はじめに:清掃効率を格段に上げる新提案
こんにちは!以前、私はこのブログで「エアコンのカバーを外さずにファンなどを清掃する方法」をご紹介しました。
しかし、その後の経験と試行錯誤の結果、お掃除機能のないシンプルな壁掛けエアコンに限っては、考えを改めるに至りました。
それは、「本体カバーとルーバーは、慣れれば簡単に外せる。そして、外した方が圧倒的にきれいに、効率よく掃除できる」という確信です。
💡 変わった清掃の常識:「外さない」から「外す」へ
分解ナシの清掃は手軽ですが、やはりファンの奥や熱交換器(アルミフィン)の下部に残る頑固な汚れには届きません。
「どうにかもっと奥まで…」と考えた結果、シンプルな機種のカバーとルーバーを外す手順を習得しました。
これにより、清掃のレベルは劇的に向上し、カビ臭や効きの改善効果を強く実感しています。
本記事では、この「脱・分解ナシ」をテーマに、プロに頼まずとも自宅でできる最高レベルの清掃手順をご紹介します。
かつての私のように苦手意識を持っている方も、コツさえつかめば全然そんなことはありません!ご自身のエアコンの状態を確認しながら、ぜひ挑戦してみてください。
🛠️ ステップ1:清掃の鍵!カバーとルーバーを外す(苦手意識を克服しよう)
「カバーを外すなんて難しそう」「壊したらどうしよう」という不安があるかと思いますが、ご安心ください。
お掃除機能が付いていないシンプルな機種の多くは、実は非常にシンプルな構造で、コツさえつかめば力も工具もほとんど使わず簡単に外せます。
この作業が、その後の清掃の質を決定づけます!
1-1. メーカー別!カバー・ルーバーの外し方の傾向と違い
機種によってツメの位置やネジの有無に違いがあるため、代表的なメーカーの傾向を知っておくと安心です。
🌟 コツ:機種名で検索を!
自分のエアコンの正確な型番と「分解」「清掃」などのキーワードを組み合わせると、同じ機種のカバー外し動画が見つかることがあります。それを参考にすると、苦手意識は一気に解消します。
1-2. 本体カバーの外し方(実践編)
- ① 電源を切る: 感電や誤作動を防ぐため、必ずブレーカーを落とすか、コンセントを抜いてください。
- ② ネジを探す: カバーを開け、フィルターを外した奥。左右の端や中央上部、手前側などにカバーを固定しているネジ(1〜3本程度)があるか確認します。
- ③ ネジを外す: ドライバーでネジを外し、なくさないように保管します。
- ④ ツメを外す: カバーの両側面(上部や中央)にある「ツメ」を確認します。ツメを内側に軽く押しながら、手前ではなく「上方向」に持ち上げるようにカバーを動かすと、パチッと外れます。
- ⑤ 完全に外す: ツメが外れたら、手前に引き出すのではなく、全体を「上」へ持ち上げるように外します。無理に引っ張るとプラスチックが割れる原因になるので、優しく扱いましょう。
1-3. ルーバー(風向板)の外し方(実践編)
- 手動でルーバーを一番下まで動かす(電源は切ってあるので手で動かしてOK)。
- ルーバーの左右どちらかの端を見て、本体に固定されている小さな**軸(ツメ)**を探します。
- ルーバーを少し曲げるように力を加えるか、固定されている軸の根元を指で押し広げると、パチッと軸が外れます。
- 片側が外れたら、もう一方の軸も同じ要領で外します。
🌟 コツ: ルーバーは柔らかい素材なので、少し曲げても折れません。軸を外す際は、**「逃がしてあげる」**イメージで優しく動かしてみましょう。
これで、エアコン内部のファンや熱交換器がむき出しになり、清掃準備は完了です。
🧼 ステップ2:奥まで徹底清掃!ファン・熱交換器の汚れを落とす
カバーを外したことで、手の届かなかった送風ファンと熱交換器が丸見えになりました。
2-1. 用意するもの(再確認)
- メラミンスポンジ
- 歯ブラシ(清掃用)
- 乾拭き雑巾数枚
- 掃除機
- コップと水、または霧吹き
⚠️ 注意: 内部の電装部品に直接水をかけたり、市販の洗浄スプレーを過剰に使用したりするのは避けてください。電装部品がショートしたり、内部で洗剤が残りカビの原因になることがあります。
2-2. フィルターと外装の清掃
- フィルターの掃除: 掃除機でホコリを吸い、水洗いする場合は十分に乾かしてから取り付けます。
- カバー・ルーバーの掃除: 外した部品を水洗いし、メラミンスポンジなどで優しく擦って汚れを落とします。
2-3. 熱交換器(アルミフィン)とファンの清掃
カバーを外したメリットを最大限に活かす清掃です。
🏁 ステップ3:元に戻して完了!
清掃が終わったら、取り外しの逆手順で元に戻します。
- ルーバーの取り付け: ルーバーの軸を本体の穴に、パチッと音がするまで優しく差し込みます。
- 本体カバーの取り付け: まず本体上部のツメを正確に合わせてから、カバー全体を押し込むように装着し、最後にネジ(外していた場合)で固定します。
- フィルターの取り付け: 完全に乾いたフィルターをセットします。
電源を入れ、異音や動作に問題がないか確認したら完了です。慣れないうちは時間がかかりますが、この清掃を定期的に行うことで、エアコンの効きが良くなり、清潔な状態を維持できるようになります。
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