はじめに
靴跡などの黒いしぶとい汚れ。
床の材質が石材なら掃除しにくいため、きれいにするのに苦労するでしょう。
メラミンスポンジを上手に使えば、楽に汚れがよく取れることに気付きました。
このブログではそのことをお話したいと思います。
話の流れは
靴跡のしぶとい汚れとは
百聞は一見に勝るのでまず見ていただきたいと思います。
下の方に見えているのが男子トイレの床の靴の黒い汚れです。
上の方は清掃できれいにしたところが写っています。
簡単に想像できますよね。元々は真っ黒でした。
床の材質が石材でザラザラなので、ポリシャーのパッドでこするとパッドが傷みます。
モップで水拭きしても簡単には汚れは取れませんでした。
洗剤を含めて拭いたとしても、上のようにきれいにならず黒い汚れがまだらに残るでしょう。
ではどうすればいいのでしょうか?
面倒ですが、一度に広い範囲に取り掛かるのではなく、タイル4つ分ぐらいの狭い範囲できれいにするのがベストです。
タイル数枚分の範囲に区切りしっかりきれいに進めるのがコツ
ポリシャーを使って楽に一気にきれいにしたいところですね。
ところがそこに落とし穴があります。
床は石材なのでザラザラです。
なので一気に広い範囲に取り掛かろうとすると、仕上がりがまだらになってしまいます。
それにポリシャーのパッドが傷みます。
角はどうしても屈んで手を入れなければなりません。
そうであれば、写真のような面積なら少しずつしっかりきれいにしていく方が結局は早いです。
ではどのように洗っていくのが楽にきれいになるのかお伝えします。
楽にきれいに黒い汚れを落とすには
洗う範囲を一度に広げすぎないないのは一つの大切なポイントです。
その上でどうすればいいのでしょうか?
清掃手順
- 洗剤水で表面を均等に湿らせる
- 1分程度置く
- 水をたっぷり含んだ手のひらサイズのメラミンスポンジで表面をなでる
- 水できれいに絞った雑巾で拭き上げる
- 軽く乾拭きをする
この作業の繰り返しです。
写真の現場では全面きれいにするのに1時間くらいかかりました。
真っ黒な床が見違えるので、1時間くらいなら早い方ではないでしょうか。
この清掃手順に関してコツがあるので補足します。
作業のコツを補足
床が石材でザラザラなのが一番気を使うところです。
コツの一つ目→できるだけ軽くなでるようにこすること
言い換えると子どもの頭を優しくなでるイメージです。
そのためには洗剤で汚れを上手に浮かさなければなりません。
わたしはキッチンで使う中性洗剤を使いました。
コツの二つ目→汚れを浮かすつけ置き時間は1分がベスト
洗剤水でつけおかずにすぐにメラミンスポンジでこすると、汚れが浮いていない状態でこすっていることになります。
逆に洗剤水を置きすぎると石材が汚水を吸い込む可能性がありますし、乾燥してしまって、せっかく浮いた汚れを除去せずに乾いてしまうということになりかねません。
三つ目のコツ→汚水分が乾かないうちに素早く吹き上げる
汚れを上手に浮かすことと、浮いた汚れを除去することはセットと考えた方がいいでしょう。
4つ目のコツ→メラミンスポンジはたっぷり水を含ませる
よくメラミンスポンジでこすると素材を傷をつけるという注意書きを見ます。
傷がいくのは乾いたメラミンスポンジで力を入れてこするからです。
たっぷり水を含ませて優しくなでただけで素材を傷つけることはありません。
水を含ませた方が汚れもよく落ちます。
五つ目のコツ→メラミンスポンジも、拭き上げの雑巾も、面倒でもきれいにすすぐこと
拭き上げたスポンジや雑巾をいちいちきれいにすすぐのは意外に面倒です。
なので、ついついこの工程を端折ることがあります。
ここにも落とし穴があって、効率アップのためには拭き上げの雑巾はいつもきれいでなければなりません。
汚い雑巾で拭いてもきれいにはならないからです。
汚れは物体が接触する時に汚い方からきれいな方に移動する性質が関係しています。
このことをよく覚えておくと色々な掃除に応用がききます。
家の靴脱ぎ場の汚れは、どんなに汚くてもこの方法で苦労しなくなりました。
終わりに
靴跡などの汚れがメインの床の洗浄は、中性洗剤と手のひらサイズのメラミンスポンジがあれば十分です。
この方法で石材などザラザラな材質でも対応できます。
わたしは仕事で清掃歴30年になります。
メラミンスポンジは上手に使えば、汎用性が高く本当に素晴らしい道具であることに数年前に気付きました。詳細は下記の記事をご覧ください。
参考になれば幸いです。では。
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