海外botが急に増えても、早まらない ——ブログは「造船」と「釣り」に似ている

1. 冒頭:数字が急に動くと、心も動く

ある日、管理画面を開くとグラフが垂直に跳ね上がっている。
「ついにバズったか?」と胸を高鳴らせて内訳を見ると、正体は海外からの大量のbotアクセス……。

そんな経験はありませんか。

急激な数字の変化は、私たちの心を簡単に揺さぶります。
期待、不安、そして「何か対策をしなければ」という焦り。

最初にお伝えしておきますが、これは「アクセス爆増の成功体験」ではありません。
むしろ、数字に惑わされて失敗しないための、静かな生存戦略の話です。

この記事では、botの正体を暴いたり、具体的な対策を列挙したりはしません。
「何もしない」という判断を、安心して選ぶための視点を共有します。


2. 結論:こういう時ほど、何もしない

結論から言います。
海外botが急増したとき、私たちが取るべき最善の行動は
**「何もしないこと」**です。

  • 設定を変えない:安易に海外IPを全遮断しない

  • 記事をいじらない:アクセス元に合わせてリライトしない

  • 方針を変えない:更新頻度やテーマを急に変えない

この「やらないことリスト」を守ること。
それが、ブログという資産を長期で守るための、もっとも確実な選択です。

何もしないとは、目を閉じることではありません。
**変化を観察し、判断を保留するという“能動的な選択”**です。


3. 造船の例え:ブログは“浮かべるまでが仕事”

ブログ運営を**「造船」**に例えてみましょう。

船は、組み上げた直後にいきなり外洋へ出航しません。
まずはドックに浮かべ、水漏れはないか、バランスは取れているか、
波に対する耐久性はどうかを確認するテスト期間があります。

botによるアクセスは、いわば人工的な波です。
まだ人(読者)が本格的に乗る前に、
サイトという船が正しく浮かび、耐えられるかを試されている状態。

この耐久テストの最中に、
焦って設計図を書き換えてはいけません。

ブログで言えば、
アクセス解析を見て、人格まで変えてしまう状態です。


4. 釣りの例え:魚が跳ねても、糸は引かない

もう一つの比喩は**「釣り」**です。

ベテランの釣り師は、
ウキがピクピク動いた瞬間に竿を立てたりしません。

それは小魚の突きかもしれないし、
潮の流れやゴミの接触かもしれないからです。

botの急増は、いわば水面がザワついている状態
本命が食いつく前に糸を引けば、すべてが台無しになります。

本命の魚は、
引かない勇気を持てる人の竿にだけ、静かにやってきます。


5. なぜ“早まる”のが一番危険か

ここが最も重要なポイントです。
数字に反応して「早まる」ことは、
自らブログの寿命を縮める行為だからです。

  • 記事構成をいじる
     → 船の重心を無理に動かすようなもの

  • テーマを寄せる
     → 目的地を急に変え、燃料が尽きる

  • 挙動が変わり続ける
     → 検索エンジンからも「不安定なサイト」と見なされる

未完成のまま船を出せば、
少しの荒波で簡単に沈んでしまいます。

これは脅しではありません。
私自身が、何度も早まりそうになり、
踏みとどまってきた実感です。


6. botが来る時期に起きている“本当の変化”

少し冷静に、事実だけを見てみましょう。

海外botが増える時期、
水面下ではインデックスの再評価や、巡回頻度の変化が起きていることがあります。

海外IPのクローラーは、必ずしも敵ではありません。
彼らが巡回し、情報を収集することで、
のちに検索結果へ反映される準備が進みます。

先に測量船が来て、そのあとに商船が来る

この順番を、取り違えないことです。
botは道を荒らしているのではなく、
道を確認しに来ているだけかもしれません。


7. 最後に:やることは一つだけ

では、今日やるべきことは何か。

実は、たった一つしかありません。

  • 数字は、ただの天候として眺める

  • 今日も、いつも通り書く

  • 昨日と同じ温度で公開する

ブログ運営とは、
自分が造った船を信じ、
そっと竿を置き、
潮が満ちるのを待つ仕事です。

数字に心を売らず、
淡々と、積み上げていきましょう。

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