はじめに
ハウスクリーニングの最終仕上げ、フローリングのワックスは塗り逃げですか?
暗いと全然見えない塗りかすれや髪の毛などの塗り込みも陽が当たる目立つので、陽が差し込む廊下は特に念入りに作業する必要があります。
それで、できれば塗り逃げが一番早く現場退散できますが… 乾燥後の状態の確認なしでは、仕上がりが不安になりませんか?
自分ではしっかり確認後、よし!と思って現場退散したわけですが、思わぬところでミスがあり、今後の改善のために記事にまとめました。
よかったら参考までに。
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よくあるあるのワックス塗り逃げに伴うミス
幸いワックスを塗った後、道具や荷物を片付ける時間である程度まで乾燥状態を見届けることができます。
この写真は見届けて、よし!OK!と思った状態です。
翌日、担当者から連絡があり、「ワックスに髪の毛が塗り込まれているので手直ししてほしい」とのこと。
「あれ?ちゃんと確認したのになあ」と思いましたが、あらためて、出向いた時には緑のテープが貼ってあり、
近くで見ると、髪の毛が塗り込まれていました。そして小さなゴミがちょんちょんと。
注意したはずなのに!残念… これ一つだけのために…
このような経験はありませんか?
今後、このようなことにならないために対策を考えてみました。
塗り込まれた髪の毛はたった1箇所だけ!
廊下を渡ってキッチンにつながっているあたりの床や、
部屋全体を入念に確認しましたが、他に髪の毛が塗り込まれているところはありません。
ということは、清掃の方法や道具が汚かったり、ワックスの塗り方そのものがまずかった、ということはなさそうです。
では、なぜ、あんな目立つところに髪の毛を塗りこんでしまって、確認の時に気づかなかったのでしょうか?自分で分析してみました。
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一度塗り始めたらモップは絶対途中で止めない
先ほどの廊下の写真の赤丸を取ったところですが、
よく見ると緑のテープのあたりにモップを止めたような跡があります。
いくつか、そのような跡が他にもありました。
モップを止めた時にモップについていた髪の毛がそこに残って塗り込まれた状態になってしまった、と察することが出来ます。
それにしても、廊下の塗り始めの部分になぜ髪の毛がモップについていたのでしょうか…
洗面台の床を塗ってから廊下を塗ったのが髪の毛をつけてしまった原因
玄関から入ってすぐ右に洗面台とトイレに通じるドアがあります。(一番最初の写真参照)
廊下のワックスを塗る前に洗面台のクッションフロアのワックスを塗ったわけですが、
ここは、ワックスを塗った後に全体を目視できるので何も残っていませんが、ここを塗った時に、自分では気づかなかったのですが、残っていた髪の毛をモップに巻き込んだのでしょう。
それを次の廊下に移動させてしまったわけです。
では、今後そうならないようにするにはどうすればいいのでしょうか…
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今後の改善のために
今後の改善のためにできることは下記の4つを挙げたいと思います。
- 洗面台やトイレの床を塗ったモップでフローリングを塗らない
- モップの最初の着地点の場所をきめる
- 塗り始めたら途中で止めない
- 床は半乾きの状態でワックスを塗らない
洗面台やトイレの床を塗ったモップでフローリングを塗らない
洗面台の床は張り替えていることが多いです。
それでも、洗面台や洗濯板を丁寧に清掃した後もわずかながらに髪の毛が残りやすい…
なぜなら、水を使っているのでべたっと張り付きやすくなるからです。
雑巾にも髪の毛は絡みやすい…そして取れにくい…そういう性質があるからです。
なので、ワックスを塗る時に自分では気づかずモップに髪の毛が絡むことがあります。
その後にそのモップで廊下にワックスを塗るから、その毛を移動させてしまったわけです。
そうならないために、髪の毛が残りやすいトイレや洗面台の部分はフローリングを塗るモップとは別のものでワックスを塗るのがおすすめです。
これで、かなりの確率で廊下に髪の毛を塗り込むことを防ぐことができます。
モップの最初の着地点を決める
モップの着地点をできるだけ目立たない場所にすることは重要です。
ワックスを塗る時に最初にモップを着地したところにモップ跡がつきやすいからです。
しかし、着地後すぐにモップを滑らせることで跡は消えます。
なので、万一の時のための工夫です。
因みに、キッチンに向かう廊下の場合、右側奥のドアで床が隠れる部分から塗り始めるのは一つの手です。
塗り始めたら途中で止めない
モップを止めたところに、毛や小さなゴミも止めてしまうことに気がつきました。
それで、廊下全体を一筆書きのように一発で最後まで塗り切ってしまい、途中で止めないことによって、モップについている微小なゴミ類を塗り込まれることがなくなります。
しかし、廊下が半乾きで完全に乾いていないとすると、モップは途中で止めなくてもそこにゴミが止まることがあります。
床は半乾きの状態でワックスを塗らない
普通、床の水分が完全に乾いてからワックスを塗ります。
ところが、時間がなくて急いでいる時は床が十分乾いていない状態で(と言っても水溜りの状態ではありませんが)塗ってしまうと、床が水でべたっとしたところにモップが通過して、摩擦でゴミがそこに止まってしまうことがあり、
逆に完全に乾いた状態では、床がサラッとした状態なので、たとえ多少ゴミがモップについていたとしても、モップが動いている限りゴミがそこに止まることは防げます。
なので、仕上がりをよくするためには焦ることは禁物。
たいていは焦ることが原因でミスが生じるので。
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終わりに
フローリングのワックス塗りは、一見簡単なようでコツがいる作業です。
空室清掃の時は塗り逃げることがあるかと思いますが、自分では気づかずにワックスに髪の毛を塗りこんでしまう原因にもなります。
今回はできるだけそうならないように工夫できることを書いてみました。
初心者のうちは慎重なためにケアレスミスは少ないと思います。
ところが、慣れた頃に思わぬミスが起こるもの。
その自分の一例が、どうしてもチェックできなかった廊下の部分に意図せず髪の毛を塗り込んでしまったことで、参考になれば幸いです。
最後にワックス塗りのコツを経験から書いた記事を紹介して終わりにしたいと思います。
フローリングワックスを上手に「塗り逃げ」するコツを経験から書いてみた
では。
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