「複数ブログを持てば安定する」は本当か?分散が逆に苦しくなる理由

ブログ運営の不安が大きくなってくると、
よく聞こえてくるアドバイスがあります。

「一つに依存するのは危険。複数ブログを持ったほうがいい」

理屈としては、もっともらしい。
一つが落ちても、他が支えてくれる。
リスク分散。保険。

でも実際にやってみると、
分散が安心どころか、苦しさを増やすケースは少なくありません。


なぜ「複数=安定」だと思ってしまうのか

この考えが広まった理由は、シンプルです。

  • 一つのブログが落ちた人が多い

  • 環境変化が激しい

  • 「集中しすぎは危ない」と言われ続けている

だから、

「数を持てば安心」
という発想に、自然と寄っていく。

でもここには、
現場感覚が抜け落ちていることが多い


実際に増えるのは「安心」ではなく「管理」

ブログを一つ増やすと、
増えるのは売上だけではありません。

  • 更新管理

  • 記事のメンテナンス

  • 状況把握

  • 頭の切り替え

しかも、
どれも中途半端な状態になりやすい。

結果、

  • どれも伸びきらない

  • 何を優先すべきか分からない

  • 常に「全部足りていない」感覚

これ、かなり消耗します。


分散が効くのは「回っている状態」だけ

ここが重要なポイントです。

複数ブログが安定に寄与するのは、
すでに一つが回っている場合だけ。

  • 更新のリズムがある

  • 収益構造が分かっている

  • 直せば伸びる感覚がある

この状態が一つもないまま数を増やすと、
不安は分散されません。

不安が、そのまま増殖します。


「逃げの分散」になっていないか

分散が悪いわけではありません。
問題は、その動機です。

  • 一つのブログを見るのが怖くなった

  • 数字が下がった

  • 正解が分からなくなった

こういう状態で増やすと、
それは「戦略」ではなく逃げになります。

逃げの分散は、

  • 集中力を削り

  • 思考を浅くし

  • どのブログにも愛着が持てなくなる

という結果を招きがちです。


実は「一つを直し続ける」ほうが安定する

長く続いている人を見ていると、
意外な共通点があります。

  • ブログの数は少ない

  • 何度も同じ記事を直している

  • 新規より修正に時間を使っている

これは偶然ではありません。

「直せる状態」があること自体が、安定材料だからです。

新しく作るより、
直せるものを持っているほうが、
精神的にも現実的にも強い。


分散するなら、順番がある

もし分散を考えるなら、
おすすめしたい順番はこれです。

  1. 一つのブログで「型」を持つ

  2. 直せば改善する感覚を掴む

  3. 余力が出てから、次を作る

この順番を飛ばすと、
分散は武器ではなく重荷になります。


まとめ:数より「触れるかどうか」

ブログ運営の安定は、

  • 数が多いか

  • ジャンルが違うか

よりも、

「自分が状況を把握できているか」
「直せる余地が残っているか」

に強く依存します。

複数ブログを持つこと自体は、
悪いことではありません。

でも、

  • 不安だから増やす

  • 安心したくて分ける

この発想のままだと、
かえって苦しくなります。

ブログは、
広げた人より、
触り続けられた人のほうが長く残ります。


▶ 次回予告(第6話)

「成功者のやり方を真似れば再現できる」は本当か?
コピーがうまくいかない本当の理由

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