💡 10年放置でカビだらけ… お掃除機能付きエアコンでもプロの洗浄が欠かせない理由

「お掃除機能付きだから、高いお金を出したんだから、掃除は不要!」—もしあなたがそう考えているなら、それは大きな間違いです。

実際には、その高機能エアコンの内部は、10年放置すればカビとホコリの温床になっている可能性が極めて高いのです。

エアコンの「自動お掃除」機能は、実はカビや雑菌が繁殖する最も肝心な部分には全く手が届いていません。

本記事では、私たちが実際に見た「10年放置されたお掃除機能付きエアコン」の恐ろしい現実を公開し、あなたが健康被害を受ける前に知っておくべき、プロの洗浄が欠かせない決定的な理由を解説します。


1. 😱 実際に見た!10年放置されたエアコンの末路

 

先日、私たちは80代の知人から「エアコンの掃除が必要か見てほしい」と相談を受けました。

機種は2012年製のシャープ製「お掃除機能付きエアコン」です。

知人は「お掃除機能付きだから」という言葉を信じ、購入してから約10年間、一度も専門業者による清掃はもちろん、自分でできる簡単な手入れすらしていませんでした。

匂いや異音はしないものの、さすがに年数が経ち不安になったとのことでした。

結果はどうだったでしょうか?

蓋を開けて確認したところ、送風口の奥にあるファン(送風機)や吹き出し口のルーバーは、真っ黒なカビとホコリがびっしり

お掃除機能がまったく手の届かない場所が、想像を絶する汚染状態になっていました。

「え、お掃除機能付きなのに…15万円もしたのに掃除しなくていいって聞いてたのに!」

知人は心底驚き、そしてショックを受けていました。

特にご夫婦ともに高齢で、肺に持病があるとのこと。

このカビだらけのエアコンから出た空気を10年間も吸い続けていたと考えると、健康リスクは計り知れません。

お掃除機能付きエアコンは、「掃除しなくていいエアコン」では断じてありません。これは、私たちがエアコン洗浄の現場で日々直面する、最も深刻な誤解の一つなのです。


2. 🤖 お掃除機能付きエアコンの「真実」:機能の限界とは?

 

なぜ、高いお金を払って購入した「お掃除機能付き」のエアコンが、たった10年でカビだらけになってしまうのでしょうか?

その理由は、自動お掃除機能がどこを掃除しているのか、その「真の役割」を理解すれば明らかです。

誤解を呼ぶ「自動お掃除」の真の役割

 

自動お掃除機能がやっていることは、シンプルに言えば以下の通りです。

  1. フィルターのホコリをブラシで集める。

  2. 集めたホコリを「ダストボックス(チリ箱)」に送る。

つまり、この機能はフィルターの目詰まりを防ぎ、電気代の無駄遣いを抑えるためのものです。

機能が届かない、カビの温床となる「3大スポット」

 

エアコン内部でカビが最も繁殖しやすい、湿度の高い「要洗浄エリア」には、自動お掃除機能は全く手が届きません。

要洗浄エリア なぜ汚れるのか? 健康リスク
① 熱交換器(アルミフィン) 冷房・除湿時に結露し、水滴がつくため、ホコリを巻き込みカビが増殖する。 悪臭の原因、アレルゲン放出。
② 送風ファン 湿気を帯びた空気を吸い込み、回転でホコリとカビを固着させる。最もカビだらけになりやすい カビの胞子を部屋中にまき散らす。
③ 吹き出し口 内部で発生したカビが付着し、外から見えるため心理的な不快感も強い。 外見上の汚れ、カビの直接的な放出源。

高いエアコンを買ったからといって油断せず、これらのカビの温床こそ、専門業者による徹底的な洗浄が必要なのです。


3. 🚨 知っておくべき!プロによる洗浄の目安と注意点

 

「じゃあ、お掃除機能付きエアコンはどれくらいの頻度で掃除が必要なの?」

あなたの家族の健康を守るために、知っておくべき洗浄の目安と、絶対に避けるべきNG行為をまとめます。

プロによる徹底分解洗浄の推奨頻度

 

お掃除機能付きエアコンであっても、内部のホコリとカビを完全に除去できるのは、プロによる分解洗浄しかありません。

エアコンの使用頻度 推奨されるプロ洗浄の目安
通常使用(年間通して使用) 2年に1回
高頻度使用(ペット・喫煙・大家族) 1〜2年に1回
使用頻度が低い場合 3年に1回

⚠️ 危険!市販の洗浄スプレーは絶対にNG

 

「自分でなんとかしよう」とホームセンターで売られている市販の洗浄スプレーを使うのは、絶対に避けてください

  1. カビが落ちない: スプレーの洗浄力では、ファンの奥の頑固なカビやホコリを溶かすことはできません。

  2. 故障のリスク: エアコン内部の電気部品や基盤に液体がかかると、故障や発火の原因になります。

  3. カビの温床化: スプレー後の「すすぎ」が不十分になり、残留した洗剤成分が新たなカビの栄養源となり、かえってカビを増やしてしまう危険性があります。

自分でできる最低限の日常のお手入れ

 

プロの洗浄は必要ですが、日常的な手入れも大切です。

  • ダストボックスのゴミ捨て: お掃除機能が集めたホコリが溜まる箱は、必ず取扱説明書に従って定期的に捨ててください。ホコリが溜まりすぎると、機能が停止する場合があります。

  • 吹き出し口の拭き掃除: 運転停止後、乾燥した状態で吹き出し口の見える範囲(ルーバーの裏側など)を固く絞った布で優しく拭き取ってください。


結論:💸 高い買い物で終わらせないために

 

お掃除機能付きエアコンは、フィルターの手入れを軽減してくれる「便利機能」であり、「掃除が不要になる機能」ではありません。

「高いエアコンを買ったから大丈夫」という誤解が、結果として10年分のカビを家族の健康リスクに変えてしまいます。

特に換気が難しい冬や、感染症が気になる昨今、エアコンから出る空気の質は非常に重要です。

ご自宅のエアコンを最後にプロに洗浄してもらったのが3年以上前であれば、今すぐ点検が必要です。

健康を守るため、そしてエアコンを長く快適に使うためにも、費用はかかりますが、プロによる徹底的な分解洗浄をご検討ください。

 

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