はじめに
定期清掃の現場で今時では珍しい階段柵の清掃の話です。
下の写真のような居酒屋ビル。
近づいて下から見上げるとこんな感じです。
中に入ると、このような柵になっています。
この格子を1本1本拭いていくのが仕事です。
格子の数を数えると数え切れません。
滅多にこんな現場ないですね。
エンタメ程度にご覧ください。
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一本一本の格子どのように拭き上げるのが一番効率的か
写真ではわかりにくいかもしれませんが、清掃前の格子の状態はこんな感じ。
半年間隔で拭いているのでそれほど黒くなっていませんが、車や電車が右往左往に通る位置なのですごい排ガスの汚れ。
濡れた雑巾で一拭きするだけで見事に真っ黒になります。
濡れた雑巾で拭くだけでは乾いた時に筋が残るので乾拭きしなければなりません。
まあ、面倒ですね。
さて、清掃後はこのような状態になります。
上の面が光っているのが分かるでしょうか?
排ガス汚れを除去して、雑巾の拭き跡も残っていない状況です。
では、どのように拭けば効率的か?
色々試した結果、メラミンスポンジを大きくカットしたもので、スーッとひとなでするのが一番楽かなあ、と思います。
メラミンスポンジを15㎝角にカットしたものを水で濡らしてスーッと。
写真にはメラミンスポンジにその汚れが真っ黒についている状態です。
このまま乾燥させれば、雑巾で拭いたような筋が残らずピカッと光ってくれることに気がつきました。
ちなみに、メラミンスポンジはハウスクリーニングの神アイテムと言われています。
ということで、このような清掃を半年に一度行っているわけですが、もっと厄介なのが、客が吐いた垂れ跡が放置されてガチガチに黒くなっている汚れです。
写真に撮れなかったので分かりにくいかもしれませんが。
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人の口から出たガチガチについた垂れ跡の除去の方法
格子の側面に人の口から出た汚れがガチガチになってこびりついている…
このような清掃は汚くて嫌なわけですが…
今までは、油用の洗剤を噴霧してステンレスたわしで擦っていました。
結構ガリガリ擦るのですが、それでもこびりついた汚れ成分が取れきれません。
どのような垂れ跡なのか、半年後にビフォーアフターを撮影したいと思います。
ところが、100均の素晴らしい道具を発見!
厚手スクレーパーという商品で、先がクイっと曲がっているのでひっかくことができるスクレーパーです。
これで回転角度に合わせてひっかくように擦ると全部取れてくれました。
写真でビフォーアフターをお見せしたかった…
ハウスクリーニングには一本備えておくと便利かなと思います。
ひっかくタイプのスクレーパー→ハウスクリーニング作業の必需品
このようなカーブ上の汚れを擦りやすいです!
100均にもいい商品がありますね〜
外壁も隣の中華屋さんの油でベタベタ
1階には白いタイルの外壁があります。
通常、雨風や排ガスの汚れなので比較的楽に取れるはずですが…
中華屋さんが隣にあるためその空気が漂うのか油でベタベタです。
下の写真がその清掃の途中ですが、外壁にしてはなかなか分厚い油でした。
まあ、このような汚れは清掃業者ならお手のものでしょう。
仕上がり写真を撮るのを忘れましたが、また半年後撮影します。
では、今回はこういう変わったビルの清掃もあるという半分エンタメのお話でした。
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終わりに
半年間隔で定期清掃に入る、カーブ状のステンレス柵の拭き掃除。
何もしなくても、年月が経過すれば勝手に汚れていきます。
主に雨風と排ガス汚れ。
拭き掃除で汚れは取れるのですが、雑巾は真っ黒になります。
ホースの水でジャバジャバするわけにはいきませんし、何で綺麗にしたらいいのか頭を使うところですが、メラミンスポンジと100均の厚手スクレーパーが今のところこの現場の神アイテムです。
排ガス汚れはメラミンスポンジでできるだけ吸い取り、カーブのステンレスに垂れた汚物状のガチガチ汚れは厚手スクレーパーでとにかくひっかく、というやり方がベストだと思います。
今後、このような現場をもっと楽に効率よくできる方法が見いだせたなら、またお伝えしたいと思います。
では。
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