清掃現場で一番怖いのは「汚れ」ではありません。
機材が止まることです。
作業が止まる=その日の工程が崩れる。
今回は、スパワールドのピロティ清掃中に起きた、アマノ製ウェットバキュームの突然の故障と、
そこから**なんとか現場を止めずに乗り切った“応急処置の記録”**を残します。
1. 悲劇は突然に:消えた「止め輪」
違和感は一瞬でした。
「あれ、吸い口が軽い…?」
裏返して確認すると、軸を固定しているはずのシーリング(止め輪)が消えている。

その場の空気が変わります。
・全員で床を探す
・排水溝まで確認
・時間だけが過ぎる
当然、見つかりません。
その時、頭に浮かぶのは一つだけ。
「明日の仕事、どうする?」
2. コーナンPROでの格闘:7ミリが“ない”
残ったパーツを握りしめて店舗へ。
ノギスで測ると——7ミリ。
嫌な予感は当たります。
・6ミリ → 小さい
・8ミリ → 大きい
「7ミリだけ、ない。」
ここで選択は2つ。
- メーカー取り寄せ(=今日は終了)
- 無理やり現場で作る
迷わず後者。
6ミリと8ミリ、両方買って戻ります。
3. 執念の応急処置
まず6ミリ。
「いけるか?」と思った次の瞬間、
回しただけで外れる。終了。
次に8ミリ。
正直、見た瞬間に分かります。
「これはガバガバやな…」
でも、ここで終わらせない。
プライヤーで——
ぎゅっと加締める。
ほんのわずかに、形を変える。
結果。
「…留まった。」
この一瞬、現場の空気が変わります。
4. 慎重に動かすという技術
復旧しても油断はしません。
・無理に押さない
・角度を優しく入れる
・回転を感じながら使う
すると——
普通に使える。
完璧じゃない。
でも、仕事は止まらない。
これが現場では“正解”になることがあります。
まとめ:プロは「正解」より「成立」を選ぶ
本来は純正部品が正解です。
それは間違いありません。
でも現場では、
「今日をどう乗り切るか」
この判断がすべてです。
- 7ミリがない
- なら8ミリを加工する
- それで成立させる
この泥臭さが、現場をつなぎます。
最後に
今回の方法はあくまで応急処置です。
後日、必ず正規部品で修理してください。
ただ——
「もう無理だ」と思った場面でも、
一手残っていることはあります。
この記録が、誰かの現場での“最後の一手”になれば嬉しいです。
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