洗面台のオーバーフローの穴の掃除を100均の料理はけでやってみた

ハウスクリーニングの作業でよく忘れることがあるのが、洗面台のオーバーフローの穴の中です。

パッと目につく洗面台ボウルや正面の鏡、歯磨きセットを置く場所がピカピカになれば、綺麗になった〜、と満足感があるので、見えにくいその穴の中はよく見落とすことがあります。ですが、注意してみると目についてしまう箇所。

なので、絶対に手入れが必要なわけですが、奥の方までは洗いにくい… では、どうするか? 結論から言えば、塩素系漂白剤をたっぷり噴霧して5分放置し、その後、100均の料理はけで穴の中を擦ってみました。

今回はそんなお話です。

写真に撮るとこんな感じ。

この穴の黒いカビ汚れは、見えてしまいますね。でも奥までは擦りにくい…

手前に見えているのが、100均で買った料理はけです。本来料理をするための物なのに、こんな汚いところの掃除に使うなんて…

ですが、YouTubeで見て真似しているのですが、隅っこなどの細かいところに届くという特性を活かして試してみました。

毛が、薄くて、長くて、柔らかいというのが料理はけの特性です。

 

まずは、この中の掃除は塩素系漂白剤をたっぷり噴霧してしばらく放置する、ここまではどの業者でもこのような洗い方になると思います。

その後、水ですすぐだけ?

いやいや、もうちょっと手を入れてみよう… そこで料理はけの出番。

穴に毛を突っ込んで、上右左下と届くところまで入れてみました。

でも、中は見えていないので、効果があるかどうかはわかりません…

しかしその後、水でたっぷりすすいだので、穴の中もぱっと見は綺麗になりました!

黒いカビは漂白剤で消えてくれるのですが、固着したカリカリのカルキ汚れは、マイナスドライバーなどのある程度固い物でツンツンと削らないと料理はけのような柔らかい毛では落ちないでしょうね… なので、料理はけがあれば十分!とまでは感じることができませんでした。

まあ、当然ですね。

ですが参考までに、料理はけは窓ガラスのサッシ部分の細かい溝やレールの隅っこや角にうまく届いてくれるので、こういう部分に重宝しています。なかなかバカにできない強者…

 

ところで、この機会にハウスクリーニング作業者として、洗面台になぜこんな穴があるのか考えてみました。

物を綺麗にするという視点だけでなく、なぜそういう物があるのか理解していると、そこも綺麗にしなければ!というモチベーションにつながるからです。

というのも、こんなのあってもなくてもどうでもいい、という思いが作業の手抜きや手落ちとなることが、30年も作業していて気付かされたからです。嫌な話ですが、クレームという細かな指摘があったことから…

ハウスクリーニングの細かいクレーム(キッチンの扉、小物入れ、取手)に対応して学んだこと

ハウスクリーニング クレームレポート(比較的小さいこと)

 

それはそれとして、なぜ洗面台にこのような穴があるのか?

「オーバーフロー」という名称通り、洗面台の水が溢れないための構造ですね。ということは、穴の中で何かが詰まっているとオーバーフローの原因になるので、つまりは取らないといけないです。

もし放置しておくと、最悪の場合、水が溢れて下の部屋まで水漏れになってしまうので大変なことになってしまいます。

構造的には、水がオーバーフローの位置を超えそうになると、穴に水がに流れ込み、排水管につながる管を通り、U字管の手前で洗面ボウルの太い排水管に流れ込むみたいです。

排水管のU字管内で水が蓋の役割をしてくれているので、虫が出てきたりしにくいのと下水のニオイが上がってこないようになっています。それで、オーバーフローの穴からも虫が湧いたりしないわけですね。あらためて勉強になりました。

こういう出来事を通して、ある程度の人生経験を経たとしても、基本的なことを知らなかったり、軽視したりする自分に気付きました。反省…

ということで、そんな仕事体験日記の投稿になりましたが、参考になれば幸いです。

では。

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