はじめに
今はどのトイレにもウオシュレットを簡単に取り付けることが出来ます。
なので、これから購入しようと検討中の方もおられることでしょう。
一見、
どのメーカーでも大して変わらないのでは?
と思われるかもしれませんが、
ハウスクリーニングの作業に携わっていると、機種によって掃除のしやすさが全然違うのを感じます。
できれば掃除しやすさ機種を選びたいですよね。
では、清掃作業者目線でどれが掃除しやすい機種なのかお伝えしたいと思います。
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ポイント1:便座裏のゴムパッキンの形状
便座裏のゴムパッキンの形状で汚れが目立つものと目立たないものがあります。
その違いは?
縦長か横長かで見た目が大きく変わります。
おすすめは横長です。
このトイレはウオシュレットではありませんが、15年経っている割にはほとんど汚れが目立ちません。
便座裏のゴムパッキンの形状に関して言えば、今まで見たものの中ではこのタイプが一番おすすめです。
ちなみにLINAX製。
ところが、LINAX製でもウオシュレット付きではこの形状は見たことがないですね…
ウオシュレット付きではこのような形状です。
先程の機種より若干大きいですよね。
大きい分、変色や汚れが目立ってしまうわけです。
後で説明しますが、この部分は外して洗えます。
ですが、変色してしまうと落ちないので、そもそも目立たない形状がおすすめ。
では、他の機種は?
例えば、TOSHIBA製は縦長ですが、
拡大すると汚れが目立ってしまうのですよね。
汚れというか、右側が黄色く変色してしまっているのがわかります。
これは漂白してもどうにもならない…
ゴムパッキンは手では取れないと思います。
ですが、スクレーパーを差し込んでグイグイと向いていくと外れます。
結構固いですが、今のところどの機種でも外れました。
写真のように、外したゴムパッキンを一定時間漂白剤につけてみましたが、完全には取れませんでした。
というわけで、どうせならゴムパッキンは縦長ではなく横長が汚れが目立ちにくいのですよねおすすめというわけです。
掃除のしやすさではもう一つ見ておきたい視点があります。
それは、ノズルの穴が小さい方が掃除しやすいということです。
ポイント2:ノズルの穴が小さいのがおすすめ
一見ノズルの穴は大きい方がブラシが入りやすくて掃除しやすいと思えますが、実際には逆…
理由はノズルの穴が大きいと、男性の尿が入りやすくなり、それが奥の方まで固まってしまって掃除に結構苦労するわけです。
ここで、参考までにそのようなウオシュレットの掃除の方法を過去の書きましたのでよかったらご覧ください。
この視点では、今まで見た中では先程のTOSHIBA製の機種がおすすめです。
ノズルの穴が小さいので汚れにくいですし、汚れていても先程の洗浄方法で気にならないくらいにきれいになります。(分解洗浄は破損のリスクがあるためおすすめしない)
加えて、ノズル洗浄のボタンがあるので、それを押すとノズルが出てくるので汚れを拭き取ることができるのがいいですね。
Panasonic製のウオシュレットもノズル洗浄ボタンがわかりやすいです。
しかも、便座のゴムパッキンが横長で、ノズルがTOSHIBAには負けますがそこそこ小さいのでおすすめかも。
写真では写せなかったのですが、LINAX製はノズル洗浄ボタンがわかりづらく、ノズルの入り口が掃除しにくいので、作業者目線ではおすすめしかねるところであります。
全てのウオシュレットを見たわけではありませんが、ゴムパッキンの形状、ノズル洗浄のやりやすさの二つの面でPanasonic製のこのウオシュレットがいいのかなあと思いました。
この記事の内容は、あくまでも掃除目線の見解で、購入費用や他の面は考慮されていないことを念頭においていただければ幸いです。
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終わりに
ウオシュレットはトイレなので綺麗さを維持したいですよね。
プロの作業者目線では、掃除のしやすさの観点により下記の二つを見て選ぶのをおすすめしたいと思います。
- 便座裏のゴムパッキンの形状
- ノズル洗浄のわかりやすさと開口が小さいこと
参考になれば幸いです。
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