はじめに
エアコンクリーニングで、外したルーバーを取り付けようとすると右の軸の向きが入らなくなってしまったということないですか?
仕事の最後の時に!
焦りますね。
仕事経験からそうなってしまう原因と解決の2つの方法をお伝えしたいと思います。
スポンサーリンク
右軸がズレる原因はルーバーをつける前にファンを試運転するから
ルーバーの右軸にはめようとすると本体側の穴の形が逆に向いていて入らない…
こうなると焦りますね。
無理にはめようとすると破損します。
なので、無理やりはめるのではなく本体の軸を元通りにしなければなりません。
その方法は後ほどお話ししますが、そもそもなぜ外した時の状態から軸がずれてしまうのでしょうか…
それは、ルーバーをはめる前にファンを乾燥させるために試運転するからです。
なので、試運転をするのであればルーバーをはめてから!を徹底すれば軸がずれることなく、スッとはめることが出来ます。
私は破損が怖いので、急ぐあまりルーバーをはめる前にファンの試運転をするということは絶対避けています。
ルーバーをはめる前にファンを試運転させても問題ないとする作業者の説明
ルーバーや本体カバーをはめる前にファンを試運転させたい気持ちは分かります。
大量の水をファンにかけているので、モーターが動くかどうか確認後、本体カバーやルーバーを取り付けたいからです。
万一、モーターが動かない場合にはせっかく取り付けた本体カバーをまた外さなければならないのが面倒…
それに、ルーバーをつけてから試運転させると濡れたファンを回すことになり、せっかく洗ったルーバーがまた汚れてしまう…
少しでも早くファンを試運転させて作業時間の時短にする。
そういう理由で、ルーバーをつける前に試運転させるのでしょうけど…私はそれはしないことにしました。
スポンサーリンク
個人的にルーバーをつける前にファンの試運転をしない理由
万一、作業後にエラーが出るかも、という心配に関しては、右のモーター側に水をかける時に注意すれば大丈夫です。
右端を洗う時には、ノズルを左から右に向けるのを絶対に避けて、下から上の方向に優しめに水をかけるようにする、これで今までエラーが出たことはありません。仕事前に正常にエアコンが動作していたのであればですが。
後で、ルーバーが汚れてしまうということについては、汚れたらさっと拭いたらいいのでは?
私は試運転して大方乾燥した後本体を含めて仕上げ拭きするので、ルーバーを拭くことも別に面倒とは思わないです。
それよりも、作業後に試運転のために軸がずれてルーバーがつかないという事象の方がよっぽどリスキーだと感じます。
でも、右軸がずれたとしても取り付けは可能です。
その方法を2つ紹介します。
右軸がずれてルーバーがはまらない時の2つの対処方法
一つ目。
下の写真は三菱製の霧ヶ峰という機種の右軸です。
比較的長いですよね。
なので、指で力を入れて奥側に回せばルーバーがはまる位置に直すことが可能です。
指では固ければペンチなどの工具で軽く回すのもありかも…
きつくやりすぎると、モーターの軸が破損するのでリスクがありますが…
これが怖いから、私はこの段階ではまだファンの試運転はしないのであります。
そして、私の家の日立製のエアコンのルーバーを取って右軸を見るとこんな感じ。
これは本体の軸が短すぎて指では回りません。
ペンチなどでも入りにくいですね。
なので裏技紹介。
リモコンで風向を動かして右軸を動作させ、動いている途中でルーバーがうまくはまる位置にきた時にスパッと一瞬で差し込んではめる。
同僚はこのようにしていました。見事!
と言いたいところですが、この手法は失敗するとモーターを破損させるかもしれないので、おすすめしかねます…
これを書いていて今思ったのですが、、
スポンサーリンク
試運転を一旦止めて右軸だけルーバーを差し込み、外した位置までドライバーのように回転させる
要するに、本体の軸がずれたためにルーバーが入らないのであれば、外した時の位置に戻せばいいということになります。
だったら、試運転を止めるとルーバーがファンを隠している位置に軸がくるはず。
その位置で外したのではないから、ルーバーの右だけ軸に差し込んで90°くらい時計周りに回すと、ルーバーを外した位置にうまく戻るのでは…
つまり、ルーバーの右の穴で本体の軸をドライバーのように回すというイメージですね。
この方法は試したことがありませんが、もしかしたらうまくいくかも…
そうであれば、ファンの洗浄後すぐに試運転させても問題なくルーバーをスポッとすぐにはめることができます。
では今回はこの辺りで締めに入ります。
終わりに
こういう理由で、個人的にはエアコン洗浄後本体カバーやルーバーを取りつけてから試運転させています。
時短より破損させないことや安全が優先なので。
エアコン洗浄は外した部品を元通りにはめることに気を使うところですね。
年数が経っていて、部品が劣化しているとパキッといってしまうことがあるからです。
それで、エアコン洗浄の前にパーツの状態を見て、本体やルーバーを外したくないと思ったら下記の記事の方法で洗浄することができます。
それほど汚れていなければ、綺麗にするのに本体カバーを外す必要はないと判断できる場合に有効だと思います。
ハウスクリーニングと抱き合わせなど、時間がない時もいいかもしれませんね。
もちろん、カバーを外した方が綺麗に洗浄できますが、参考になれば幸いです。
では。
コメント