月1.5万PVで企業(2BET)から広告依頼!ブログ運営者が「断った理由」とメール例文

「ブログを続けていたら、初めて企業から広告掲載の依頼が届いた! これって自分のサイトが認められたってこと? それとも、怪しい話に引っかかってしまうんじゃないか?」

もしあなたが今、同じようなメールを受け取り、提携すべきか、断るべきか悩んでいるなら、この記事がその答えになります。

当サイト「エムケンブログ」にも、月間約15,000PVの段階で株式会社2BET様から広告掲載の相談メールが届きました。

結論から言うと、私はこの提携を見送りました

本記事では、

  • 私が提携を断った具体的な理由(特に収益とオーバーレイ広告の懸念)
  • 企業に送った実際の返信メール例文
  • 広告代理店との提携に踏み切るべきPV数の目安

を、やり取りの記録とともに全て公開します。あなたのブログ運営における賢明な判断の一助となれば幸いです。


 

🎯 広告掲載の依頼が来た当時のブログの状況

 

依頼メールを受け取った当時の当サイトの具体的な状況を説明します。

  • 依頼が来た時期: 2022年9月(ブログ開始から約3年が経過)。
  • 月間PV数: 約15,000PV(直近数ヶ月の平均)。
  • 当時の収益: Google AdSenseを導入していましたが、月間「4桁に届かない程度」と、収益アップへの期待は持っていました。
  • サイトのジャンル: ハウスクリーニング、IT機器(MacBook、iPadなど)、生活関連の経験談が中心。
  • 依頼元の企業: 株式会社2BET。主に「オーバーレイ広告」や「インタースティシャル広告」の掲載による収益化増大の提案でした。

 

2BETからの依頼メールを受け取ってまず考えたこと

 

最初にメールを受け取ったときは正直「自分のサイトが認められた」という嬉しい気持ちと同時に、「怪しい話ではないか?」という不安が半々でした。

私と同じようにアドセンスからの収益が少ないブロガーにとって、複数の広告会社と提携して収益が増えるなら、「棚から牡丹餅(たなからぼたもち)」のように感じられるかもしれません。

そこで、提携に踏み切る前に、以下の3つの大きな懸念点について徹底的に検討することにしました。


 

❌ 提携を見送った3つの決定的な懸念点

 

依頼メールを受け取り、提携を断るという決断に至った裏側には、ブログ運営者として譲れない3つの懸念がありました。

 

懸念① ユーザー体験(UX)を損なう「オーバーレイ広告」の存在

 

2BET社からの提案の核となっていたのが、画面の上下に常時表示されるオーバーレイ広告でした。

  • オーバーレイ広告とは? 画面をスクロールしても追尾して表示され続ける広告のことで、高い収益性を持つ反面、読者にとっては画面を邪魔する存在になりがちです。
  • 「たった月数百円」とUXの引き換え 検索して調べたところ、月間15,000PVでオーバーレイ広告を掲載した場合の収益は、良くて月数百円程度という情報にたどり着きました。
  • 私は、この数百円の収益のために、読者がせっかく訪れてくれたブログの「読みやすさ」や「快適さ」を犠牲にする価値はないと判断しました。ブログは読者のためにあるべきだと考えたからです。

 

懸念② サイトコンセプトに合わない「広告内容」への不安

 

オーバーレイ広告やアドネットワークの広告は、掲載される内容を完全にコントロールできないリスクがあります。

  • 避けたい広告の具体例: 私は、サイトの信頼性を保つため、宗教、政治、ギャンブル(賭博、宝くじ)、過激な漫画など、テーマが重すぎる、または怪しいイメージに繋がりかねない広告の掲載は断固として避けたかったのです。
  • 収益とのトレードオフ: 広告の内容を厳しく制限すると、広告配信の機会が減り、提案された収益のメリットがさらに薄れることは明らかでした。収益化増大を目的とした提携であるにもかかわらず、収益を制限せざるを得ない状況は本末転倒だと感じました。

 

懸念③ 管理の手間と、煩雑化によるリソースの消耗

 

Google AdSense一本で運用してきたため、新たな広告管理システムを導入することによる手間も懸念しました。

  • 広告の導入、管理、レポートの確認、そして万が一のトラブル対応など、管理工数が増えることは避けられません。
  • このリソースを広告管理に割くよりも、記事の質を高めるためのリライトや、新たな記事の執筆に集中すべきだと考えました。

 

📩 【実録】2BET社に送った返信メールと、そこから見えた本質

 

上記で述べた3つの懸念点を踏まえ、私は以下の内容で株式会社2BET様へ返信しました。サイト運営者としての姿勢を明確に伝えることが、後のやり取りをスムーズにすると考えたからです。

 

私が企業に送った返信メール(例文公開)

株式会社2BET ○○様

はじめまして。(中略)運営者の△△と申します。

(中略)月間約15,000PVで4桁いかないくらいです。

収益化増大のためとはいえ、オーバーレイ広告を貼ることや、宗教、神社仏閣、政党支援、占い、賭博、宝くじ、過激な漫画広告などを貼ることはお断りしています

提携したとしても現在月間15,000PVで広告内容を限定しつつオーバーレイ広告を控えているので大して収益にはならないと思っていますが、いかがでしょうか。

よろしくお願いいたします。 エムケンブログ運営者 △△

 

 

2BET社からの返信から見えた広告提携の本音

 

私の懸念を明確に伝えたところ、2BET社からは非常に正直で建設的な内容の返信をいただきました。


△△様 お世話になっております。(中略)

⇒ご認識の通り、現状のPV数で広告の配信制限を厳しくされますと掲載メリットがほとんど無くなってしまうかと存じます。

(中略)現段階での導入はあまり推奨はできません。

PV数がさらに伸びてくれば掲載メリットも増えてくるかと存じますので、その際に改めてご検討いただければと存じます。

 

 

このやり取りから得た教訓

 

このやり取りは、ブログ運営者が知るべき重要な事実を浮き彫りにしました。

  • 教訓① 収益を出すにはオーバーレイ広告は必須に近い: 広告会社側の立場から見ても、収益を最大化するにはユーザー体験を犠牲にした収益性の高い広告(オーバーレイなど)が推奨されるということ。
  • 教訓② 低PVでの広告制限はメリットがない: 月間1.5万PV程度では、広告の内容を制限すると、広告会社側にとっても提携するメリットがほとんどないということ。

 

📊 まとめ:ブログ広告で失敗しないために必要なPV数の目安

 

広告代理店との提携は魅力的ですが、メリットを出すには以下のことが不可欠です。

 

広告収益化を考えるなら「PV数」と「UX」のバランスが鍵

 

  • 収益を出すための絶対条件: 広告会社からの返信内容からも明らかになったように、広告で本格的な収益を出すには、月間最低10万PVは一つの目安となります。
  • 最低限検討できるライン: サイトの品質を維持しつつ、何らかの収益化を目指すとしても、まずは月間3万PVを安定的に超えてから検討するのが賢明でしょう。
  • 低PVで提携するリスク: 月1.5万PV以下の段階で安易に提携すると、わずかな収益しか得られない上に、オーバーレイ広告などで読者の満足度(UX)を下げてしまうリスクが高まります。

 

初めて広告依頼を受けたあなたへ贈るアドバイス

 

初めての広告依頼は、サイトが成長している証であり、大変嬉しい出来事です。しかし、焦って提携する必要はありません。

ポイント アドバイス
最優先事項 広告よりもまず「記事の執筆」と「リライト」に集中する。 サイト全体のアクセス数が増えれば、アドセンス収益も伸びます。
提携の検討基準 提携を持ちかけられても、収益性の低さUXの低下広告内容の品質を厳しくチェックし、一つでも懸念があれば「断る勇気」を持ちましょう。
今後の目標 まずは、広告会社側もメリットを感じる月間3万PV以上を安定的に達成することを目標に、良質なコンテンツ作成に注力しましょう。

 

【追記】2025年11月現在、この記事のアクセス状況と教訓

 

この記事は2022年9月に書かれましたが、現在も多くのブロガーから検索されています。

  • 現在の状況: 記事公開からトータルで700以上のアクセスがありましたが、現在は安定的なアクセスには至っていません(ここに、現在の具体的なアクセス状況や今後のリライト計画を軽く加筆できます)。
  • 教訓の再確認: 企業からの広告依頼に関する一次情報は価値がありますが、その価値を継続的に維持するには、やはり地道なSEOと情報更新が不可欠だと痛感しています。

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