【iPadOS 19】アップデートの時間が長い・進まない時の原因と解決策|所要時間を徹底解説

「iPadOS 19へのアップデート、全然進まない…」

「残り2時間ってマジか!」

iPadの大型アップデートは、その待ち時間の長さから、多くのユーザーが抱える共通の悩みですよね。

特に画面に「2時間」などと表示されると、「このまま失敗しないか」「途中でフリーズしないか」と不安になるはずです。

筆者である私も過去、比較的古い機種(iPad Air3)を、速度が不安定なモバイルWi-Fi環境でアップデートを試みた際、実際に約2時間かかった経験があります。

ご安心ください。

この記事は、その実体験に基づき、最新のiPadOS 19へのアップデートが遅くなる根本的な原因を解明し、最速で安全に完了させるための具体的な【4つの対策】を徹底解説します。

結論から言えば、正しい準備さえすれば、古い機種でも必ず最新OSにできます。失敗する前に、ぜひこの記事で確認してください。


## 1. 最新iPadOS 19のアップデートにかかる時間の目安

まず、あなたのiPadのアップデートが正常な範囲内なのか、それとも異常に時間がかかっているのかを把握しましょう。

一般的に、iPadOSの大型アップデートは、以下の2つのフェーズに分けられ、合計で30分から2時間半程度かかるのが普通です。

フェーズ 作業内容 所要時間の目安
ダウンロード サーバーからアップデートファイルを読み込む 5分〜1時間以上
インストール ダウンロードしたファイルを展開し、システムを書き換える(リンゴマークが出ている時間) 20分〜1時間半
合計 30分〜2時間半

💡 所要時間のカギは「機種」と「Wi-Fi」

ご覧の通り、「ダウンロード」の時間は通信環境に大きく左右され、「インストール」の時間はiPad本体の処理能力(機種の古さ)に左右されます。

最新のMチップ搭載モデルであれば、安定した光回線環境で30分程度で終わることもあります。

しかし、数年前に発売された機種や、私の実体験のような不安定なWi-Fi環境の場合、「2時間」は標準的な時間だと認識しておきましょう。

もし、2時間半を超えても進まない場合は、何らかのトラブルが発生している可能性があります。

次章で、なぜこれほど時間がかかるのか、その根本的な原因を詳しく解説します。


## 2. なぜこんなに時間がかかる?アップデートが遅い3つの原因

なぜiPadOSのアップデートはこれほど時間がかかるのでしょうか。

あなたのiPadに「2時間」という表示が出ている場合、以下のいずれか、または複数の原因が重なっている可能性が高いです。

1. 最大の原因は「Wi-Fi環境の速度と安定性」

アップデートファイルは非常に大容量です。そのため、Wi-Fiの速度が遅かったり、接続が不安定だったりすると、ダウンロードフェーズに膨大な時間がかかってしまいます。

  • あなたの体験を裏付けに: 筆者も、固定回線ではなくモバイルWi-Fi(mineoのau回線SIMをWiMAX2ルーターに挿したもの)で試した際、ダウンロード速度の不安定さが原因で時間がかかりました。光回線のような爆速環境ではない場合、ダウンロードだけで1時間近くかかることもあります。

  • 【要確認】 自宅のWi-Fiルーターから離れていたり、同じ回線で他の家族が動画視聴やオンラインゲームをしていると、さらに遅延します。

2. 端末の「ストレージ容量」が不足している

OSのアップデートを行うには、アップデートファイル自体の容量だけでなく、ファイルを解凍し、システムを書き換えるための「作業用スペース」が必要です。

  • 容量不足のリスク: 空き容量がギリギリの場合、iPadは自動的に不要なファイル(キャッシュや古いデータなど)を削除して容量を確保しようとします。この「自動整理」に時間がかかるため、結果的にアップデート全体の進行が遅くなります。

  • 目安: アップデートをスムーズに進めるには、最低でも10GB以上の空き容量を確保しておくのが理想です。

3. 機種の「処理性能」が古い

「ダウンロード」が完了し、リンゴマークが表示される「インストール」フェーズでは、iPad本体のプロセッサ(CPU)がシステムファイルの書き換えを一斉に行います。

  • 旧機種の宿命: 最新のMチップを搭載したProモデルに比べ、iPad Air3などの旧世代のプロセッサは、この複雑な書き換え処理にどうしても時間がかかります。

  • 表示に注意: 「アップデート準備中…」の表示が長い場合、これは主に端末内部でファイルを解凍・検証している処理です。この待ち時間も旧機種ほど長くなる傾向にあります。


## 3. アップデートを高速化し、失敗を防ぐ具体的な4つの対策

時間がかかる原因が分かれば、対策は簡単です。アップデートをスムーズに、そして安全に終わらせるために、必ず以下の4つの準備を行ってください。

1.

固定回線 or 最速のWi-Fi環境を利用する

アップデートの時間を短縮する上で最も効果的なのが、通信環境の見直しです。

  • 光回線がベスト: 可能であれば、高速で安定した光回線にiPadを接続しましょう。これでダウンロード時間は劇的に短縮されます。

  • ルーターの近くで: ルーターから離れた場所ではなく、電波が最も強い場所(ルーターの近く)でアップデートを行いましょう。

  • 他の機器の切断: 他の家族のデバイスのWi-Fi接続を一時的に切ってもらうなど、iPadに回線を集中させると効果的です。

2. 事前にストレージの空き容量を10GB以上確保する

iPadの設定画面から「一般」→「iPadストレージ」を確認し、空き容量が十分か確認しましょう。

  • 容量確保の方法:

    • しばらく見ていない大容量の動画や写真を削除する、またはクラウドサービスに退避させる。

    • 長期間使用していないゲームアプリや教育系アプリを削除する。

    • これで「自動整理」にかかる時間が省け、インストールがスムーズになります。

3. アップデート前に必ず「再起動」をしておく

地味ですが、非常に重要です。

  • 効果: 再起動することで、バックグラウンドで動いている不要なアプリや、溜まっているメモリ上のキャッシュがクリアされます。これにより、iPadが最高の状態でアップデート処理を開始できます。

4. 十分な充電(80%以上)と充電器に接続した状態で行う

途中でバッテリーが切れることほど危険なことはありません。

システム書き換え中に電源が落ちると、データ破損や起動不能に陥るリスクがあります。

  • 安全第一: 必ず充電ケーブルに接続した状態でアップデートを行いましょう。Appleも、アップデート時は充電器への接続を強く推奨しています。


## 4.

私がiPad Air3で2時間でアップデートを完遂した手順(実録)

前述の対策を踏まえ、私が実際にiPadOS 17から18へ大型アップデートを行った際の実体験を、具体的な時間経過とともにご紹介します。

古い機種と、固定回線ではない通信環境でもアップデートは完遂できます。

筆者のアップデート環境

項目 詳細 補足
機種 iPad Air3 発売から数年経過した旧機種
ストレージ 256GBモデル 十分な空き容量を確保済み
通信環境 モバイルWi-Fi(mineo SIM + WiMAX2 W04) 安定性は低く、速度も光回線ほどではない
事前準備 充電ケーブルに接続、アプリの強制終了 必須の対策を徹底

時間経過とアップデートの流れ

時刻 状況 備考
7:55 「今すぐインストール」をタップ 利用規約に同意し、アップデート開始
7:55 「アップデート完了まで約2時間」と表示 やはり時間がかかることを覚悟
7:55〜9:37 ダウンロード・検証中 主に通信環境の制約で時間がかかる
9:37 「アップデート準備中…」に切り替わり ダウンロードが終わり、内部処理へ
10:06 アップデート完了 ロック画面が表示され、無事起動

成功の秘訣と教訓

今回の実体験から得られた最大の教訓は、以下の2点です。

  1. 表示された「2時間」はだいたい正しい: 不安になるかもしれませんが、iPadが算出した所要時間は、通信環境や機種を加味したある程度正確な目安です。焦らず、電源が落ちない環境で「ひたすら放置」することが最善策です。

  2. 事前にできる対策は「安定」を意識する: 筆者のように安定性の低いモバイルWi-Fiを使う場合でも、充電ケーブルに接続し、途中で触らないという「安定」を維持することで、無事エラーなく乗り切ることができました。

古い機種や安定性の低い環境でも、しっかりと準備すればアップデートは可能です。


## 5. アップデート後の注目すべき新機能(iPadOS 19の魅力)

長い時間をかけてアップデートしたのですから、新しいOSの魅力を最大限に楽しみましょう。

iPadOS 19では、以前のバージョン(18)で追加された機能がさらに強化され、利便性が飛躍的に向上しています。

特に注目すべきは、以下の機能です。

  • パスワードアプリ(強化版): システム標準のパスワード管理機能が大幅に強化され、より安全かつシームレスにログイン情報を管理できるようになりました。

  • メモアプリの進化: 手書き機能や共同編集機能が洗練され、メモ帳としてだけでなく、より高度なブレインストーミングツールとして活用できます。

  • メッセージアプリのカスタマイズ性向上: メッセージングがより楽しく、表現豊かになる機能が追加されています。

アップデートが完了したら、ぜひこれらの新しい機能を使って、iPadの体験をより豊かなものにしてください。


まとめ:2時間かかっても大丈夫!正しい対策で最新OSを楽しもう

iPadOSの大型アップデートは、時間がかかり、不安になるプロセスです。しかし、この記事でお伝えしたように、以下の3点を意識すれば、トラブルなく完遂できます。

  1. 最高のWi-Fi環境を用意する。

  2. ストレージと電源を万全にする。

  3. 表示された所要時間(例:2時間)を信じて、焦らず待つ。

あなたのiPadを最新・最高の状態にし、新しいiPadOS 19の体験を満喫してください。

 

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