今回はハウスクリーニングの作業にありがちな内容です。
気が付かないうちに、Waxが入っている容器が無茶苦茶汚くなっているということはありませんか?
こんなふうに。
キャップもつかむところも、側も全部。
裏は黒いのがこびりついてました。
さすがに、これでは部屋を綺麗にするのに汚すぎる…
ところが、Waxは固まってしまうとなかなか取れないので、毎回のように手入れするのがベストです。
今後はそうするとして、この状態が綺麗になるにでしょうか?
なります。
ガリガリ削ることが必要ですが、何で削るか… 色々試してみましたが、そんなお話です。
結論から言いますと、10分ほどでこれくらいにはなりました。
間違いなく先程と同じボトルです。これくらいになれば、たとえ作業中に人に見られても恥ずかしくないのではないでしょうか…
購入してから軽く10年は経過しますが、まだ穴が空いているわけではないので、綺麗にして使い続けるぞ、という気合い。
そこの面も汚れを削り落としました。
時間をかければ、まだまだ綺麗になりますが、これからぼちぼち手入れしていきます。
まあ、これくらいになれば見た目は悪くないので今回はムキにならずに程々に。
さて何で削るのが効果的か?
最初は、強アルカリ洗剤を噴霧して1分おき、ステンレスタワシで擦りました。
残念ながら、びくともせずです…
しかしながら、Waxの塊に傷をつけているので、洗剤が浸透してさっきよりは柔らかくなっていると思います。
金属製のチャンネルブラシで擦りましたが、このような塊については効果は感じませんでした。
ただし、このような箇所の掃除には威力を発揮します。お風呂場の凸凹床。詳細は下記のリンク記事。
風呂場の白い凸凹床→シャワーとチャンネルブラシで擦るのが最強!
100均で売っている、引っ掻くタイプのスクレーパーでも擦ってみました。
ひっかくタイプのスクレーパー→ハウスクリーニング作業の必需品
引っ掻いて削り落とすので、ある程度はガサガサと汚い塊が取れてきましたね。ですが、完全に落ちるところまではいきません…
では、カッターナイフ?
やりすぎると、ボトルそのものに穴が開いて本末転倒になりそうでやめました。
そこで、色々調べた中で、100均で売っているクリピラーという道具に行き着きました。本来は文字通り栗を剥く道具です。
写真で見るとこれ。
こんなので、本当に固まったWaxが取れるのだろうか? と一瞬疑問に思ったわけですが… 固い栗の皮は剥けるのでものは試し。
どれくらい鋭利なのかと言えばこれくらい。
ということで、早速キャップから綺麗にしていきます。
さっきはキャップを金属製のチャンネルブラシで擦りましたが、微妙には取れているようですが、見た目は全然変わらない…逆にブラシが負けてるのでやめました。
ところがクリピラーで溝に入れていくと、黒い入り込んだ塊が取れていくではないか!
数分かかりましたが、綺麗になった写真のように満足できるレベルで取れてくれました。
そして、持つところとか細かい部分も力を入れすぎずに、少しずつ削っていくと、綺麗になっていくではないか! ボトルに傷がつくのではないかという懸念がありましたが、問題ありませんでした。
続いてボトルの側面。横の滑らすようにガサガサとWaxだけ削っていきます。するとみるみる取れていく… 不思議なパワーです。
最後は、底の分厚く黒汚いWaxも… 横に滑らすようにガリガリ擦っていくと取れてきましたね。
10〜15分の根気作業で、上の写真のようにまあまあなWaxボトルに復活しました!
今後は、ここまでにならないように、Waxを塗って仕上げていく間になどの時間で道具の手入れを含めていきたいと、そのような教訓を得ました。
そう言えば、有名な言葉を思い出しました。
鉄の道具の切れ味が悪くなっているのに,その刃を研がないなら,余分な力を費やすことになる。
現場で作業をしていると、作業することに夢中になってしまい、疲れてしまって道具の手入れまでは気が回らないことが往々にしてあります。ですが、そうであっては結局作業効率が悪くなるだけですね。
仕事の達人になるためには、作業に手馴れることは大事ですが、身なりや道具の手入れも重要です。時には、冷静になってその辺を見つめることも必要です。というかそれをすることで、大変な仕事も楽しくなります。
という、ふとした体験談でした。ハウスクリーニング作業者に少しでも参考になれば幸いです。
ハウスクリーニングを辞めたい!30年続いた自分が継続の秘訣をお伝えします
では。
スポンサーリンク
コメント