天井ダクト型エアコンの黒いカビ汚れ→洗剤を使わず水拭きがベスト?

あるホテルの支配人から、各部屋の天井埋め込みダクト型エアコンの給気の黒いカビがなんとかならないか相談を受けました。おおよそ30室くらいです。

私はハウスクリーニング作業者です。

先方が気になっているのはこのような汚れです。

これはまだましなのですが、他の部屋はもっとカビで真っ黒でした。たまたま担当者からこの部屋で言われたのでここを撮影。

これそのものは30年経過していて、近々改装してエアコンを別途設置するので、もう不要とのこと。

全て取り外すと費用が高いし、上から塞ぐのも工事費がかかるし、掃除で済むのならそれが一番安上がりということで、綺麗にしてほしいとの依頼を受けた次第です。

 

実は、この手の汚れを綺麗にすることは難しくありません。水拭きだけでもある程度綺麗になるので。

カビキラーなどの強い洗剤で拭くと、天井のボード(ここはボードではないが、大抵はボード)を汚してしまったり、壁のクロスに汚れをつけてしまうので、この場合は洗剤噴霧はNGです。

では、どうするか…

雑巾にマジックリン程度の洗剤をつけて、格子状になっている網目の中に一回一回マイナスドライバーを汚れに当てて吸い取るようにしていきました。

言い忘れていましたが、最初に掃除機を当ててざっくり埃を落としてからのお話です。写真では見えていませんが、ベッドがあるので透明のシートを被せて養生をしました。

そうすると、ほぼ汚れや水滴を周りにつけずに、しかも床には落とさずに作業できた…地味ですが、急がば回れで、これが綺麗にするベストな方法かなと思います。

仕上がりはこんな感じです。作業時間は20分くらい。

担当者の方もこれを見て、わざわざ工事をしなくても掃除でなんとかするか、という方向性で検討してくれているようです。

 

実は、タイトルにあえて水拭きというキーワードを入れましたが、この塗装は洗剤で繰り返し拭いていくと塗装が剥げてきて余計に汚らしく見えるからです。水拭きだと塗装が剥げるリスクは低い。もちろんゼロとは言えませんが。

ですが、頻繁に拭くわけではないので、マジックリン程度の洗剤で拭く方が水拭きよりは早く綺麗になるので、コスパがいいかなと感じました。

自分がせっかちだともうちょっと早くなんとかならないか…と考えてしまいますが、天井や壁を汚したり傷つけたりして後でややこしくなるよりは、多少時間がかかっても、地味に綺麗にしていく方が、長い目で見れば得策だと思います。

今回の作業で、あらためて以下のことに気がつきました。

それは、冬場の部屋の空気は、窓を開け閉めする頻度が少ないためによどんできます。部屋の空気が新鮮かどうかは健康面で大切ですね。自分の部屋も意識的に換気しようと強く思いました。自分の健康のためにです。

ということで、今回はここまでです。最後にエアコンに関連した記事をご紹介して終えたいと思います。

【エアコンクリーニング】送風口のカビがひどい時はカビキラーを噴霧?

では。

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