天カセ洗浄 配線基盤中の信号線を外す時と接続の注意点(慣れていない方へ)

天井埋め込み型エアコンの洗浄の時の本体分解時に、配線の基盤の信号線を外すか、信号線はいらわずに基盤ごと外すか、業者によって手法は異なります。

ここでいう信号線とは下の写真の赤丸の部分です。

YouTubeで本体分解動画を見ていると、この部分に関しては、線を外したはいいけど接続を間違えると配線全体をショートさせてしまう可能性があるために、信号線は外さずに配線の基盤ごと外して分解する手法が紹介されていました。

ところが、それにもデメリットがあって、重たい配線基盤そのものがしばらく宙ぶらりんになってしまうために、支えている電線にかなりの負荷をかけてしまう懸念があります。

そこで、当社では上の図の信号線は外してから、基盤そのものも本体から外して地面に置いて洗浄しているのですが、外した線を間違って接続しないようにするために、どのようにしているかを書いてみたいと思います。

天カセ洗浄の際に、本体の分解にまだ慣れていない方にお役に立てば幸いです。

 

まず、写真の右の赤丸の「室内外部接続線」の線を外す時の注意点から。

後で間違って接続することがないようにするため。

こちらは、よく見ると1、2、3と縦に並んでいます。

外す前の接続状態をしっかり覚えておくためにスマホで写真を撮っておくのも一案ですが、取り付けるときにいちいち確認するのは意外と面倒。

と言うのは、作業者が年齢を重ねてくると、確認してから、「あれ、どうやったっけ」とすぐに忘れてしまうことが起きてしまうんですよね。実際のところ… 私自身50代半ばなのでそういう年齢になってきた…泣

それで、声を出して、1、2、3、赤、白、黒と復唱する方が早いように思いました。

もちろん、万一の確認のため写真には納めます。そうすると安心。

外した端子の部分は洗浄の時に濡れないようにするために、養生テープで保護するのを忘れないようにも心がけています。

ここのネジは、モーターやファンと繋がっているために結構な電力を消費するのでしっかりと接続しなければなりません。接続が緩いと十分な電力が伝わらずエラーの原因になってしまうからです。

端子を接続しているネジは割に小さい… なくさないためにも、ネジはすぐに元の場所にくっつけておくのが賢明だと思いました。端子の取り付けの時にもネジをくっつけたまま閉めれるので。

端子の取り付けの時には、コトッと音が鳴るまでネジの奥をしっかり通してから、ぎゅっと手動ドライバーで締める、それくらいがベスでしょう。

 

 

今度は、写真左側のリモコン用信号線の話。

こちらは、X Yで表示されています。この機種では白同士の線をくっつけるように思えるのですが、元々白と黒の配線がテレコになっていました。

先程と同様に写真は撮りますが、X Yテレコと復唱すると作業がスムーズですね。

コトっと音がするまで端子を突っ込んでネジを締めます。

ただ先程と異なるのは、リモコンの線なのでそれほど電力が必要ありません。

なので、締め付けが多少緩くても大丈夫です。

 

ということで、この記事では、室内外部接続線とリモコン用信号線を外す時と接続する時のコツと注意点を、作業に慣れていない方向けに書いてみました。

次回は、接続コネクタの外す時のコツや、すごく固く閉まっているネジをどのように外すかなどについても書いてみたいと思います。

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では。

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