はじめに
作業終了後に「あれ、これは汚れが落ちてないやん」とクレームを防ぐために未然にできることがあれば、実践したいと思われませんか?
ちなみに、私が作業する担当者からは「器具の不具合や故障に気づいたら、どんな小さいことでもいいから報告してほしい」とお願いされています。
少々面倒ですが、作業中に不具合に気づいたらスマホで写真を撮って報告してあげることにしました。
そうすることで、作業クレームをだいぶ防ぐことができていますし、担当者に感謝されると同時にコミュニケーションの充実により気持ちよく仕事ができるからです。
今までは、「そんなの担当者の業務責任範囲で清掃作業とは関係ないやん。時間のロス。」と考えていましたが、サービス精神にもつながるので再考した次第であります。
新しい入居者に少しでも気持ちよく入居していただきたいという願いも込めて…
担当者も不具合のチェックはするものの見落とすことがありますし、たとえ細かな点でも修繕するかどうかの判断は担当者にお任せすればいい話なので。
ここ1年間の間に色々と写真で報告しましたが、溜まってきたのでまとめてみました。
今回はキッチン編。参考までに別の箇所については下記の記事で。
【ハウスクリーニング】器具の不具合を最初にチェックするポイント(お風呂場編)
【ハウスクリーニング】作業前の不具合チェックポイント(ガラス・スイッチ器具編)
ハウスクリーニング作業者の方へ、エンタメ程度に眺めていただければ嬉しく思います。
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今までキッチンにはこんな不具合が…
流しの下の扉を開けてみるとこんな状態の時がありました。
キッチンの排水管が通っているあたりは木材が外せるような設計になっているのですね。
清掃作業者目線では何の工事をしたのかわかりませんが…
いずれにしても、私が修繕できるわけではないですし、このまま担当者に気づかれずに新しい入居者が入るとややこしいことになるので、報告しました。
収納の縁のゴムが伸びてしまっています。
取り替え可能かどうかわかりませんが…
意外と蛍光灯の紐が切れていることも結構あります。
前の入居者が思いっきり引っ張っていたのでしょうね。
もうちょっと優しく扱ってあげないと…
この暗さに慣れたら蛍光灯がつかなくても別に困らないのかもしれませんが、やっぱり本来あるものは直したいところです。
こういう箇所は清掃ではどうにもならない
キッチンのガスコンロのある五徳の天板。
以前に清掃したこの状態で清掃完了報告すると、担当者が上司から「こんな汚かったら営業できないやないか、なんとかしろ。」と言われたそうです。
言い換えると「取れなかったら、取れないと報告させろ!」ということらしいですが、傷んだ物品は清掃では再生不可能…
担当者はこれ以上仕方ないと思っていたわけですが、人によって綺麗汚いの感覚はまちまちなので、「この状態は腐食ですので、これ以上は綺麗になりません。」と一言言うことにしました。
さらには、レンジフードの黒いフィールター。
若干、黒い塗装が剥げているのがわかるでしょうか…
この剥げ方はまだましな方です。
どの清掃業者もこのフィルターの清掃には苦労しているかと思います。
きつい洗剤を使うと一気に塗装がメロメロ。
かといって、中性洗剤程度ではなかなか油のベタベタは落ちない…
担当者がこの状態を見てどうしても気になるようなら、黒いスプレーを噴霧して乾燥させているようですが…次の清掃の時もモロモロになるだろうなあと思いながら。
別の担当者に塗装が剥げたことを報告すると、「スプレーしといて」と言われたことがあります。
正直、「一手間増えるやん」と思いましたが、スプレーは100均でも売っているので、一つ常備しておくことにしました。
またの機会に、その方法を記事にしたいと思います。
キッチンの流しの腐食と剥げ
キッチンの排水の部分のこの状態。
これは汚れではなくて金属の腐食です。
清掃ではこれ以上どうにもならない…どころか擦りすぎるとますます傷になるので。
でも、見栄えは汚らしいです。入居者から見たらカビに見えたりして…
汚れか腐食か判別できない担当者もいるので、念の為報告。
この中のグレーの円周部分も黒剥げしていることがあります。20年、30年と経つうちにそうなるのです。この現場はそれはなかったですが、それも報告。
そして、排水の蓋の径が合ってなくて水が流れないことも時々あります。それも報告。
排水の蓋は心配しなくても交換可能だと思います。
そんな感じですね。
キッチンに関してはそんなところです。
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終わりに
過去1年間でキッチンに関して目にした代表的な不具合をまとめてみました。
それ以前にもキッチンの棚とか塗装の剥げとか色々とありましたが、写真を消去してしまったので取り上げることができなかったのが残念。
今後、新たにまとめてみたいと思います。
最後に作業でどうしても起こるクレーム。
それについての対処や考え方をまとめた記事を紹介して終わりにします。
ハウスクリーニングの細かいクレーム(キッチンの扉、小物入れ、取手)に対応して学んだこと
一生懸命やった結果であればあまり気にしないことですね。
では。
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