HITACHIの天井ルームエアコン(RAP-CPN)の洗浄は簡単

時々、マンションの空室のハウスクリーニングの現場でルームエアコンが天井についているタイプがありますね。

ルームエアコンでも、壁掛けタイプなら普通に本体カバーを外して洗浄できる方でも、天井についているタイプはちょっと無理、と思われている方も少なくないかと思います。

ハウスクリーニング30年歴の自分でも、2年前までそう思ってやったことなかったので…

でも、天井エアコンの洗浄でも回数を重ねるうちに、だんだんストレスではなくなってきました。

それで、同じような境遇の方に少しでもお役に立てばと思って、作業の様子と注意点を記事にしました。

 

今回は、HITACHI製の(RAP-CPN)という機種です。ネットで調べてみると、この機種は今は在庫がないようですね。

では早速。こんな機種です。

壁掛けエアコンのように、最初にルーバーを外しました。

うっ、ルーバーが固くて外れない… 実はコツがあります。エアコン洗浄編

ここで、早速失敗。

天井エアコンはルーバーをあえて外す必要はないんですよね。

本体カバーを外すと、一体化でそのまま外れるので…

ルーバーを外してしまったために、取り付けに苦労して30分くらいかかりました。

慣れた人なら一瞬の作業なのに… ちょっとコツがつかめたので勉強にはなりました。

 

では本体カバーを外します。

この機種はフィルターを外さなくてもそのまま外れます。

近づいて見ると、本体カバーはネジが6箇所でくっついているのがわかります。

写真なしですみません…

ネジ4つは完全に外しますが、2つのネジは引っかかっているだけなので緩めるだけでOKです。見ればどのネジが緩めるだけかは分かるでしょう…

 

※ここで注意:

本体カバーのネジを外す前に、銀色の配電箱のカバーがネジ一つでついています。そのネジを外して配電を見て、白と赤と青の3つのコネクタを抜かなければなりません。その3本が本体カバーと繋がっているからです。

コネクタを抜く時に、電線をちぎったりコネクタのメスまで抜かないように慎重になさってください。そのコツは下記の記事参照

コネクタ(オス)を抜く時、配線基盤の(メス)まで抜かないようにするコツ

 

そうすると、本体カバーがエアコンから繋がっている線はなくなったので、簡単に外れました。

この時に注意を一言。本体にコネクタの線が3つあります。誰が洗ってもコネクタから水が入らないように、コネクタの先に養生テープを貼り付けることをおすすめします。

 

次にドレンを外します。

ネジ4つでくっついているだけです。意外と簡単に取れました。

洗浄するために外した物を並べるとこんな感じです。実は綺麗にした後の撮影。

たった3つだけでした。因みに左にある黒いのがフィルターで、右にある黒いのがドレンです。

この状態でエアコンを下から見上げると、ファンと熱交換機が見えます。

これも洗浄後の写真ですが、ここを洗剤を噴霧し、水道のホースか高圧洗浄機の水ですすぐわけです。

その前に、電気系統に水がかからないように養生しなければなりません。

こんなふうに、適当に養生しました。この機種はこれで大丈夫です。洗浄後エラーは出なかったので。

そして、こんなふうに汚水受けを装着します。

装着も簡単でした。これで、ようやく洗浄が始められます。

洗剤を噴霧しますが、霧が出るスプレーがおすすめです。理由はまんべんなく洗剤を噴霧できるから。

ファンは回転させつつ、洗剤が全体に行き渡るようにしてから5分放置。

その後、下から水をぶっかけます。

おお!そうするとこんなにカビが取れるではないか!

実は、この部屋3年前にも洗浄しているんです。作業者は私ではありませんが。

パッと見た感じ、それほど汚れていないかなと思えましたし、3年しか経っていないのも知っていたのですが、洗ってみるとこんなに汚れているとは!

作業のやりがいがありましたね。これは。

後はブロアーで水気を吹き飛ばして、30分ほど試運転させ、ドレンとカバーを元通り装着して終了です。

このように、この機種は分解がシンプルだったので洗浄しやすかったです。

 

そして、教訓的なことも感じました。

それは、一見綺麗に見える物でも、洗ってみるとものすごく汚れている…

時間が経てば、気がつかないうちに内部は思った以上に汚れているものなんですね。

人に例えると、外見は普通に見えても、体の内部や血液、心の中などが気がつかないうちに汚れているかもしれないと…

人間も定期的にメンテナンスが必要ですね。

そのために無料の定期検診があるわけですが、面倒くさくて今までサボっていた…

気がつかないうちに50代半ばの年齢になっているので、今回は検診に行こう、という気になりました。

当たり前のこと、言っているようですみません…

 

ということで、HITACHIの天井ルームエアコンRAP-CPNの洗浄の難易度は低いと思いました。

壁掛けエアコンの洗浄をしている人なら、チャレンジすればできると思います。

そうしていくうちに、天井エアコンの洗浄も普通にできるようになればスキルアップになり、自信が持てますね。

では、今回はこの辺で。

関連記事→天カセエアコンのネジ外しの電動ドライバー→安物はおすすめしない(体験記)

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