コネクタ(オス)を抜く時、配線基盤の(メス)まで抜かないようにするコツ

天カセエアコン洗浄の本体分解の際に慣れていない人が失敗しがちなポイントを、インシデントレポートとして書いています。

それを書いていこうと思ったのは、

YouTubeで天カセエアコンの機種別に分解と再度取り付け方法に関するわかりやすい動画がありますが、それを見て未経験でもできそう…

ですが、いざやってみると、いくつか失敗しやすいポイントがあることに気づく…

それについては、YouTubeを見ているだけでは事前にわからない…

なので、わたしの体験から、自分を含めまだ分解取り付けに慣れていない方が、同じ間違いを繰り返さないように、備忘録としてお役に立てばと思った次第です。

今回は、コネクタを引き抜く時に力を入れすぎて電気基盤についているコネクタ(メス)まで抜かないように注意しましょう、という内容です。

さて、コネクタ(メス)とは下の写真の青色部分。

例として二つだけ青丸で示しました。他にもあります。

この部分にオスが刺さっていたわけですが、今は抜いた後の状態。

このメスは基盤に爪でくっついているだけみたいで、

うっ、抜けない!

と思って力を入れすぎるとこのメスがスポッと抜けてしまい、後が大変。

幸い、わたしがこの失敗をした時には、ベテランに助けてもらって元の場所にうまいこと爪を引っ掛けて復旧できました!

いや〜 やらかした時はヒヤヒヤもんですよ。

彼がいうには、メスがスポッと抜けただけだったので簡単に復旧できた、これが中の配線の針金?までいじっていた状態だったら、ハンダゴテ作業になり上手く復旧できるかどうかわからないとのことです。

この辺のことについても、自分でもできるようになったら、またあらためて記事にしたいと思います。

 

本題から少しだけ脱線しますが、上の写真では、赤丸の表示があって紛らわしくて申し訳ないです。

ちなみに、赤丸は分解の際に配線の端子を外した場面ですが(その時の写真に青丸を付け足す)ここも失敗しやすいポイントなので、別記事にしています。

天カセ洗浄 配線基盤中の信号線を外す時と接続の注意点(慣れていない方へ)

 

 

さて、もう一度本題に戻します。

本来であれば、コツさえ掴めばコネクタのオスは軽く引き抜けるはずです。

なぜ、なかなか抜けないのか… それはやみくもに引っ張っているから。

では、どのように引っ張ればいいのか?

ここがポイント!

コネクタをつまむ時に電線だけをつまむのは絶対NG!

いうまでもなく線を引きちぎってしまって修繕不可能になるかも。

そうかといって、根本をつまむと思いっきり力を入れた時に、やっと抜けたと思ったらメスまでスポッと抜けた、というこの記事の本題の失敗に至ります。

それで、オスのコネクタを、やや力を入れてつまんで引っ張ると、いとも簡単に上手く抜ける、このつまむ感触を掴むのが上手に引き抜くコツだと思いました。

コネクタを繋いでいる構造を考えると、オスだけをやや力を入れてつまむと、コネクタの爪が自然に開く構造になっているのでしょう。

残念ながら、いくら検索してもこのような情報は見つからない…

よく見かけるのは、「コネクタ抜きを使って」という文言ですが、ベテランから言えば、それは逆にNGらしいです。

なぜなら、力余って、別の配線を傷つけたりするので。傷つけるとその修理の手間の方が大変。

コネクタを上手に抜くには、どんな道具よりもよくできた人間の手、(指は柔らかいので余計なところを傷つけない)、それでオスだけを適度に力を入れてつまむ、そうすると自然に爪が開いてスポッと軽くメスが抜ける感触を自分のものにすることです。

習うより慣れろとはよく言ったもので、何回か、コネクタを指で抜くことを繰り返すと、だんだんできるようになります。わたしもだいぶ慣れてきました。

ということで、コネクタのオスを抜く時に配線基盤についているコネクタメスまで力余って抜いてしまわないようにするポイントやコツについて素人体験から書きました。参考になったでしょうか。

次回は太い線を結束しているバンドを簡単に抜くコツがわかったのでそれを書いてみたいと思います。

作業に慣れていくうちに、電動ドライバーについてもある程度こだわった方がいいことにお気づきになるかと思います。安物ドライバーを使うとネジ穴がなめてしまいますよ。下記の記事で体験を書きました。よかったら参考に。

天カセエアコンのネジ外しの電動ドライバー→安物はおすすめしない(体験記)

以上です。

 

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