とあるホテルの各階通路についている天井埋め込み型エアコン(2方向)洗浄の依頼を受けました。
そのホテルにお泊まりの客がチェックアウトする時間から、次にチェックインするまでの短時間の間に洗浄しなければならない、しかもホースの水を引っ張ってこれない場所だったので困ってしまった…
この記事をご覧になられた方は似たような状況の方だと思います。
このような状況で何機か洗浄してみて、できるだけ短時間に洗浄する方法はこうかな?を書いてみました。緊急手段のヒントになれば幸いです。
結論だけ先に言えば、養生シートを下に敷いて、とにかくほこりをブラシで掻き落として、その後、エアコン洗浄スプレーを噴霧すれば、そこそこきれいになりました!
もちろん、洗浄機でしっかり洗うほうがもっときれいになるのですが、今回は泣く泣く端折った方法で洗浄。
では、その詳細説明です。
さて、いざ本体の分解。
本体カバーやドレンを外すと、熱交換器が出てきましたが何とほこりまみれ…
これだけほこりが詰まっていて、よくエアコンが稼働していたなあという率直な感想
こんなにほこりが溜まるのは、大阪市心斎橋にある主に外国人客が泊まっているホテルで換気が悪いのが原因です。
それは、先方には言いづらいですが事実。
ついでながら、外したドレンの汚れはこんな感じ。
まあ、こんなもんでしょう。
養生シートを下に敷いてあるのが分かるかと思います。
そこに、ほこりをかき落とせ〜 という勢いで、実際には柔らかいブラシで優しく擦りました。
それから、市販で売っているエアコン洗浄スプレーを噴霧しただけでもこれくらいにはなります。
先程のほこりまみれを考えると、ずいぶんマシになりました!
意外と床のシートは汚れなかったです。
シートをたためば、80%の汚れは丸め込むことができました。
残りの20%の汚れは掃除機をかけてカーペットはきれいに。
ドレンもエレベーターが狭く上下運動ができなかったので、ウエスタオルに汚水を含ませて水分を吸い取るように掃除。
それで、ドレンもこれくらいにはなりました。
取りつけたら見えなくなりますし、わざわざ外して確認する人もいません。
カビの匂いもしないので、異論を恐れずに言うと当座はこれで十分だと思います。
洗浄機で洗うためにご丁寧な養生も端折っているので、時短になっているわけです。
相手先から見れば、ファンもちゃんと外しているので、ある程度説明して見えないところまで洗ってくれていると認識してくれました!
本体の分解で一番気を使うのは、電装部分の配線を外す時ですが、
過去に比較的経験の浅い方向けにその時の注意点を書いてみたので、よかったらご覧下さい。一言添えると、ベテランの方には意味のない内容ですが…
天カセエアコン洗浄 本体分解の注意点(経験の浅い方へ実体験から伝えたい)
下の写真のような端子の取り外しと取り付けの時は、間違いなく元通りに戻さないとエラーやショートの原因になるでしょう。
赤の矢印が端子を抜いた時の状態です。
繰り返しますが、作業時間があまりない時でも、ここの取り外しと取り付けは慎重に!
ということで、時間が限られた時の天井埋め込み型エアコンの洗浄方法について書いてみました。
そっくり真似をすることはおすすめしませんが、少しでもヒントになれば嬉しいです。
では。
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