はじめに
本日、大阪府柏原市のとある老人ホームの天井埋め込みエアコン8台の洗浄を6人チームで行いました。
朝9:00〜夕方4:30で終了。
首が疲れましたが、無事、エラー破損なし。
私はまだ2回目で慣れていませんが、エアコンの分解と組み立て係として作業しました。
8台もやるとそれなりに慣れてくるものですね。
分解がスムーズにできるようになると仕事が楽しくなってきます。
とはいえ、初心者にとって電装部分などの分解作業は破損やエラーなど不安もあるかと思いますので、慣れない私ですがスムーズに作業するコツや注意点をお伝えします。
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表面の化粧パネルの取り外しのコツと注意点
表面の化粧パネルの取り外しはそれほど難しくありませんでした。
写真は撮らなかったのですが、まずフックがどこについているのか確認し、一つ一つ確実に取り外していくのがコツですね。
いっきに外そうとせずに、無理な力を入れない、徐々にグイグイとやる感じ…
ネジを電動ドライバーで外していきますが、慣れないうちは外したネジを紙コップ分けするのが確実。
天井エアコンの分解をする係に当たる人は、その辺りはある程度慣れた人だと思いますのでここは苦労しないと思います。
もしここで苦戦するのであれば、チームリーダーに頼んで取り外し部品の洗い係に変えてもらいましょう。
そうでないと、チーム作業の効率が悪くなります。
この辺りのことが慣れていても、次の段階の電装部品の分解は神経を使います。
では、いざ分解。
電装部分の分解のコツと注意点
最初はルーバーと本体を接続しているコネクタをがぽっと外さなければなりませんが、これが結構固い…
両手でそれぞれのパーツをしっかり握って、徐々に力を入れながらグイグイと外していくのがコツだと思いました。
がぽっと外れた時にはホッとします。
そして、ドレンパンを外すために電装部品を外さなければなりませんが、その中にはごちゃごちゃとよく分からない配線があります。
ここで一呼吸落ち着く!これが大事。
慌てると失敗の元です。
ざっくり見ると本体と電装部品を繋いでいる束になっている配線が4つぐらいあったかな。
束になっている配線をさらに見ると、分岐した小さいコネクタが4つくらいあるのでスポッ、スポッと抜いていきます。
ここは気持ちよく抜けました。
形状が合わないと入らない構造になっていますし色分けしているので、思ったほど難しくなかった…最初はここが一番難しく見えるけど。
そして、束になっている配線をブラーんと垂らしていきます。
垂らすために切り込みがあるのですが、一気に外そうとせずに1本1本切り込みから抜いていくのがコツ。
束になっている配線がすべてブラーんと垂れたので、電装部品のケースは本体からの接続フリーになり、ネジを外せば簡単に抜けました。
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ドレンパンを外す時のコツ
電装部品のケースを外すと、このようにドレンパンを垂直に降ろす訳ですが、それはそれほど難しくありませんでした。
問題はそれを両サイドで金具とビスで止めてあるタイプがあるのでそれを抜く時です。
金具がついてあるビスを外していくと金具は簡単に取れます。
ところが、ご丁寧に金具と本体とを止めてある金具があり、(それは本体にフックでかかっているのですが)それを取るのにコツがいりました。
無理に力を入れず、スッと取れるタイミングをつかむのがポイントですね。
ドレンパンを外すと、中がこんなふうにカビで汚れています。
これは、まだまだましな方でしょう。
外した配線のコネクタは水が入らないようにしっかり養生
ドレンパンが外れるとコネクタに水が入らないようにしっかり養生する必要があります。
一つ一つ養生するのは結構面倒。
でも、後でエラーが出ないようにするために横着せずに…
ここでポイントは養生テープをケチらずに長めにちぎること。
必要最小限の長さだと外す時に苦労して効率悪いです。
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天井のモーターも外す?
写真にはありませんが、天井についているモーターは絶対に水をかけてはなりません。
それで養生するか、外すか…
普通、業者はモーターも外すようですね。
ここまで分解できた人なら、ネジと金具を外すだけなのでそれほど難しくはないでしょう。
私たちは、8台ともマスカーテープとタオルで養生することにしました。
万一の破損を防ぐために。
結果的にしっかり養生したので、8台ともエラーは出ませんでした。
ホッパーをかけて洗浄
洗浄した時に汚水をバケツに入れるために写真のようにホッパーを取り付けます。
ホッパーにもエアコン本体にかけるために色々なタイプがありますが、(四隅を紐で縛る、周囲をゴムで止めるなど)
この二択なら、周囲をゴムで止めるタイプがおすすめです。
理由はすぐに本体に止めることができるからです。
四隅を天井のアンカーに紐で縛るタイプのものは、狭い場所で紐をアンカーに通す時に手を怪我する可能性がありますし、ボードの粉クズが降ってきます。
それって結構面倒。
購入費用がどれほど違うのかわかりませんが、周囲をゴムで止めるタイプのホッパーが使いやすくて効率がいいと思います。
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本体洗浄
本体洗浄は自分が担当したわけではないのですが、以前やってみた感想としては高圧洗浄機よりホースの方がシンプルで使いやすいと思いました。
その水圧で十分綺麗になります。
でも、
施設内にホースは取れない…
高圧洗浄機使っている方が、入居者やスタッフの見た目がいい…
などの理由で高圧洗浄機を使いました。
作業者にとっては、水がこぼれる、場所をとるなどのデメリットもありますが…
洗浄で表面化粧カバーのスポンジ部分に水が含まないようにしたい
さて、分解で外したパーツの洗浄はそれほど難しくはありません。
下の写真は洗浄した部品たちです。
化粧カバーをジャバジャバ水で洗うと、裏のスポンジ部分にたっぷりと水を含んでしまいます。
そうすると、取り付けの時に重いですし、取り付けてからその水が垂れてくるのが心配になります。
なので、水洗いしなくても拭き上げ清掃で十分だと思いました。
洗浄後に我々が退散した後、エアコンから水が垂れてきて、漏水したものと勘違いされてクレームになるのも避けたいので。
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ファンの取り付けのコツ
ファンは素人でもスパナで簡単に外れると思います。
でも問題は取り付けの時です。
下から垂直にがぽっとはめる訳ですが、はめた時にネジの締め付け棒が短い、これでちゃんとはまっているのだろうか…
そんな不安がよぎりますが、がぽっとはまったのであればとりあえずスパナで締めてみます。
ベルマウス(ファンのカバー)をつけてみて、回転させてみて問題なければ大丈夫です。
それで8台とも問題ありませんでした。
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終わりに
今後も天井エアコンの洗浄の仕事に携わることになると思いますので、体験レポートを綴りました。
次回は、今回よりもスムーズに仕事するために。
これから天井エアコンの分解洗浄に着手する方は、きっと分解や取り付け、破損やエラーなどに不安がおありではないでしょうか。
この記事執筆時点で、私はこの作業に慣れているわけではありませんが、実際に素人がやってみて気づいたことなので、この内容も少なからずお役に立てると思います。
最後に壁掛けエアコンの洗浄に関する体験を過去に書きましたのでそれをご紹介して終わりにします。
では。
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