【お風呂のグレー床の白い汚れ】実はすごく落ちにくい…?プロがおすすめする正しい落とし方
お風呂の床、とくにグレーの床に出てくる白い汚れ。
「うわっ、ちょっと汚れてるな…」程度に見えるのに、いざキレイにしようとすると全然落ちない、なんて経験ありませんか?
実はこの白い汚れ、ハウスクリーニングの現場でも**クレームになりやすい“難敵”**なんです。
今日は、そんな“白いザラザラ汚れ”を、家庭でもできるようにプロ目線で分かりやすく解説します。
■ そもそも白い汚れの正体って何?
一般的に、この白い汚れは以下が混ざり合って固まったものです。
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皮脂や石けんの残り
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シャンプーなどの成分
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水道水のカルキやミネラル
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床の凹凸に入り込んだ汚れの蓄積
しかも、濡れると一瞬消えたように見えるため、「落ちた!」と勘違いしやすいのも厄介なポイント。
■ なぜこんなに落ちにくいの?
理由はとてもシンプルで、
▶ 床の凹凸に汚れが入り込んで固まっている

▶ 水に濡れると“誤魔化される”
この2つが強力に組み合わさるからです。
乾くとまた白く浮いてくるので、「あれ?落ちてない…」となるわけですね。

■ プロが実践する「落ちにくい白い汚れ」を落とす手順
▼ 手順1:まず“乾いた状態”で床全体をこする
使用:硬めのブラシ(チャンネルブラシなど)
乾いているうちにこすると
汚れに細かい傷が入り、お湯や洗剤が浸透しやすくなります。
→ ここで無理に落とす必要なし。軽く傷つけるイメージでOK。
▼ 手順2:熱めのお湯をかけて2分放置
(手で触れないくらいの熱さが理想)
熱が加わることで
皮脂や石けん汚れが柔らかくなり、浮きやすくなります。
▼ 手順3:アルカリ洗剤をかけてブラシでこする
皮脂汚れはアルカリに強いので、ここが一番効果的。
一般家庭なら:
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マジックリン(アルカリ性)
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セスキ炭酸ソーダ
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ウタマロクリーナー(弱アルカリ)
でもOK。
ここで7~8割の汚れは落ちます。
▼ 手順4:シャワーで一度流す
ここで終わると「濡れてるからキレイに見える」だけなので注意!
▼ 手順5:しっかり乾燥させる(とても重要!)
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窓を開ける
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換気扇を回す
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ドアを開ける
など、とにかく乾かす。
乾くと…
…やっぱり白い汚れが浮いてきた!
という状態になりますが、これは普通です。
▼ 手順6:最後の残り汚れは“酸性洗剤”で狙い撃ち
残った白い汚れは、カルキなどの“無機質汚れ”の可能性が高いです。
ここだけ酸性洗剤を使います。
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クエン酸
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お風呂用の酸性洗剤(サンポールは強すぎるので部分使用推奨)
【使い方】
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汚れている部分に少量たらす
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乾いた布で吸い上げるように拭く
これで白い跡がかなり薄くなります。
■ 家庭での掃除をラクにするためのアドバイス
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お風呂はできるだけ 白っぽい床 だと汚れが目立ちにくい
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グレーや濃紺はおしゃれだけど 汚れが目立ちやすい
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最後に 床用コーティング剤 を使うと掃除が激ラクに
床コーティングは一度やれば長持ちするので、実は意外とコスパが良いです。
まとめ
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乾いた床をブラシでこする
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熱湯をかけて柔らかくする
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アルカリ洗剤で“油汚れ”を分解
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乾燥させて状態を確認
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残った白い部分だけ酸性洗剤で“カルキ”を分解
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乾いた布で吸い上げて仕上げ
この手順なら、一般家庭でも再現できます。
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