築20年のワンルームマンションの床清掃を行いました。
一見するときれいなフローリングですが、よく見ると以前敷かれていたマットの跡がくっきり残っています。
このような跡は、ワックスを上から塗り重ねても消えません。
原因は長年積み重なった古いワックスの層です。
そこで今回は、床を一度リセットするために 「剥離(はくり)」作業 を行いました。
実はこの作業、水加減ひとつで仕上がりが大きく変わる作業でもあります。
「撫でるだけで剥げる」状態を作る
剥離作業は、部屋の奥から進めます。
一度に広い範囲をやるのではなく、
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奥行き 約70cm
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幅は 部屋いっぱい
このくらいの範囲で少しずつ進めるのが効率的です。
まず剥離液を丁寧に塗布します。
その後、数分ほど反応を待ちます。
この待ち時間に、雑巾を絞って準備を整えておく。
この段取りが作業スピードを左右します。
ワックスが「ドロリ」と浮く瞬間
液が浸透したら、両手に手袋をして床を触ります。
床を水分で湿らせながら撫でるように動かすと、
古いワックスが ドロリと浮き上がってくる瞬間があります。
このとき
「剥げた!」
と手応えで分かります。
この感覚が分かると、剥離作業は一気に楽になります。
剥離の成功を左右する「バケツの水」
さらに、かなたわしで回転させるように擦っていきます。
ここで重要になるのが バケツの水 です。
剥離作業では、適量の水分が欠かせません。
水分が少ないと
→ 浮いたワックスが 再び固まる
水分が多すぎると
→ 作業が 扱いにくくなる
ポイントは、
「剥げた」と確信できる潤いを保つこと。
その状態を維持しながら、
一気に2回拭き上げます。
仕上がりは驚くほどサラサラ
この工程を繰り返し、
ワンルームの床を 約50分 で仕上げました。
完全に乾いた後の床を触ると、
驚くほど サラサラ しています。
あれだけ目立っていたマットの跡もきれいに消えました。
築20年の床でも、
適切に剥離を行えば 新築時のような清潔感を取り戻すことができます。
もちろん、剥離作業で一番不安になる 床素材へのダメージもありません。
プロの現場では「水加減」が仕上がりを決める
床剥離は単純な作業に見えますが、
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液の反応時間
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水分量
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拭き上げのタイミング
このバランスが仕上がりを大きく左右します。
そして意外と見落とされがちなのが、
バケツの水の使い方です。
この水加減が合うと、
ワックスは 撫でるだけで剥げる状態になります。
剥離は力仕事ではなく、
状態を作る仕事なのです。
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