ブログ運営の不安が大きくなってくると、
よく聞こえてくるアドバイスがあります。
「一つに依存するのは危険。複数ブログを持ったほうがいい」
理屈としては、もっともらしい。
一つが落ちても、他が支えてくれる。
リスク分散。保険。
でも実際にやってみると、
分散が安心どころか、苦しさを増やすケースは少なくありません。
なぜ「複数=安定」だと思ってしまうのか
この考えが広まった理由は、シンプルです。
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一つのブログが落ちた人が多い
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環境変化が激しい
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「集中しすぎは危ない」と言われ続けている
だから、
「数を持てば安心」
という発想に、自然と寄っていく。
でもここには、
現場感覚が抜け落ちていることが多い。
実際に増えるのは「安心」ではなく「管理」
ブログを一つ増やすと、
増えるのは売上だけではありません。
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更新管理
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記事のメンテナンス
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状況把握
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頭の切り替え
しかも、
どれも中途半端な状態になりやすい。
結果、
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どれも伸びきらない
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何を優先すべきか分からない
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常に「全部足りていない」感覚
これ、かなり消耗します。
分散が効くのは「回っている状態」だけ
ここが重要なポイントです。
複数ブログが安定に寄与するのは、
すでに一つが回っている場合だけ。
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更新のリズムがある
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収益構造が分かっている
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直せば伸びる感覚がある
この状態が一つもないまま数を増やすと、
不安は分散されません。
不安が、そのまま増殖します。
「逃げの分散」になっていないか
分散が悪いわけではありません。
問題は、その動機です。
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一つのブログを見るのが怖くなった
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数字が下がった
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正解が分からなくなった
こういう状態で増やすと、
それは「戦略」ではなく逃げになります。
逃げの分散は、
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集中力を削り
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思考を浅くし
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どのブログにも愛着が持てなくなる
という結果を招きがちです。
実は「一つを直し続ける」ほうが安定する
長く続いている人を見ていると、
意外な共通点があります。
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ブログの数は少ない
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何度も同じ記事を直している
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新規より修正に時間を使っている
これは偶然ではありません。
「直せる状態」があること自体が、安定材料だからです。
新しく作るより、
直せるものを持っているほうが、
精神的にも現実的にも強い。
分散するなら、順番がある
もし分散を考えるなら、
おすすめしたい順番はこれです。
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一つのブログで「型」を持つ
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直せば改善する感覚を掴む
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余力が出てから、次を作る
この順番を飛ばすと、
分散は武器ではなく重荷になります。
まとめ:数より「触れるかどうか」
ブログ運営の安定は、
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数が多いか
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ジャンルが違うか
よりも、
「自分が状況を把握できているか」
「直せる余地が残っているか」
に強く依存します。
複数ブログを持つこと自体は、
悪いことではありません。
でも、
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不安だから増やす
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安心したくて分ける
この発想のままだと、
かえって苦しくなります。
ブログは、
広げた人より、
触り続けられた人のほうが長く残ります。
▶ 次回予告(第6話)
「成功者のやり方を真似れば再現できる」は本当か?
コピーがうまくいかない本当の理由
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