ノーマルエアコンの洗浄で本体分解の際にルーバーを外さなければお話しになりませんよね。
ルーバーが一枚の機種は外すのにそれほど苦労はしないのですが、ご丁寧に二枚ついている機種は初心者には結構難しいと思います。
例えば、下の写真の三菱重工の2016年製の機種。
このような機種のルーバーは、上も下も真ん中の爪が二つ引っ掛けてくっついています。
拡大するとこんな感じです。
一枚のルーバーなら、この爪も一つだけだから割と外すのも簡単ですが、二枚のルーバーなら二つあるから、必然的に難易度が上がるんですよね。
ルーバーはある程度たわむようにできているから、上手にたわませてポチッと穴にはめ込む、これがコツなわけですが、この機種はルーバーそのものがなかなか固い。
だから、作業者を悩ましてくれます。
話はそれますが、どうしても本体カバーやルーバーの取り外しに自信がなければ、外さなくても、それなりに綺麗に洗浄できます。
でも、この記事では、
固いルーバーでも外し方のコツがあるわけで、それを知っているか、知っていないかで大きな違いが出てきますよ〜
というお話しです。
YouTubeでルーバーの外し方はわかりやすく解説されているのですが、初心者がどういう失敗をしてしまうのか、その辺りの情報がなかなかないんですよね。
なので、少しでも作業のお役に立てば嬉しく思います。
作業初心者の場合、ルーバーをたわませる力加減が非常に難しいと感じるのではないでしょうか?
一歩間違えれば、パキッとルーバーが割れてしまうので。
ある程度慣れてくると、上のルーバーの方が下のルーバーよりも取り外しが固く感じます。
なぜか?
本体からそれぞれのルーバーに軸受けが上からついています。
下のルーバーの軸受けは意外と長いので、数ミリ左右に揺れてくれるんです。
だから、取り外しが柔らかく比較的楽。
しかし、上のルーバーの軸受けは短いので、ほとんど左右に動いてくれません。
だから、取り外しが、うわっ固い、と感じるんです。
これってなんとかならないものか…
というか、本来ルーバーの取り外しは軸受けを左右に揺らすものなのか…
そう思ったので、検索してみました。
すると、Yahoo知恵袋でも同じように困っている人が質問している…
これだ、これだ、と思って回答を見ていると、なるほど!と思いました。
一番わかりやすいと思った回答はこうです。
- このルーバー写真の引っ掛かりの右側のルーバー部分を上に持ち上げ、引っ掛かりの左側のルーバー部分を逆に下側に押し下げて、 ルーバーを上下に波打たせるように湾曲させれば、後は少しの力で外れる
- そんな感じで2か所外す
- その後、ルーバー左端の部分を引き抜き 最後に右端はモーターのギヤがあるから、少しルーバーを回転させて引き抜ける位置を探して引き抜く
つまり、軸受けを左右に揺らして入れるというより、ルーバーの方を上下に波打たせるように湾曲させて、スポッと入れる(外す)
こういうことなんですね。
湾曲させすぎれば、ペキっ!
湾曲させるのをビビりすぎていたらいつまで経っても外れない…
その力加減が勝負です。
そこがポイントなら、軸受けの長さは関係ないことになります。
初心者は、軸受けを揺らして入れようとするから固く感じるんですね。
よくわかりました!
では、まとめです。
うっ、ルーバーが固くて外れない(つけれない)
こうなるのは、軸受けを揺らしてつけよう(外そう)とするから。
では、どうすればいいの?
ルーバーの引っ掛かりの左右を上下に波打つように湾曲させて自然に外す(入れる)
ただし、力加減が慣れるまでは難しい。
このように、エアコン洗浄の作業をするのであれば、本体分解のストレスを減らしたいですね。
これからも、それに関連した体験情報をアップしていきたいと思います。よかったら是非、ご覧ください。では。
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