🌀 洗濯機排水口の「あのL字型の部品(エルボ)」。
外しても中を見たらカビで真っ黒、外側までヌメヌメ……。
市販のカビキラーをスプレーしても、なぜかパッと綺麗にならない、ハウスクリーニングのプロでも長年悩みの種だった厄介な場所です。
実は、そのカビが落ちないのは「洗剤の浸透を邪魔する層」があるから。
そこで今回は、プロとして数多くの現場を経験した私が辿り着いた「最強の裏ワザ」を公開します。
使うのは、なんと【100均の焦げ取りスポンジ】とカビキラーの2つだけ。
この2段構えで、今まで落ちなかった真っ黒なカビも一発で撃退できます。
諦めていた方も、ぜひこのプロの時短テクニックを試してみてください。
1. 準備編:カビを撃退する最強コンビを用意する
まず、安全かつ効率的に作業を進めるために、必要な道具を揃えましょう。
特別なものは不要です。全てホームセンターや100円ショップで手に入ります。
✅ 用意するものリスト
2. 実践編:プロの裏ワザ!「2段構え」洗浄手順
カビキラーを噴霧する前に、たった一手間、焦げ取りスポンジで物理アタックを行うのがプロの極意です。
(1) ステップ1:物理アタックでカビの「フタ」を剥がす
エルボの内側・外側を問わず、まずカビキラーをかける前に焦げ取りスポンジで軽く擦ります。

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外側: スポンジでザッと表面のヌメリや黒いカビを擦り落とします。
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内側: 最も厄介な部分です。焦げ取りスポンジを内側にグイグイと突っ込み、回転させながら擦りを入れます。この時、奥まで届くように押し込むのがコツです。

💡 なぜこの一手間が必要なのか?(プロの種明かし)
洗濯機の排水口のカビは、石鹸カスや皮脂汚れが固まった「スカム(汚泥の層)」に覆われています。この硬い層が、カビキラーの有効成分がカビの根元まで到達するのを妨げる「フタ」になってしまうのです。
焦げ取りスポンジの研磨力でこのフタを物理的に削ぎ落とすことで、次のステップで使う洗剤がカビの根元にダイレクトに到達できるようになります。
これが「カビキラー単体では落ちない」カビを一掃する最大の秘訣です。
(2) ステップ2:化学アタックでカビの根元を漂白・分解する
フタを剥がしたら、すかさずカビキラーの出番です。
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エルボ全体(内側・外側)に、カビが覆われるほどたっぷりとカビキラーを噴霧します。
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そのまま5分~10分放置し、洗剤にしっかり働いてもらいます。
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時間が経ったら、バケツなどで水を流してしっかりと洗い流します。
外側の軽度なカビであれば、この1セットでほぼ落ちるはずです。
(3) ステップ3:内側の「しつこいカビ」を完璧にする極意
特に奥深く、真っ黒にこびりついた内側のカビが残っている場合は、この手順でトドメを刺します。
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一度洗い流した後、内側を再度チェックし、黒い塊が残っている部分を焦げ取りスポンジで集中的に擦ります。
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残った部分にカビキラーを二度目の噴霧をし、さらに5分ほど放置します。
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最後に、しっかりと水で洗い流して完了です。
スポンジで擦ることでカビキラーの浸透力が格段に上がっているため、二度目のアタックでほぼ完璧にカビは分解されます。
取り付ければ見えなくなる部分であれば、これで十分なクオリティです。
3. まとめ:プロがこの方法に辿り着いた理由
今まで、高価なカビ取りジェルや歯ブラシなどで苦労しても綺麗にならなかったのは、道具選びとアプローチが違っていたからです。
この100均の焦げ取りスポンジが最強である理由は、「適度な硬さ」と「柔軟性」を兼ね備えている点にあります。
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適度な硬さ(研磨力): カビのフタである固着した汚泥層をしっかりと削ぎ落とせる。
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柔軟性: エルボのL字型のカーブや内側の形状に合わせて曲がり、隅々まで力を加えやすい。
無駄な時間と労力を費やしていた作業が、この「焦げ取りスポンジ→カビキラー」の2段構えを知るだけで、劇的な時短と効果をもたらします。
ぜひ、あなたのカビ取りルーティンに取り入れてみてください。
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