ブログ運営について語られるとき、
とてもよく聞く言葉があります。
「正しい努力をすれば、いつか必ず報われる」
励ましとしては、きれいな言葉です。
でも、正直に言うと――
この言葉に救われる人より、苦しむ人のほうが多いと感じています。
なぜなら、ブログの世界には
**「正しく見えるのに、伸びない努力」**が普通に存在するからです。
まじめな人ほど、この神話に縛られる
-
毎日更新している
-
読者の役に立つことを書いている
-
手を抜いていない
それでも、伸びない。
こういう人ほど、
「自分の努力が足りないのでは?」
と考えてしまいます。
でも実際には、
努力の量や姿勢と、結果が直結しない局面が確実にあります。
これは甘えでも、能力不足でもありません。
伸びない努力は「間違い」ではない
ここ、すごく大事なところです。
伸びない努力=無駄
ではありません。
多くの場合、それは
**「まだ評価されていない努力」**か、
**「今の環境では効きにくい努力」**です。
たとえば、
-
丁寧に書いた渾身の記事
-
自分なりに深掘りしたテーマ
-
読者を想定して構成した内容
それでも、検索に拾われないことは普通にあります。
これは、書いた人が悪いわけではありません。
「正しい努力」という言葉が危険な理由
「正しい努力」という言葉には、
一つの落とし穴があります。
それは、
結果が出ていない=努力が間違っている
という短絡的な結論に、
自分を追い込んでしまうことです。
でも、ブログの結果は、
-
タイミング
-
環境
-
競合
-
検索の評価
こうした要素に強く左右されます。
努力は、
結果の十分条件ではあっても、必要十分条件ではない。
ここを勘違いすると、続けるのがつらくなります。
実際に結果を出している人も、外している
長く続けている人ほど、
こんな経験をしています。
-
力を入れた記事ほど伸びない
-
軽く書いた記事がなぜか読まれる
-
狙って外し、狙っていないところが当たる
これは才能の問題ではなく、
ブログという仕組み自体が、そういう性質だからです。
だからこそ、
「正しい努力=必ず当たる努力」
という前提は、最初から成り立ちません。
報われる努力は、後から定義される
結果が出たあと、人は言います。
-
あの努力が正しかった
-
あの選択が良かった
でもそれは、
結果が出たからそう言えるだけです。
結果が出なかった努力は、
語られないだけで、消えてはいません。
むしろ、
今の自分を支えているのは、
過去に報われなかった努力の積み重ねだったりします。
じゃあ、何を基準に努力すればいいのか
おすすめしたい基準は、これだけです。
「あとで修正できる形で、残っているか」
-
記事として残っている
-
経験として蓄積されている
-
書いたことで視点が増えている
この条件を満たしていれば、
その努力は、将来どこかで使われます。
すぐに評価されなくても、問題ありません。
まとめ:「報われるか」より「残るか」
ブログ運営で一番きついのは、
努力しているのに結果が見えない時間です。
でも、
-
努力が正しいかどうか
-
今すぐ報われるかどうか
そこに答えを求めすぎると、
続けるのが難しくなります。
それよりも、
「この努力は、あとで触れる形で残っているか」
この視点を持つほうが、
長く続けるには現実的です。
ブログは、
正しい人が勝つ世界ではありません。
残ったものが、あとから意味を持つ世界です。
▶ 次回予告(第4話)
「PVが増えれば安心」は本当か?
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