チェックリスト
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