濃紺色の床に陽射しが当たるとWaxが塗りにくい→その対処法

ハウスクリーニングで、作業者の技術に大きな差が出る一つのポイントはWax塗布です。

この記事をご覧になっている方は、Wax塗布に関する経験とスキルをお持ちだと思いますが、こんな厄介なことないですか。

写真をお見せすると、こんなワンルームの部屋のWax塗布。

これはWax塗布後の状態ですが、すごく気を使いました。

というのは、おおよその作業が終わってWaxを塗布し始めるのが、だいたい午後3時〜4時ごろになることが多いのでは?

そういう時に曇りの日ならまだしも、晴れの時は西日がピカーっとまぶしい。

まぶしいだけなら、まだいいです。

そういう状態は映画館で投影する時のようにほこりが嫌というほど見えてくれる…

フローリングが濃紺色なら尚更。

なので、いくらほこりを除去しようにもキリがないからWaxがなかなか塗れないというイライラがやってくるわけです。

ハウスクリーニングのベテランの方はどのように作業されていますか?

 

このような現場で困っている方も少なくないと思いますので、私なりに実践していることを書いてみたいと思います。

ハウスクリーニングを辞めたい!30年続いた自分が継続の秘訣をお伝えします

内容が幾分手間くさいと思えるかもしれませんが、仕事の依頼者が細かく要求してくる場合などの参考程度にご覧ください。

 

室内の空気中のほこりを少なくするためにできることの一つとして、Waxを塗る前までは床を濡れた状態で作業することができるかもしれません。

床を濡らしてしまうと滑ってこけてしまうので、すべての作業者におすすめできるわけではありませんが…

Wax剥離などの時に滑って、「痛ー」という経験が一度はおありかもしれません。もうそんな目に遭いたくないですよね。

安全第一という観点からは、滑りにくい靴などを履いて作業するのも一案です。

滑りやすい、Waxを塗る前になかなか乾燥しないというデメリットはありますが、ほこりを少なくする効果はあります。

 

例えるなら、

スマホやタブレットの画面に保護フイルムを自分で貼ったことがありますか? 黒い画面にはほこりが強敵です。プロはほこりが少ないところで作業します。

家の中で一番ほこりが少ない空間は風呂場です。理由としていつも湿っている場所だし、ほこりが侵入する要素が少ないということを挙げることができるでしょう。

だったら同じことをしたらいいのでは?

という発想から、床を湿らせておくなら作業中にほこりが舞わないことに気づきました。

建具を拭いて乾燥した時にも、陽射しがあってもほこりが目立たないのがわかります。

 

Wax塗布の際にほこりを塗り込まないもう一つのコツについてですが、

作業者の多くの方は、Wax塗布前に床をモップで拭き上げて乾燥後に念のため掃除機をかけるかと思います。

それもいいのですが、掃除機では床に張りついたようについている小さなゴミが取りきれていないことがありませんか?それに掃除機の幅は30センチほどなので、部屋全体を丁寧にかけようとすると意外に時間がかかります。

ゴミが床に張りついているのは微妙に湿っているからかもしれませんが、洗浄は必要なので濡らさないわけにはいかない…

そこで、床のほこりの除去に掃除機より早くて効果があるなあ、と思ったのが綺麗なバスタオルで床全体を上手に走らせる方法です。そのためのバスタオルを何枚か常備しておくことが必要ですが… と言ってもそんなにかさばらないのでは?

一回で広い面積を走らせることができますし、床にある程度の力を入れて完全に接しながら進める方が、掃除機のように微妙に浮いた状態でゴミを吸うより効果を感じました。

【意外】ハウスクリーニングで掃除機は本当に時短に役立つか(検証してやめました)

過去にこのような記事を書きましたが、今は押入れや靴箱など掃除機の方が早い箇所もあるので必要に応じて使っています。最近の床はフローリングが主流ですが、時々カーペットの部屋もあるので。

 

ということでまとめです。

フローリングのWax塗布について、濃紺色の色で直射日光でほこりが目立ちすぎる場合の今回ご紹介した二つの対処方法を簡単に言えばこうです。

・作業中は床全面を湿った状態にしてほこり立たないようにする

・Wax塗布前に床全体を綺麗なバスタオルを走らせて、ゴミやほこりをキャッチしてできるだけ時間をおかずにWax塗布

他にももっと早くて良い方法もあるかもしれません。フィードバックして良いなと思った方法や自分で気づいた方法があれば、あらためて記事にしたいと思います。

以上、困っている方に参考になれば幸いです。では。

関連記事→【フローリングのワックス塗り】陽が差し込む廊下は特に念入りに!

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